音楽ナタリー PowerPush - 夢みるアドレセンス

「好きっていいなよ。」葉月かなえと恋愛トーク

夢みるアドレセンスのニューシングル「証明ティンエイジャー」がリリースされる。この楽曲で夢アドは10代の女性の揺れ動く心情を歌っており、すでにライブでも数多くの女性ファンから共感を得ている。

ナタリーでは本作の発売を記念して、同じく10代の女性から人気を集めるマンガ「好きっていいなよ。」の原作者・葉月かなえとメンバーの荻野可鈴、志田友美、山田朱莉、小林玲との対談を企画。メンバー全員が大ファンという「好きっていいなよ。」への熱い思いや、アイドルとして、そして10代の女性としての恋愛観について葉月とトークを繰り広げた。

取材・文 / 古川朋久 撮影 / 塚原孝顕

 
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元気と勇気をもらいました

左から荻野可鈴、山田朱莉、志田友美、小林玲。

──夢アドのメンバーは葉月先生の「好きっていいなよ。」の大ファンということで、みんな表情が若干硬いです(笑)。

志田友美 めっちゃ緊張してますから!

葉月かなえ やっぱり皆さん、お若いですね。

山田朱莉 ありがとうございます!

──メンバーの中では小林さんが一番葉月先生の作品が大好きということで。

小林玲

小林玲 それはもう! アニメも録画して何回も見てます。マンガもかなり前から読んでいて、ハマっちゃいました!

葉月 ありがとうございます。うれしいです!

──やっぱり読者の方って10代の女性が多いんでしょうか?

葉月 10代の子も多いんですけど、年齢層は幅広いですね。20代から40代くらいの方もいらっしゃいますし。

──やはり皆さん、キュンとした気持ちになりたくて読まれるんでしょうか?

葉月 そうですね。“キュンキュン”っていう言葉をいただくことが多いです。

荻野可鈴 超わかる!

──小林さんは作品のどんなところに惹かれましたか?

小林 私は主人公の橘めいちゃんの恋人・大和さんが気になって。男性からアプローチする少女マンガって最近珍しいなって思ったのがきっかけですね。そして大和さんのことを好きになってめいちゃんが変わっていくんですけど、彼女の心がどんどん強くなっていくんですよ。それを読んでいて自分も元気をもらったし勇気をもらえました。私も友達作っていけたらいいなって思ったりもしました。

荻野可鈴

荻野 私も男の子のカッコよさが最初に気になって。でもだんだん女の子のかわいさに気付いていくんですよ。めいちゃんは性格が本当にかわいくて、最初は地味な子だったのに大和くんに恋して付き合ってからどんどん変わっていくんです。とにかく超かわいいんですよ!

小林 そうそう! 本当にそこだよね。

荻野 恋しなれてない感が伝わってきてね。こっちが彼女にしたいよ(笑)。

葉月 女の子ってそういうところに惹かれていくんですよね。

カップルにはキュンキュンしちゃいます

──葉月先生がキャラクターを作り出していくときはやはり読み手のことも意識して作っていくのでしょうか?

葉月 自分で描くからには悪いキャラや嫌いなキャラを作りたくないなっていうのはあります。だから最初は嫌な印象でもあとで好きになってもらえるようにしていきますね。自分で生み出したキャラクターだからこそ無駄なキャラクターは作りたくないです。

──読み手が共感できるキャラクターを生み出すのはなかなか難しそうですが。

葉月 そこはいろんな性格の方がいるので、万人に受け入れてもらえなくても仕方ないかなと。作品の中で1人でも好きなキャラクターができてくれればいいなと思って描いてるので。

荻野 でも私は出てくるキャラクターみんなの言動にキュンキュンしちゃってます!

葉月 ありがとうございます(笑)。

──特に少女マンガのヒロインを生み出すのは難しいと思うのですが。

葉月 「好きっていいなよ。」の主人公・めいちゃんに関しては、私がもともと暗い性格だったので普通に生み出すことができたんですけど、逆にみんなから好かれている大和を作るのが難しかったですね。

山田朱莉

山田 男の子の気持ちを描くのって難しいですよね。そういうのって想像で描かれてるんですか?

葉月 男の子のキャラクターは自分がつらいときにどう声をかけられたらうれしいかなって、そういうのを意識しながら描いてます。

──作品を作る際、リサーチをしたりはしないんでしょうか?

葉月 10代の皆さんに限らず読者さんからの手紙は参考にしてますね。中には恋愛相談をしてくれる方もいるので。私もできるだけ答えたいので返事は書くようにしてます。

山田 夢アドのメルマガでお悩み相談をやってるんですけど、そこにも恋愛相談はきますね。私たちもそんなに恋愛経験があるわけじゃないんですけど、できる限りの考えで返したら「付き合うことになりました!」とか報告があったりして。そういうのは素直にうれしいです。

志田友美

志田 たまにカップルでライブに来てくれる人もいて、こっちもキュンキュンしちゃいます(笑)。

荻野 フラれちゃったときには「ドンマイ!」って励ましてね(笑)。

葉月 ファンの方は皆さんから元気をもらって、皆さんもファンの方から元気をもらってるんですね。そういう関係性はいいですね。

ニューシングル「証明ティンエイジャー」 / 2014年9月9日発売 / Project TK
Type-A [CD] / 1080円 / ADCD-0014
Type-B [CD] / 1080円 / ADCD-0015
Type-C [CD] / 1080円 / ADCD-0016
Type-D [CD] / 1080円 / ADCD-0017
Type-E [CD] / 1080円 / ADCD-0018
Type-F [CD] / 1080円 / ADCD-0019
収録曲(全仕様共通)
  1. 証明ティンエイジャー
  2. 絶対的シンパシー
  3. ヒロイン
  4. 証明ティンエイジャー(instrumental)
  5. 絶対的シンパシー(instrumental)
  6. ヒロイン(instrumental)
夢みるアドレセンス(ユメミルアドレセンス)

夢みるアドレセンス

荻野可鈴、山田朱莉、志田友美、小林玲、京佳の5人からなる女性アイドルグループ。人気ティーンファッション誌モデルを中心として2012年にグループ結成。ひたむきなステージパフォーマンスが同世代だけでなく、 幅広い層の支持・共感を集めている。2013年、2枚のミニアルバム「泣き虫スナイパ→」、「純情マリオネット」をリリースし、2014年4月には初の全国流通盤シングル「マワルセカイ」を発表。同年8月にはグループ最大規模の単独ライブを日本青年館で行い、9月には新作「証明ティンエイジャー」をリリースする。

葉月かなえ(ハヅキカナエ)

神奈川県出身。2003年より「恋していいですか」「堀高 ハネモノレンジャー」「ラヴストーキン!」などティーンズラブ作品を中心に発表する。2007年にデザート(講談社)より短編集「あれもしたい、これもしたい」を刊行。2008年からは同じくデザートにて初の長編連載作「好きっていいなよ。」をスタートさせる。友達のいない主人公と学校イチのモテ男の恋を描いた同作は10代女子を中心に人気を博し、2012年10月にTVアニメ化、2014年7月に実写映画化を果たした。