ナタリー PowerPush - 安田レイ

夢をかなえる秘密のパスコード

「First Love」を聴いて人生が大きく変わった

──もう1曲の「One day」は素敵なミディアムナンバーです。ここでは初めての試みをしていますね。

自分で作詞をしました。最初から最後まで、全部を自分だけで書いたのは初めてなんですよ。

──歌われている内容も、安田さん自身のことですよね。

そうなんです。今までは玉井さんとかと話し合って、情報交換しながら歌詞を作り上げていたんですけど、この曲では自分の世界だけに入り込んで書くことができて。個人的にはずっと歌詞を書き溜めたりはしていたんですけど、いざCDとして皆さんに届ける曲に歌詞をつけるってなってみると、いいものを書かなきゃっていうプレッシャーもあったし、なかなか自分の納得するものが書けなくて。改めて言葉を書く作業っていうのは大変なんだなって気付きました。でも、自分の中から言葉を絞り出して書いたものなので、ものすごく思い入れの強い内容にはなりましたね。

安田レイ

──自分だけで歌詞を手がけてみたいという思いも兼ねてからあったんですか?

それはありました。「書かせてください!」って、玉井さんにいつも言ってましたから。ここでその許可が下りたということは、私のことを少し認めてくださったのかなって思えて、すごくうれしかったですね。

──タイトルが示すとおり、この曲では安田さんの“ある1日”が描かれています。

私が音楽と出会った日、つまり自分の夢に出会った日のことについて書きました。10歳のとき、宇多田ヒカルさんの「First Love」を聴いて私の人生は大きく変わったんです。なので、その曲への感謝の気持ちを込めて。

──「プレイヤーから流れたfirst love」というフレーズがありますもんね。

ほんとにその日から今日までの私の日々を振り返ったというか。歌詞を書いているときにはいろいろなことを思い出しちゃいましたね。今まで見てきた景色とか、大切な人たちの顔とかがどんどん浮かんできて、ほんとに泣いちゃいそうな感じでした(笑)。不安に負けそうになったこともあったけど、シンガーになりたいっていうブレない思いがあったからこそ、ここまでこれたんだなぁって改めて思ったりもして。

──その“One day”に芽生えた夢を叶えた今だからこそ書けた歌詞でもありますよね。

そうですね。まだまだ自分にとってはファーストステップを踏んだばかりだとは思うんですけど、でも夢を1つ叶えることができたからこそ書けたんだと思います。うれしいですね(笑)。

生バンドを入れたワンマンライブをやりたい

──先ほど、曲にしっかり入り込むためには歌詞が重要だとおっしゃってましたが、この曲はもう無条件にドップリ入り込めますよね。

安田レイ

まさに(笑)。自分で書くとやっぱりすごいですね。重さもあるし、そのすべてをしっかり伝えようっていう気持ちがいつにも増して強くなるというか。今までブレなかった自分の気持ちを表現したかったので、ちょっと芯のある、強い雰囲気の声が出せたかなと思いますね。

──これをきっかけに安田さんがつづった歌詞がどんどん出てくるのを期待してます。

はい! これからも安田レイ発信というか、私の言葉でいろんな曲を書いていきたいなって思います。恋愛や友情のことも書きたいし、この曲とは違った視点で夢についてもまた書いてみたいですし。

──シンガーになるという夢が叶ったことで、きっとまた新たな夢が生まれてきているでしょうしね。

そうなんですよね。1つ夢が叶うと、また3つ4つと新しい夢が出てきて。で、そのどれかが叶うとまた5個6個って、どんどん増えていくんです。

──まもなくソロデビューから1年が経つわけですけど、現時点で強く叶えたいと思っている夢って何かありますか?

デビューした段階ではライブをやりたいっていうのが夢としてあったんですけど、それはありがたいことに実現させてもらえたので、次はやっぱりワンマンライブですね。しかも生バンドを入れたライブをやりたいんですよ! ライブではこれまでリリースした曲の印象もまた違ったものになるでしょうし、歌うのも絶対気持ちいいんだろうなあって思うので。あとは……。

──お、まだまだありそうですね。

いっぱいありますよー(笑)。もう1つだけ言わせていただくと、今、自分でアクセサリーを作ることにハマッてるんです。なので、安田レイプロデュースのピアスとかネックレスをツアーグッズとして販売したいなと。

──おお、それはよさそうですね。モデルとしても活動する安田さんらしい展開だと思います。

これからは音楽とファッションの融合というか、そういったこともどんどんやっていけたら楽しそうだなって思うんですよね。ほんとにやりたいことがいっぱいで困っちゃいます!(笑)

安田レイ
ニューシングル「パスコード4854」 / 2014年6月4日発売 / SME Records
通常盤 [CD] 1258円 / SECL-1512
期間生産限定盤 [CD] 1350円 / SECL-1513
通常盤 収録曲
  1. パスコード4854
  2. I&U
  3. One day
  4. パスコード4854 -TV edit-
期間生産限定盤 収録曲
  1. パスコード4854
  2. I&U
  3. One day
  4. パスコード4854 -Instrumental-
安田レイ(ヤスダレイ)

1993年4月15日、アメリカ・ノースカロライナ州で生まれる。3歳で日本へ移住し10歳の頃に母親が聴いていた宇多田ヒカルの楽曲に衝撃を受けてシンガーを志す。モデル活動を始めたことがきっかけとなり、13歳のときに元気ロケッツのオーディションに合格。架空の女性「Lumi」のモデルとなりボーカリストとしてもプロジェクトに参加する。2013年7月に「Best of my Love」でメジャーデビューを果たし、12月には配信限定の「Let It Snow」を発売。2014年2月に「Brand New Day」をリリースし、同年6月には「パスコード4854」を発表。同曲はテレビアニメ「金田一少年の事件簿R」のエンディングテーマに選ばれる。