ナタリー PowerPush - ワタナベフラワー

甲子園球場で歌うために クマガイタツロウが考えたこと

本当にやりたい曲をアルバムに入れたかった

クマガイタツロウ(Vo)

──そしてミニアルバム「YOUNG!」がリリースされます。

34歳なのにヤングですからね。ふざけてます(笑)。

──アルバム名の由来って?

僕らがヤング開発っていう不動産屋のCMソングを作ったんですけど、そこの社長さんからのトップダウンでCMのアニメーションも全部作ることになって。で、「てんとうむし」のときにアニメーション作ってもらったスタッフと一緒にやって、そこまでいろいろやったんならせっかくやしアルバム名もヤング開発にならって「YOUNG!」にしようぜって。ほかにもタイアップ曲を詰め込んでますけど全体的にファミリーっぽい感じのミニアルバムになってます。

──その中でも異質なのが「ダンシング男子はジョギング女子に恋をする」って歌なんですけど、これ曲はダンスミュージックぽくてノリノリなのに歌詞の意味がよくわかんなかったです(笑)。

僕もようわからんです(笑)。これイクちゃんが作ったんですけど「なんかテーマくださいよ」って言うから「ダンスミュージックちゃうか?」って答えて。なんか若々しい感じがするでしょ(笑)。

クマガイタツロウ(Vo)

──最後にダンシング男子がランニング男子になるんですけど、ちゃんと物語になってるのはわかりました。

それがわかってれば大丈夫です。イクちゃんも喜ぶと思います。

──アルバムに「てんとうむし」だったり「タン・タン・タン」みたいな曲がたくさん入ってるのかなって思ったんですけど、そんなこともなく。

そういう意味では両方シングル曲の1曲目なんですよ。でもね本当にバンドがやりたい曲って2曲目だったりするじゃないですか。今回のアルバムにはそういう曲を入れたいねっていうのがあったし「ワタナベフラワーってこんなんもできるんだぜ」っていうのを見せたかったんです。

東京に行くことで関西への愛が深まる

──今年は東京でもいろいろと活動の幅を広げていこうと?

関西も好きなんですけど、やっぱり東京でもっとライブやりたいなと。ウルフルズの「大阪ストラット」って曲は東京で生まれたっていうのを知ったんですけどね、東京の活動を増やすことで逆に関西への愛が深まるんじゃないかなって思ったんです。

クマガイタツロウ(Vo)

──今までと同じことだけしてたらダメだということですね。

僕らおかげさまで食べていけるくらいにはなったんですけど、このまま最低限のことだけ守って40歳になったらアカンと思ったんです。やっぱりチャレンジしないとね。それに僕らがチャレンジしてる姿を皆さんは見てくれると思うし、もっと応援もしてほしいし。だから前に進まないとアカンなと。

──そのための名刺代わりの1枚が「YOUNG!」だと思うんですけど、このジャケットの子供はどなたですか?

これ僕です(笑)。4歳か5歳くらいの頃の僕なんですけどいじわるそうな顔してるでしょ。

──なんかインパクトありますよね。

かわいい写真もあったんですけど、そんなん使ってもしょうもないなと。だからこの何かたくらんでる顔にしました。ワタナベフラワーの若干ひねくれている部分を出してみたってことで(笑)。

──じゃあ30年後のクマガイさんのたくらんだ顔を撮りましょうよ。それ、このインタビューのトップ画像で使いますから。

それ、また印象悪くなるなあ、僕(笑)。

クマガイタツロウ(Vo)
ミニアルバム「YOUNG!」2014年2月12日発売 / 1500円 / three cheers / THCH-004
収録曲
  1. 運ぶday
  2. ピッピッピッ
  3. 僕のふるさと案内
  4. 最後に笑って
  5. ダンシング男子はジョギング女子に恋をする
ワタナベフラワー
ワタナベフラワー

2001年に神戸で結成。現在はクマガイタツロウ(Vo)、ムサ(B)、イクロー(G)の3人編成で活動中。「ワクワクロックンロールバンド」と銘打たれた彼らのライブではクマガイの軽快なMCだけでなく、シャボン玉や風船を使ったエンタテインメント性の高いステージが繰り広げられ話題を集めている。2012年に「てんとうむし」がNHK「みんなのうた」に採用。翌2013年にはワタナベフラワー&ゆーゆで「タン・タン・タン」を発表し、2年連続で「みんなのうた」オンエアという快挙を達成する。2014年2月にはミニアルバム「YOUNG!」を発表する。