「WACK座談会2025」WACKの今を知るインタビュー+全34名手書きメッセージ (5/6)

RYUUSEiから見たASP

RYUUSEi ASPさんは武道館公演を観に行かせていただいたり、Zeppでのライブで競演させていただいたり、関わる機会の多い1年でした。間近でライブを観る中で、デビュー当時よりもどんどんダンスの難易度が高くなって、よりエッジの効いた曲が増えて一段と高い表現力が求められる中、メキメキとチームの力が上がっている様子が、僕たちから見てもわかります。バイショとASPはダンスの先生が一緒なので、その先生からもASPのすごさについては聞いていて。僕たちからするとASPはすごい先輩ですが、同時に負けていられないというピリッとした空気感を与えてくれる存在でもあります。

RYUUSEi(BiTE A SHOCK)

RYUUSEi(BiTE A SHOCK)

ナルハ 私もASPの武道館ライブに行きましたが、もうめっちゃすごかった。身近な人が武道館に立っている姿を観て、すごくパワーをもらいました。1人ひとりが輝いてたし、それこそASPのメンバーはそれぞれのスキルが本当に高い。ライブ中の表情も楽しそうでよかったなって。

ユア いい顔してたよね!

maho ライブ終盤の「SAKEBE」でスクリーンにみんなの顔が大写しになったところがすごくよかったよね。47都道府県ツアーの集大成でもあった武道館ライブの締めくくりにふさわしいくらい凛々しい表情で。私は座って観てたんですけど、思わずスタンディングオベーションしそうになりました。リオンちゃんはそのときステージの真ん中で、スクリーンも真ん中でね、とっても輝いてた。

RYUUSEi 輝いてましたね! あとバイショはワイワイしたグループですけど、ASPさんは“仕事人”ってイメージもあって(笑)。メンバーそれぞれがプロフェッショナルというか、ものすごい集中して物事に取り組んでいるように感じます。またご一緒するときがあったら、僕たちの成長を見てもらえるようにしたいですね。

リオン ASPが仕事人かというと……それはどうかな(笑)。

RYUUSEi 空気の差を感じるんですよ! うちに秘めたオーラみたいな。本番前の待合室の空気もバイショとは違いますから。

リオン ASPが静かすぎるだけですよ(笑)。ASPはみんな内向的なので、それがストイックに見えるのかも。それはいいところでも悪いところでもあって、考えが1人ひとり凝り固まってしまう部分もあるから。バイショさんみたいにメンバー同士で意見を共有しながら物事を考えられるのは素敵なことだと思います。

リオンタウン(ASP)

リオンタウン(ASP)

RYUUSEi 逆に僕たちがうるさすぎるだけかも? 対照的なのかもしれませんね。

maho ASPちゃんは普段静かでステージだとすごくカッコいいパフォーマンスをするから、7人が笑ってる姿を見るとうれしくなるよ(笑)。2023年あたりは今以上に内向きだったけど、だいぶ開けてきたイメージもある。

モモチ 私も広い部屋の端っこでASPのメンバーが輪になってしゃべってるのを見て、「ああ、尊い」なんて思いましたよ。あんまりメンバー同士で話さないみたいな雰囲気ありますけど、仲よさそう。

リオン 仲はいいですよ、大丈夫です(笑)。

リオンタウンから見たKiSS KiSS

リオン KiSS KiSSさんはメンバー全員がGANG PARADEを兼任していることもあって、1人ひとりにすごくちゃんとスキルが備わったグループだと思います。しかも2023年結成でフレッシュさもある。未来がすごく楽しみなグループ。最近、王道のかわいい系アイドルが人気じゃないですか。だから早くKiSS KiSSさんの時代が来てほしいなと思ってます。

ユア 優しい!

ナルハ うれしいです。

ナルハワールド(KiSS KiSS)

ナルハワールド(KiSS KiSS)

リオン 実はKiSS KiSSさんのライブ映像をYouTubeでけっこう観るんです。みんな“かわいい”に振り切っててすごくいいなって。

──ちなみにKiSS KiSSだと誰推しですか?

リオン ナルハさんですよ! 最高にかわいい。

リオンタウン(ASP)

リオンタウン(ASP)

ナルハ ありがとうございます!

ユア ギャンパレのメンバーもKiSS KiSSはよく観るので、「推すなら誰かな?」って会話になります。「今日は〇〇がよかったねえ」みたいな。

ナルハ KiSS KiSSはそういう見方でチェックされがちです(笑)。リオンちゃんが「KiSS KiSSがちゃんと振り切れてる」と言ってくれたのもよかった。正直なところ、最初はかわいいに振り切るのがちょっと恥ずかしかったんですよ(笑)。

モモチ あー! でもずっと恥ずかしがっててほしいかも! 恥ずかしがってるところもかわいいです!

ナルハ ははは。時代に乗れるようにがんばりたいです!

maho / ナルハワールドから見たGANG PARADE

maho 私はギャンパレについて話しますね。ギャンパレさんは頼もしいですよ。ずっと続けてくれている存在ですから。

ユア ありがとう。

ユメノユア(GANG PARADE)

ユメノユア(GANG PARADE)

maho グループが放出するエネルギーがすごいんです。いてくれるだけで周りが元気になるというか、自分もがんばろうと思える存在。遊び人さんはWACKファンの中でも歴が長いですよね。古参の遊び人が、今も新しい遊び人たちと一緒に盛り上がってる姿に絆を感じます。

──WACK加入前にギャンパレのライブを観た人もこの中にいるんじゃないですか?

モモチ 私は幕張イベントホールのライブ(2022年11月開催の「Even without BiSH, this is WACK」。ASP、BiS、ExWHYZ、GANG PARADE、豆柴の大群の5組が出演)で観ました。

maho そのとき、まだWACK入ってなかったの?

モモチ あのライブの2カ月後に加入したんです!

maho あの日、BiSのヒューガーがお披露目されたんだよね。時間が経つのは早いね。

モモチ 私はまだ看護師をしていて、「最終審査に来てください」と連絡があった頃です。あまりライブを観る経験がなかった中、WACK好きの妹と行ったのがそのライブで、ギャンパレさんのコールがあまりに息ぴったりで鳥肌が立ちました。そのとき初めて現場で生のコールを体感したんですけど、あの日のライブが声出し解禁だったんですよね。ほかのグループだとまだファンの方が声出しに慣れていない雰囲気でした。

──補足すると、BiSは結成半年、豆柴の大群は結成2カ月でコロナ禍に突入して、ASP、ExWHYZはコロナ禍に結成されていることもあって、ファンの声援を受けられない中で活動していました。ギャンパレだけはキャリアが長かったので、声出し解禁と同時に遊び人の声援が爆発したという。

モモチ ギャンパレと遊び人の一体感はすごい。あのときの光景は今でも忘れられないです。

ユア 遊び人のおかげです。いつもありがとうございます。

──ギャンパレのメンバーでもありますが、ナルハさんはどうですか?

ナルハ 私がWACKに入りたいと思ったきっかけはBiSHとギャンパレでした。ギャンパレには在籍していますけど、今でもずっと憧れのグループです。その中で自分が活動できていることは本当にありがたいことで。日比谷野音、LINE CUBE SHIBUYAと大きな会場でライブをするたびにギャンパレに入れてよかったという気持ち。続けてくれてありがとうございます(笑)。

ナルハワールド(KiSS KiSS)

ナルハワールド(KiSS KiSS)

ユア 入ってくれてありがとうございます(笑)。

WACKで勝ちにいきたい

──ナルハさんはWACKの育成グループWAgg(2022年10月に活動終了)から昇格したんですよね。

ナルハ そう。2018年9月にWAggに入って、2019年3月にオーディション合宿で昇格が決まり、5月にギャンパレ入りしました。

ユア 豆柴の大群にいるハナエモンスターももともとWAggだけど、ナルハは半年くらいWAggで活動して、誰よりも早く昇格したよね。

ナルハ 一番乗りでした(笑)。

ユア 今でも忘れてないよ。ナルハがWAggだったとき、ギャンパレのメンバーと一緒に写真を撮って泣いてたのを(笑)。うれしかったなあ。好きでいてくれる子が入ってくれたんだなって。

ナルハ めっちゃ好きだったからうれしくて(笑)。

モモチ ナルハさんって今年でWACK歴7年ってことですか?

ナルハ そう。キャリアとしては長いほうです。

左からRYUUSEi(BiTE A SHOCK)、ユメノユア(GANG PARADE)、リオンタウン(ASP)、ナルハワールド(KiSS KiSS)、maho(ExWHYZ)、モモチ・ンゲール(豆柴の大群)。

左からRYUUSEi(BiTE A SHOCK)、ユメノユア(GANG PARADE)、リオンタウン(ASP)、ナルハワールド(KiSS KiSS)、maho(ExWHYZ)、モモチ・ンゲール(豆柴の大群)。

maho 脱線するけど、その昔WAggとEMPiRE(ExWHYZの前身グループ)のツーマンツアー(2018年開催「WAgg THE NEW RiCE with EMPiRE」)というのがあって。

RYUUSEi 面白そうな組み合わせ!

ナルハ EMPiREさんとのツアー、よく覚えてます! 当時WAggでWACKの先輩方の曲をカバーしていて、私がどうしても踊れない振付があって困ってたとき、mahoさんに聞いてみたらとても優しく教えてくれて。

maho 懐かしいね。ナルハちゃんも私も今年で7年か。今年のWACKツアーではExWHYZとKiSS KiSSの対バンがあるので楽しみです。

モモチ うらやましい。ExWHYZさんとやったことない!

RYUUSEi 僕たちもないです! 僕はWACKの中という意味では、まずWACKツアーやそのほかのイベントを含めて、もっといろんなパターンの組み合わせで対バンツアーをやってみたいです。今年が難しくてもいつか絶対にやりたい。なぜかというと、WACKにおけるライブは各グループをすごく表しているものだから。2024年にギャンパレさんのLINE CUBE SHIBUYAとか、ASPさんの武道館とか大きな会場でのライブも観させていただいたので、バイショも含めて、大小いろいろな規模の会場、全国いろいろなところで、WACK所属グループのライブが開催されていたらいいなって。日本中でWACKグループのライブが盛り上がるといいなと思っています。

モモチ WACKの外にも目を向けると、王道アイドル全盛とも言われるこの時代ですが、WACKで勝ちにいきたいです。WACKはサブカルシーンから現在に至っていますが、今や全ジャンル網羅しそうなくらい個性豊かなグループが集まっているので、不安を抱えず、現状を打破してもっと抜けていきたいです。日本だけじゃなく、世界も視野に入れて!