どんどん広がるTravis Japanの輪
──ライブと言えば、1月に横浜アリーナでアリーナツアー「Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual」がスタートしました。どんな手応えを感じましたか?
宮近 ライブは僕たちにとって特別な空間だなと、ステージに立つと改めて感じますね。ライブができることをうれしく感じますし、何よりファンのみんなが来ないとライブを開催できないわけで。皆さんがチケットを買ってくださるから、僕たちもステージに立つことができる。そういうお互いの思いをステージ上ではダイレクトに感じられて「ああ、楽しいな」と思いました。今回は最新アルバム「VIIsual」を引っさげてのツアーなので、初めて披露するアルバム曲など、1曲1曲に新鮮さを感じながらパフォーマンスできています。
七五三掛 横浜アリーナはツアーの1カ所目だったので、かなり入念にリハーサルをした分バタバタだったんですけど、いざ本番が始まったら、ファンの皆さんもすごく喜んでくれて。それを僕らも感じて、さらに気合いが入りましたね。めちゃくちゃアドレナリンが出ました。その姿をファンの方が見て、さらにみんなも声を出してくれて。とにかくすごく盛り上がれて、最高のスタートを切ることができました。
松倉 楽しいですね、ライブは。それを改めて実感しました。僕らはデビューして1年ごとにコンサートを開催できていますけど、それって当たり前じゃなくて。去年も本当にいろいろな活動をさせていただいて、グループでもそうですし、個々でもお仕事をする機会をもらいました。今まで応援してくださっているファンの人もそうですけど、新しくTravis Japanを知って、今回のライブに足を運んでくださった方々もたくさんいる。客席を見てTravis Japanの輪がどんどん広がっているのを感じると、シンプルですけど、すごくうれしいんです。
松田 年明けからファンのみんなに会える時間は最高でしたし、リーダーが言ったように、ライブはみんながいないとできないことで。今一度その環境に感謝しましたし、ファンの方の前でパフォーマンスができるのは、すごく楽しいなと思います。このまま無事にツアーを完走できるように、全力で走り続けたいと思います。
中村 メンバーがプロデュースした曲をセットリストに盛り込めたのもそうですし、ジュニアの頃から愛されている曲も披露して、ファンの人に喜んでいただけたのもすごくうれしいです。やっぱり単調な構成じゃなくて、いろんな曲が入ってるライブのほうが楽しいだろうな、と思うんですよね。まだツアーを1カ所でしかできていないので(※インタビューは2月上旬に実施)、今後どうなるのかわからないところもありますけど、ファンのみんなが楽しんでくれていることが、僕にとって一番の喜びですね。
吉澤 ライブは楽しいのが一番ですけど、個人的に考えさせられることも多々あって。僕らはバラエティ番組とか、それぞれがドラマに出演させていただいたりとか、いろんなお仕事をさせてもらっていますけど、改めて「僕たちの本業はライブだな」と思ったんです。ライブは一番大事にしたい場所であり、僕らにとってのホーム。ステージがあるから、ほかのお仕事もがんばれる。目の前のツアーを精一杯がんばって、日々成長していきたいですね。
吉澤がこだわった「Lonely Stars」の演出
──横浜アリーナ公演では、川島如恵留さんと吉澤さんのユニット曲「Lonely Stars」も披露されました。休養をしている川島さんの位置に照明を当てて、途中から川島さんのパートをメンバー皆さんで歌われましたよね。7人で横アリに立っていたんだなと思わせる感動的な演出でした。これを形にするまでに、どんな話し合いが行われて、どのように決まったのでしょう?
吉澤 最初に「1番からほかのメンバーにも出てもらって6人で歌う」という話が上がっていたんです。だけど、僕のこだわりとして「楽曲の1番は僕と如恵留だけの空間にしたいです」と伝えて。それでみんなには2番から出てきてもらって、支えてもらいました。そのほうがグループとしての温かなつながりを表現できると思ったので、ああいう演出になりましたね。
──皆さんは「Lonely Stars」をどんな気持ちで歌われましたか?
松倉 まず、閑也と如恵留の楽曲というのが根底にあって。閑也のファンもそうですし、如恵留のファンも含めて「Lonely Stars」を楽しみにしてくれている方がたくさんいると思うから、「僕らは楽曲に華を添えられたらいいな」という気持ちでいました。あとは、閑也も言ったように温かい空間を一緒に共有できたら、という思いでほかのみんなも歌っていたと思います。
中村 そうだね。如恵留くんの分まで1人で戦ってる閑也を5人で支えたい気持ちがありました。それと、メンバーみんながステージに出て行くことで、如恵留くんの存在をしっかりと感じられるようにしたいと思っていて。「思い返すそのたび 笑顔をくれるね ただひとり 君だけだよ」とか歌詞もすごく素敵なので、その雰囲気を壊さないようにもしたかったですし、自分も歌詞の意味をちゃんと理解しながら歌えたらとても素敵なステージになるんじゃないかな、と思いながら歌いましたね。
それぞれが思う、この7人でよかったこと
──横浜アリーナ公演は、7人の強い絆を感じるステージでした。それこそ7人と言えば、去年はグループが7人体制になって7周年を迎えられましたね。
松倉 そっか! そうでしたね!
──皆さんはどんなときに「この7人でよかった」と感じますか?
吉澤 普段から7人で一緒にいますし、とにかく現場がいつも明るくて。僕が自然体でいられるのって、このグループだからですし、“この人たちだから”なんですよね。毎日一緒にいても、まったく苦じゃないんです。やっぱり、日々働いていたらお仕事に行くのが億劫になることもあると思うんです。だけど、そう思ったことが一度もない。お仕事ですけど、どこかリラックスしたような雰囲気の中で、いつも真剣に物事に取り組めていて。それはメンバー1人ひとりが思い合っているからこそだと感じるんです。うん……僕はこのメンバーでよかったなと思います。(みんなの顔を見て)大好きなメンバーです。
中村 デビューする前もそうですけど、1人ひとりがいつも努力しているのが、僕が思う6人のすごく好きなところで。やっぱりグループ内でも切磋琢磨しないと、いいモノは生まれない。誰か1人が成長したら「僕も負けていられないな」と思う場面がいっぱいあるんですね。そう感じさせてくれる6人だからこそ、僕は今もこのグループにいるのかなと思います。
七五三掛 僕はデビュー日とか、グループとしての記念の日になると「このメンバーでよかったな」と感じます。やっぱり、みんなに出会えたからデビューできたと思う。本当に感謝ですね。
松倉 楽しいことも大変なことも、みんなとともに経験してきて。ロサンゼルスの留学も7人の力で乗り越えられた。7人とファンのみんなでデビューをつかめて、みんなで手をつないでここまで走ってきたので、感謝の気持ちでいっぱいですね。みんなも言ったように、この6人と出会えなかったら自分はここにいないと思うんです。メンバーそれぞれが自分を形成してくれたところもありますから、心から感謝しています。
松田 僕は7人でおバカなことができる時間が大好きで。みんなすごい面白い人たちなんですよ。ステージに立っているとき、パフォーマンスをしているときよりも、メンバーとわちゃわちゃしている時間が一番好きかも。その時間があるからこそ、絆が生まれて、パフォーマンスもよりよいものになる。まちゅ(松倉)が言ったアメリカでのシェアハウス生活もそうですし、そういう1つひとつがグループのパワーになっているなと、7年間を振り返ってみて思います。みんなと何気ないことで笑い合うたびに「このメンバーでよかったな」と感じますね。
宮近 僕、メンバーの前だと安心するんです。自分が普通でいられるのは、このメンツだから。そんな6人と一緒にお仕事ができることは、ただただ幸せですよね。お仕事が楽しいと思えるのも、この人たちのおかげだと思うから、この7人でよかったです。“この7人じゃなかったら”という想像もできますけど、それはする必要がなくて。ここでいることが楽しいから、いつもこの7人でよかったと思う。このメンバーといられてうれしいです。
いろんなものを背負いながらトライし続ける
──横浜アリーナ公演の初日にも発表がありましたが、Travis Japanは去年に続いて今年もワールドツアーを行います。今年は夏頃にアジアとアメリカで開催予定ですが、海外で勝負をするうえでのTJのアドバンテージはどこだと思いますか?
吉澤 言語の壁を越えて海外の方にも熱い思いを届けられるのがダンスの魅力だと思っていて。高いダンススキルが自分たちの武器だと自負しているので、海外で表現するうえでそのスキルはアドバンテージになっていると思います。もちろん英語もそれぞれが力を入れて学んでいるので、今後はそこも武器にできたらいいですよね。
松田 ダンスのパフォーマンス力もそうですけど、グループ名に“Japan”が付いているように、from Japanとして、自分たちの生まれ育った日本を代表したいという思いもあります。僕たちきっかけで日本のカルチャーや日本のよさを知ってもらいたい、J-POPの魅力を伝えていきたいという気持ちがあって。僕らはいろんなものを勝手に背負わせてもらいながら、国内外問わずトライし続けています。挑戦していくことで、未来につながると思うんです。一歩一歩ゆっくり進んでいくのが我々だと思うので、背伸びせずに、確実に世界をつかんでいきたいです。
宮近 そうだね。先ほどもお話ししましたが、会場に来てくれるお客さんがいないと、海外のツアーもできないわけで。そういった部分でも、ファンの方々のおかげで開催できることはすごくうれしいですし、感謝をしないといけない。何より僕らが挑戦したいことって、自分たちのエンタテインメントを届けることなんです。僕らは小さい頃からJ-POPの魅力に惹かれている。それが血となり肉となって、TJらしい表現が生まれているはず。会場がどこであれ、僕らなりのエンタメを発信して伝えていくことが、Travis Japanの進むべき道だと思うし、挑戦したいことだと思っています。最も大事なことは、我々が自信満々に楽しみながら表現をすること。当たり前のことを当たり前に、しっかりと伝えていきたいと思います。
公演情報
Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual
- 2025年1月4日(土)神奈川県 横浜アリーナ
START 17:30 - 2025年1月5日(日)神奈川県 横浜アリーナ
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年1月6日(月)神奈川県 横浜アリーナ
[1回目]START 13:30
[2回目]START 18:00 - 2025年1月7日(火)神奈川県 横浜アリーナ
START 18:00 - 2025年2月8日(土)愛知県 Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年2月9日(日)愛知県 Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
START 15:00 - 2025年3月15日(土)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年3月16日(日)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
START 15:00 - 2025年3月29日(土)福岡県 マリンメッセ福岡
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年3月30日(日)福岡県 マリンメッセ福岡
START 15:00 - 2025年4月5日(土)静岡県 エコパアリーナ
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年4月6日(日)静岡県 エコパアリーナ
START 15:00 - 2025年5月4日(日・祝)大阪府 大阪城ホール
START 18:00 - 2025年5月5日(月・祝)大阪府 大阪城ホール
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年5月6日(火・振休)大阪府 大阪城ホール
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年5月31日(土)北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
START 17:30 - 2025年6月1日(日)北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
START 13:30 - 2025年6月7日(土)千葉県 ららアリーナ 東京ベイ
[1回目]START 13:00
[2回目]START 17:30 - 2025年6月8日(日)千葉県 ららアリーナ 東京ベイ
START 15:00
プロフィール
Travis Japan(トラビスジャパン)
宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗からなる7人組グループ。2022年3月よりアメリカ・ロサンゼルスに留学し、アメリカの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演。2022年10月に配信シングル「JUST DANCE!」で“全世界配信デビュー”を果たした。2023年12月にキャリア初となるCD作品「Road to A」をリリース。2024年9月から10月にかけてワールドツアー「Travis Japan World Tour 2024 Road to A」を行った。最新作は2025年3月リリースのダブルAサイドシングル「Say I do / Tokyo Crazy Night」。
Travis Japan - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
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