切磋琢磨し合える関係

──ボーカルレコーディングはいかがでしたか？

Yuta　一応、専門学校時代にレコーディングの授業はあったんですけど、ちゃんとしたスタジオでのレコーディングは今回が初めてで。

Seina　だから最初はかなり緊張したよね。ただ、自分たちのオリジナル曲を歌えるって考えると、一気に楽しい気持ちになってきて。

Yuta　うん。何度も歌っていく中で緊張もいい具合にほどけていったし、リラックスしながら楽しんで歌えたと思います。現場にはHIROMIさんも来てくださって、わかりやすくディレクションしていただけたのもありがたかったです。

Yuta & Seina

──ボーカル面ではどんなこだわりを注ぎましたか？

Yuta　僕は英語の発音がわりと苦手なので、そこはHIROMIさんにしごいてもらいながら歌ったんですけど、それ以外は楽しくてハッピーな雰囲気が伝わるようにっていうことだけを意識して歌ってましたね。作詞にも参加させていただいたので、表現に関してはそんなに迷わなかったです。Seinaはちょっと迷ったところもあったんだっけ？

Seina　うん。「ごめん今起きちゃった」とか「Yes I love you」のところとかは感情がグッと出る部分だったので、どんなニュアンスで歌うかという部分でちょっと苦戦しましたね。何度も録り直し、試行錯誤しながらがんばりました。

──お互いの歌に関して意見を交換し合うこともあるんですか？

Yuta　仮歌の段階ではけっこうありました。お互いに「ここはもうちょっとこう歌ったほうがいいんじゃない？」みたいな。

Seina　自分では気付けないところを指摘してくれるから、すごく参考になるんですよね。

Yuta　そうそう。相手から言われたことは全部納得できる意見なんですよ。「確かにそうだな」と思えることばかりなので、お互いにちゃんと切磋琢磨し合えてるなと思います。もちろんたくさん褒めたりもするしね（笑）。

Seina　うん。褒めることも忘れずに（笑）。

Yuta & Seina

ここからがYuta & Seinaの始まり

──楽曲の世界観をより鮮やかに表現しているミュージックビデオもすごくいい仕上がりですね。

Seina　はい。とっても素敵なMVになりました。

Yuta　MVにもこだわりをたくさん注がせていただきました。まずロケーションに関しては、「日本でアメリカを探してください」という無茶なお願いをして（笑）。

Seina　海外の雰囲気をどうしても出したかったからね（笑）。

Yuta　結果、いい監督さんに巡り合えたことで、あまり日本の空気感を感じさせない仕上がりになったので、すごく満足しています。あと最後のサビでは2人でダンスをしているんですけど、あの振りは自分たちで考えたんですよ。みんなにも真似してもらえるようなダンスを意識して作りました。

Seina　みんなにも一緒に踊ってほしい！ 2人が着ている衣装はすべて私が選んだものなので、そこもこだわりポイントとして注目してもらえたらうれしいですね。

──念願だったデビューを経て、今後はどんな活動をしていきたいですか？

Yuta　今後もYouTuberをやめるわけではないですけど、アーティスト1本でやっていけるくらいの活動をしていきたいという気持ちは強いですね。ライブで全国を回りたいし、ゆくゆくはドームを単独で埋められるアーティストになっていきたいです。とにかくここからがYuta & Seinaの始まり。今、僕らは燃えてます！

Seina　歌ってみたい曲のイメージもたくさんあるので、ここからもっと新しい2人の姿を皆さんにお見せしていきたいですね。私は普段、けっこうおバカな感じなので（笑）、ガッツリ踊るハードな曲をやったりして、いいギャップを見せたい気持ちもあります。

──ちなみにYuta & Seinaからは「New World」のようなハッピーな曲しか生まれない感じなんですかね？

Seina　失恋の曲はないと思いますよ。

Yuta　そうだね。お別れを歌う曲は出てこない思います。ただ、これまでの日々の中には苦労したこととか、いろんな葛藤を感じる瞬間も確実にあったんですよ。そういった部分は皆さんにも共感していただけると思うので、そこも隠さず曲にしていけたらいいなとは思っています。いろんな形、いろんなジャンルの曲を通して、幸せのお裾分けをしていくのもアーティストとしての1つの目標ですね。

Seina　あははは。最後にいいこと言ってる（笑）。

Yuta & Seina