サスペンダーズ古川

今日はどのネタ見よう? 23人目 [バックナンバー]

サスペンダーズ古川のおすすめネタ動画

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芸人オススメのネタ動画を紹介する企画「今日はどのネタ見よう?」。なぜそのネタが好きなのか、どんな影響を受けたのか、芸人たちが厳選した3本のネタ動画に彼らのレビューを添えて掲載していく。23人目はサスペンダーズ古川がセレクトしてくれた。

かもめんたる「コンタクトレンズ」

学生のときに近所のTSUTAYAで借りたかもめんたるさんのDVDにこのネタが入っていました。面白すぎました。設定や展開、お二人の演技ももちろん素晴らしいですが、特に魅了されたのは言葉です。エグい奴というワクワクする土壌の上でパワーワードが咲き乱れ、言葉の力でノックアウトされる感覚を覚えました。自分たちの作るコントでも言葉は強く意識する要素となっていて、完全にかもめんたるさんの影響を受けています。お仕事をご一緒させていただいた際に、う大さんから「古川は人体模型のこっち側(皮膚がある側)に似てるね」と言われ、まったくうれしくはなかったですが、改めてその表現力に震えました。

永田敬介「漫談」

永田くんは大学の友達で同じお笑いサークルに入っていました。彼の組んでいたコンビ・スパナペンチは学生の大会で優勝し、スカウトされてプロになり、2年目で「THE MANZAI」の認定漫才師になりました。遠くに行ってしまうんだろうなと思いました。しかしスパナペンチの活動は長くは続かず、解散してしまいました。すぐに日の目を見るはずだった才能が、日の目を見ないままに年月を重ね、どろどろに発酵して、どす黒い光を放ち始めました。今、また永田くんがものすごいスピードで、あのときにスパナペンチが向かっていたのとはもしかしたら別の場所に、どこか遠くに行ってしまう気がしています。

銀兵衛「コンパス」

もともとは事務所の後輩で、もう解散してしまった漫才師です。去年の秋にM-1の3回戦の動画をいろいろと見ているときにこの漫才を見ました。そのときの衝撃を言葉にするのは難しいです。こんな漫才を、ましてやM-1の予選で、見たことがありませんでした。M-1の予選動画にはとても思えませんでした。異様な空気が画面越しにも伝わりました。終わったあと、悲鳴のようなものがあがっていた気がします。その気持ちはわかります。悲鳴をあげたくなるくらい見たことがない漫才でした。銀兵衛はいなくなってしまいましたが、ピンになった小松は見たことのない漫談をしています。

古川彰悟(フルカワショウゴ)

1990年4月26日生まれ、神奈川県出身。2013年に依藤たかゆきとサスペンダーズを結成。2017年3月に初単独ライブ「ふとどき」を東京・シアターブラッツで開催する。2018年には映画「なれない二人」に出演した。2021年2月に「ゴッドタン」(テレビ東京)の企画「お笑いを存分に語れるBAR」で東京03飯塚が注目の若手芸人として名前を挙げたことで話題に。2022年3月には冠ラジオ番組「サスペンダーズのモープッシュ!!」がSBSラジオでスタートした。

お知らせ

YouTubeの「マセキ芸能社公式チャンネル」にネタ動画が上がっています。自分たちでも「サスペンダーズの稼げ年収1000万チャンネル」というYouTubeチャンネルをやっていて、企画動画やネタ動画、生配信を上げています。

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読者の反応

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寺田寛明 @teradann

僕前回、永田の同じ動画を選んで文章書いて送ったのをなんとなく誰か選びそうだなと思って変更して送り直してたんですけど、古川とほぼ同じこと書いててびっくりしました https://t.co/oWFuxJhROT

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