吉本坂46|河本準一×おばたのお兄さん アイドルとして語る ほかの坂道にないもの

左から河本準一(次長課長)、おばたのお兄さん。

平手友梨奈ちゃん白石麻衣ちゃん写真集でこれやりますか?

──オーディションについても聞かせていただきたいのですが、水着審査もありましたね(参照:第四次オーディション開催のお知らせ)。

河本 (水着審査のおばたの写真を見ながら)これは危ないですよ。

おばた 何も危なくないですよ(笑)。

──水着審査の写真はどういったテーマで撮ったんですか?

オーディション第4次審査「“神の1枚”水着審査」よりおばたのお兄さんの1枚。

おばた 僕はお風呂が好きで銭湯好き、吉本坂は日本のアイドルということで全部掛け合わせたらこれになりました。

河本 水着審査なのに水着でもないやん。謎の政党みたいだぞ(笑)。

──おばたさんのこの写真は一般投票で6位でしたね。

おばた ありがたいですね。この写真はスカイツリーのふもとにある24時間営業の銭湯で、後輩芸人に撮ってもらいました。後輩は「これ何を撮らされてるんですか?」ってずっと言ってましたけど。そんなことより河本さんの写真ですよ! これはなんなんですか?

河本 これはふらっと入った写真館で自然に撮っただけ。

おばた いや、これ全然自然じゃないでしょう(笑)。

河本 この写真はオーディションに落ちたときのことを考えて撮影したんです。受かったらさらっと流れるけど落ちたときに映えるから絶対にちゃんと残しておこうと思って。1パターン目は新人マネージャーに「これが吉本のマネージャーとしての仕事だぞ」と言って一緒に撮影しました。2パターン目は羽田空港まで行って自腹で船をチャーターして、飛行機が着陸する近くまで移動して撮りましたから。

おばた あまり人に見られないように夜中の人気のない銭湯で撮影した自分が恥ずかしいです。河本さんの写真、こんなの不審者じゃないですか。

河本 周りにいた釣り漁船の人たちからめちゃくちゃ見られた。

おばた 自分の甘さを戒めるためにも、この写真を額に入れて寝室に飾りたいです。

河本 吉本坂は乃木坂、欅坂と同じくくりのようにされてますけど、ほかと色が違わないと面白くないじゃないですか。乃木坂、欅坂にない味や色がないと吉本坂は成功しない。平手友梨奈ちゃんや白石麻衣ちゃんが写真集でこれやりますか? やらないですよ、世に出せないから。でも私は出せるのでギリギリまで出します。

おばた やっぱり河本さんには(明石家)さんま師匠の血がドクドクドクー!って流れてますよね。

河本 1回輸血したもん。

おばた そうじゃないとこの写真は撮れないです(笑)。

河本準一(次長課長)
おばたのお兄さん

秋元先生が選ぶ基準はうまいかどうかじゃない

──最終審査では秋元康さんにお会いしたんですよね?

河本 最終審査は面接と歌でした。(おばたに)何聞かれた?

おばた 歌い終わってまず一発目に「歌好きだねー」って言われて。

河本 それ、もう合格やん。何を歌ったの?

おばた 高橋優さんの「虹」を歌いました。でもサビに入る直前ぐらいで止められて。

河本 それだけで歌が好きだってわかったの?

おばた そうなんです。「歌が好きなのわかるよ」って言われて。そのあとに「(最終審査に残って)奥さん喜んでた?」と聞かれたので「はい、喜んでました」と答えてそれだけです。秋元先生に刺さってないなと思ってました。

河本 秋元先生が選ぶ基準はうまいかどうかじゃないんだよ、きっと。ここ(ハート)で歌っているかどうかなんだよ。

おばた 確かに。合格しましたけど、歌がうまいとか一切言われてないですもん。

河本 実は僕、秋元さんとずっとじゃんけんをしてみたかったんです。秋元さんてAKB48のセンターを決めるのにじゃんけん大会をするくらいなので、絶対じゃんけんが好きだと思うんですよね。だから自分の運を試す意味でも最終面接で秋元さんにじゃんけんを挑みました。秋元さんがいいよって言ってくれたので「最初は……」って言ったんですよ。普通じゃんけんで「最初は」って言ったらグーしかあり得ないじゃないですか。でも秋元さんは突然チョキを出してきたんです(笑)。秋元さんには「もう1回」って言われたけど、当然僕はグーを出して勝ったので断りました。

おばた そのシーン、テレビ東京の番組「吉本坂46が売れるまでの全記録」でオンエアされてたの観ましたよ!

──最後にアイドルとしてやってみたいことを教えてください。

おばた お笑いってもちろん素晴らしいんですけど、受け手の世代が限定されちゃうところもあるんです。言葉の壁もあるし、モノマネだって小栗旬を知らない人にはなんのこっちゃわからない。でも歌ってそうじゃないんですよね。自分が気持ちを込めて歌ったら言葉が通じなくても、おじいちゃんおばあちゃん世代から小さい子供にも伝えることができる。なので「泣かせてくれよ」という素晴らしい歌をアイドルとしていろんな人の心に届けたいと思ってます。

河本 そんないいこと言ったら次期キャプテンになっちゃうぞ。

──河本さんはやりたいことがありますか?

河本 僕は2つあります。1つは鼻にソフトクリームをつけてみたい。

おばた そんなん、やったらいいじゃないですか(笑)。

河本 いや、アイドルじゃないとできない。それと鼻にソフトクリームをつけるの込みでいいからイメージビデオを作りたい。カメラを彼女に見立ててデート風に撮影して、そのときに鼻にソフトクリームをつけてもらいたい。

おばた それやりたいですか?

河本 イメージビデオはアイドルにしか撮れないから。おばたはグラビア撮影とかしなくていいの? 写真集作ったら絶対に売れるぞ。

おばた グラビアやりたいですね。

河本 もうタイトルも決まってるんだから。「日本の夜明け」。

おばた そのタイトルはなんか変な政党っぽい臭いがするのでやめてください。

河本 おばたはメンバーの中で唯一肉体美を見せられるんだから、絶対にグラビアをやったほうがいいよ。俺はイメージビデオを出すから。パッケージはオーディションのときの水着写真で。

おばた そんなのさんまさんしか買わないですよ(笑)。

河本 さんまさんが買ってくれたら本望や。