UtaGe!のオススメ曲は？

──UtaGe!に興味は持っているものの、まだライブに足を運んだことがないアイドルファンも多くいると思います。そういう方に向けて、いくつかオススメの曲をピックアップしてもらえますか？

羽賀　まずオススメしたいのは、10月のライブで初披露した「Try Again!」という曲です。私たちのステージに対する思いが歌詞に込められています。

茜音　エモーショナルで、聴いていると希望を感じる曲です。

羽賀　メンバー1人ひとりのUtaGe!の未来に対する思いや、「こういう覚悟を持って今ステージに立っているんだ」という胸の内が伝わると思います。メンバーそれぞれがけっこう長いパートを歌うんですけど、そういう構成の曲は初めてで。

茜音　私たちは圧をかけたがるアイドルなので（笑）、サビは複数のメンバーで歌いがちなんです。でも、「Try Again!」は歌いつないでいくので、より1人ひとりの感情が乗りやすい曲だと思います。

羽賀　あと、9月にリリースしたミニアルバム「BangQuet!」の中からだと「サンサン・サマー」がオススメですね。この曲と一緒に夏を駆け抜けたと言っても過言ではないくらいで、夏に出演したすべてのステージで披露しました。

葉月　代々木のワンマンのとき、「ほかの曲は知らないけど、『サンサン・サマー』を聴くために来ました」と言っている人もいました。

茜音　対バンライブに出ると、そういう方がいますね。

羽賀　「サンサン・サマー」でUtaGe!を知ってくれた人が多い気がします。とにかくライブで盛り上がる曲なので、夏以外の季節にも披露してお客さんと楽しみたいです。

──曲の中で、特にお客さんと一緒に盛り上がれるポイントは？

羽賀　サビで一緒に声を出すパートがあって、そこで大合唱をするのが恒例です。あと、後半の振付に“肩組みツーステ”があるんですけど、お客さん同士で肩を組んで一緒にツーステップをやってくれます。

茜音　やったことがない人にはツーステは難しいかもしれないけど、がんばって挑戦してくれるお客さんもいて。そういう人を見るとすごくうれしい気持ちになります。

羽賀　ホントにすぐ一体感が作れる曲ですし、ぜひ大勢のお客さんと一緒に盛り上がりたいです。

主催フェスは早すぎたと思われたくない

──今年1月27日には初の主催サーキットフェス「UTAGE FES vol.1」が行われます。自分たちのグループ名を冠したサーキットフェスを開催することに対して、どんな思いがありますか？

月宮　プロデューサーさんから最初に話を聞いたときは、メンバーみんな「ええっ!?」ってマンガみたいなリアクションをしました（笑）。

茜音　通常の対バンライブと違って、サーキットフェスは多くの会場を使うし規模が大きいじゃないですか。うちらが主催でやらせてもらっていいの？って、すごくびっくりしました。

──ほかのアイドルグループからの信頼もないとできないことですし、2024年のがんばりの証のようにも感じます。

茜音　そうだとうれしいです……けど、プロデューサーからの「お前らもっとがんばれよ」という圧も込められてる気がします（笑）。

羽賀　（笑）。怖さと楽しみな気持ちが入り混じっています。今まで何回かサーキットフェスに出演させていただいたことがあるんですけど、そのときは主催のグループさんが務めるトリのステージに向けて「私たちも熱量を高めて協力します！」「一緒にイベントを作り上げるぞ！」という気持ちだったんです。でも自分たちが主催となると、それが逆になるわけじゃないですか。たくさんのアイドルさんにつないでいただいたバトンをしっかりと受け取って、ちゃんとステージ上で力を発揮できるのか？という怖さがあって。でも、UtaGe!に主催フェスは早すぎたと思われたくないし、しっかりがんばらなきゃという思いももちろんあります。とにかく「UTAGE FES」を成功させたいです。

2025年は挑戦の年になる

──そして、その翌月の2月15日にはLIQUIDROOMでワンマンライブ「UtaGe! 5th One man live -爆宴-」が開催されます。

茜音　私たちはデビューしたとき、「3周年のときにZeppワンマン開催を目指します！」と宣言したんですけど、今年の5月がその3周年なんですよ。3周年前の最後のワンマンになるので、ここを埋めなきゃZeppには行けないんじゃないか？という恐怖があります。でも絶対に成功させたいですし、「-爆宴-」というタイトルに負けないくらいの気合いが入っています。

羽賀　UtaGe!にとって過去最大キャパのワンマンで、かなりの挑戦になると思うんです。でも、去年の夏に多く人にUtaGe!を知ってもらったり、みる、うに、しずくちゃんが入ってパワーアップしたりしたうえでのライブなので、今回のワンマンもファンの方を増やす入り口にできたらなと思っています。

伊吹　UtaGe!は今までワンマンライブのチケットをソールドアウトさせたことがないんですよ。でも、この先グループをもっと大きくしていくためには、やっぱりソールドアウトという結果を残さなきゃいけないと思うんです。簡単にできることではありませんが、日々の活動やSNSでの発信にもっと力を入れたり、ライブ当日まで頭を使ってがんばりたいです。

葉月　LIQUIDROOMのフロアは奥行きがあって広いじゃないですか。プロデューサーさんからも言われていて、自分たちでずっと課題にしていることですが、ステージから飛ばす熱量が今のままだと絶対足りないと思うんです。なのでワンマンまでの残りの時間で、パフォーマンスの勢いをもっとつけなきゃいけないなと考えています。会場のお客さん全員を楽しませられるように、自分たちに自信をつけたいです。

月宮　この前プロデューサーさんに「このままだとZeppは無理」と言われて。現実を叩き付けられた感じがして、その言葉にハッとしたんです。LIQUIDROOMは絶対ソールドアウトさせなきゃいけないし、それができなければ私たちにZeppという目標は叶えられない。それくらいの覚悟を持っています。

咲乃　X（Twitter）でLIQUIDROOMワンマンの開催について発表されたとき、「この日UtaGe!は過去最高を更新します」というコピーが添えれていたんですけど、メンバーみんな本気で「過去最高を更新するぞ！」という気持ちでいます。ホントに完売させたいですし、そのためには新しいお客さんに来てもらわなければならない。だからこそもっとグループ全体を強くしていきたいなと思っています。

一之瀬　私にとってはUtaGe!に入って初めてのワンマンになるんですけど、いきなりLIQUIDROOMという大きな会場に立たせていただけるのはホントにすごいことだなと思ってるんです。グループとして過去最高を更新するという気持ちで臨んでいますが、UtaGe!のライブっていつもめちゃめちゃ熱いんですよ。それを更新するのはそんなに簡単なことじゃないと思うし、メンバーの一員としてグループに貢献するためにはもっともっとがんばらなきゃ！と震い立たせられました。今はほかのメンバーについていくのに必死ですけど、LIQUIDROOMでは自分も率先してライブを盛り上げたいし、いっぱい楽しみたいです。

──皆さんの気合いを感じました。では最後に、2025年の活動に対する意気込みをリーダーの羽賀さんからお願いします。

羽賀　2024年は2回新体制になった変化の年でしたけど、2025年はこの新しいUtaGe!でどこまで伸びていけるか、挑戦の年になる気がしているんです。5月にZeppに行けるのか？ その前の2月のLIQUIDROOMを埋められるのか？とか、自分たちの限界に挑戦していく年になるなって。だから、2025年は“UtaGe!限界突破”の1年ですね。すべての限界を超えていけるように、この7人のメンバーでがんばります！