隣のアイツに恋してる!特集|老若男女に愛されるアイドル目指す“とな恋”、1stシングルでRPGの世界へ

7人組メンズアイドルグループ・隣のアイツに恋してる!が1stシングル「ドンギバッッ!! ~ぼくらだけのさいきょうのじゅもん~」を5月10日にリリースした。

「ドンギバッッ!! ~ぼくらだけのさいきょうのじゅもん~」はRPGの世界観をコンセプトにした楽曲。その世界観に沿ってメンバー1人ひとりに勇者や魔法使い、盗賊といった役職が割り振られており、ゲーム調の電子音や疾走感のあるサウンドに乗せて7人がストーリー性のある歌詞を歌い上げている。音楽ナタリーではメンバー全員へインタビューを行い、グループやメンバー、1stシングルの魅力を語ってもらった。

取材・文 / 小林千絵撮影 / つぼいひろこ

理想のアイドル像は?

──最初にお一人ずつ自己紹介をお願いします。

南千菜 見た目はちょこっとイケメン! 中身はもっとイケメン! とな恋のイケメンと黄色担当の盗賊、南千菜です。

早乙女るい テストは3点! 笑顔は満点! 緑色の魔物使い、早乙女るいです。

岩原伶音 ちょっとおバカなセクシーBOY! 紫の踊り子、岩原伶音です。

杉崎廉 キュートとクールの二刀流! 青色担当の勇者、杉崎廉です。

黒木将星 キミだけのプリンス! 白色の賢者、黒木将星です。

一ノ瀬百 すもももももももものうち! あなたのハートを桃色に! とな恋の桃色担当、遊び人、一ノ瀬百です。「もも」って呼んでください、せーのっ!

一同 ももー!

瀬渕優 今日も一緒に生きようね! 生きた~! とな恋の赤色魔法使い、ぶっちこと瀬渕優です。

隣のアイツに恋してる!。左上から時計回りに南千菜、杉崎廉、一ノ瀬百、黒木将星、早乙女るい、瀬渕優、岩原伶音。

隣のアイツに恋してる!。左上から時計回りに南千菜、杉崎廉、一ノ瀬百、黒木将星、早乙女るい、瀬渕優、岩原伶音。

──ありがとうございます。名前に添えられたキャッチフレーズは、皆さんご自身で考えたと伺いました。どうしてこのキャッチフレーズにしたのか、ご自身のアピール点も含めて説明してもらってもいいでしょうか? まずは「見た目はちょこっとイケメン! 中身はもっとイケメン!」の南さんから。

 アイドルというのは、もちろん見た目やステージ上の姿もカッコよくないといけないですけど、僕は、それ以上に理想の自分を追い求めている姿が魅力的だなと思っているんです。だから僕は、見た目もだけど、中身はもっとイケメンでいたい。そういう僕のことを知ってもらいたかったのでこのキャッチフレーズにしました。

──理想のアイドルはいますか?

 大森靖子さんと、大森さんがプロデュースしているグループがめちゃくちゃ好きで、よくライブを観に行っていました。僕の理想のアイドル像は、そこで形成されていったと思います。

──続いては「テストは3点! 笑顔は満点!」の早乙女さん、お願いします。

早乙女 「テストは3点! 笑顔は満点!」って「おジャ魔女カーニバル!!」の歌詞のフレーズから付けたんですが、自分にぴったりだなと思って。僕、けっこう抜けてる部分があるんですよ。

一ノ瀬 確かに。おバカだもんね(笑)。

早乙女 はい(笑)。その部分が「テストは3点」。でも笑顔は満点なので!

──憧れている存在はいますか?

早乙女 キムタク(木村拓哉)さん。なんでもできてカッコいいので。僕もキムタクさんのようになんでもできちゃうような人になりたいですね。

──じゃあ、テストもいつかは……。

早乙女 はい、100点にします!

──岩原さんは「ちょっとおバカなセクシーBOY!」ですね。

岩原 僕はときどき、みんなに理解されないようなことを言っちゃうんです。だから「ちょっとおバカな」。それと、今まではかわいいと言われることが多かったんですが、これからは色気も出していきたいなと思ったので、「セクシーBOY」を付けました。だからメンバーカラーも絶対に紫がよくて。グループが結成されるときからずっと「絶対に紫がいい」と言っていました。

岩原伶音

岩原伶音

──憧れているセクシーなアイドルはいますか?

岩原 山田涼介(Hey! Say! JUMP)くん。かわいくてキラキラしているのに、ライブではものすごくエッチなんですよ。自分もかわいい面とセクシーな面を出していきたいです。

──ほかのメンバーさんから見て、岩原さんのセクシーな面はありますか?

 ないです(笑)。

瀬渕 今のところ「おバカな」面しか……(笑)。

岩原 これからセクシーになっていきます!(笑)

──続いては「キュートとクールの二刀流」の杉崎さん。

杉崎 僕もジャニーズが好きなんですけど、皆さんライブではカッコよくて、バラエティでは天然でかわいい。そういう人って飽きられないし、どんどん知りたくなるような深みがありますよね。僕もそういう、かわいさの中にカッコよさが見えたり、逆にカッコいいと思っている人の中にかわいい一面が見えたりする二面性のあるアイドルになりたいなと思って、このキャッチフレーズにしました。

──「自分もアイドルになりたい」と思ったのはどうして?

杉崎 幼い頃からアイドルが好きで、元気をもらっていたんです。だから今度は自分がそっち側になって、今まで元気をもらって楽しませてもらった分、楽しませたいなと思ってアイドルを目指しました。

──黒木さんは「キミだけのプリンス」です。

黒木 僕はもともとブレイクダンスをやっていて、辞めたあとにダンスを生かして何かできないかなと思って、アイドルにたどり着いたんです。それで、あんまり難しく考えずに「アイドルといえば王子様。僕も誰かの王子様になれたらいいのかな」と思っていて。

──ストリートダンサーと王子様、一見正反対に思えます。

黒木 そうですね。最初は僕も不安だったのですが、やっていくうちにどんどん楽しくなってきたし、見ている人にも楽しんでもらえて。もっともっとがんばりたい、キラキラした存在になりたいなと思うようになりました。

黒木将星

黒木将星

──そして一ノ瀬さんのキャッチフレーズは……。

一ノ瀬 「すもももももももものうち」です! 意味はないんですよ(笑)。「百(もも)」だからピンクで……というところから考えて。覚えやすくて、面白くていいなって。

──そもそもアイドルを目指した理由はなんだったのでしょうか?

一ノ瀬 僕はもともとアイドルがめちゃくちゃ好きで。見るのも応援するのも好きだったんです。特に好きだったのは、ももクロ(ももいろクローバーZ)の百田夏菜子さん。笑顔がすごく素敵で、何に対しても前向きで、僕も見るだけで元気になれた。それってすごいことだと思って。自分もそういう姿をみんなに見せて、「がんばろう」と思ってもらえたらうれしいなと思っています。

──最後は瀬渕さん。キャッチフレーズは「今日も一緒に生きようね! 生きた~」です。

瀬渕 僕の理想のアイドル像というのが、日常に寄り添うアイドルなんです。お仕事や勉強をがんばる皆さんに勇気を与えたり応援できたり。一緒に生きる存在になりたいです。

──自分がそういう存在に救われた経験がある?

瀬渕 はい。特定のアイドルというよりは、音楽や歌なんですけど。幼い頃からずっと歌っていたらしくて。音楽って、なくても生きられるじゃないですか。だけどみんな聴いている。それって何かしら意味があると思うんですよね。その意味というのが勇気や元気を与えられるということだと思っていて。だから自分もそういう音楽を届けるアイドルになりたいです。

1人ひとりの個性は強いし、面白さなら誰にも負けない

──ここからはグループについて教えてください。

瀬渕 会社(株式会社エリクサー)としては初のメンズアイドルです!

一ノ瀬 グループとしてのキャッチフレーズは、「気付いたら恋しちゃってる系アイドル」で、周りからも「キラキラ」や「王道」と言われますし、自分たちでもそう思っています。

瀬渕 あとは、ライブが楽しいグループでもあるのかなって。

瀬渕優

瀬渕優

──とな恋のライブの特徴を説明すると?

杉崎 “観る”というよりも、参加型。一緒に楽しめるライブを目指しています。

 「メンバーが好きだから」ライブに来るんじゃなくて、「とな恋のライブが好きだから」という理由でライブに来てもらえるんじゃないかな。

──ライブに重きを置くようになったのはどうしてですか?

杉崎 カッコいいグループはたくさんあるけど、一体になって楽しめるグループってそんなにいないんじゃないかなと思って。

一ノ瀬 正直、カッコよさやかわいさだと限界があるというか……僕たちはそこではほかのグループに勝てないと思ったんです。でも僕たちは1人ひとりの個性は強いし、面白さなら誰にも負けないと思った。

──今はメンズアイドルグループの戦国時代ですしね。

瀬渕 はい。だから曲もライブも、ジャンルを1つに絞らずに、どの世代も楽しめるライブができたらと。ろうにゃくなんの……あれ(笑)、老若男女に楽しんでもらえるライブを目指しています。

杉崎 親御さんも心配しないようなグループになりたいですね。「とな恋なら応援してもいいよ」と言ってもらえるような。

瀬渕 イベントを観てくれた関係者の方にも「とな恋のライブはお正月に家族で観れる感じだよね」と言われたことがあってうれしかったですね。

一ノ瀬 「アニマルファイターズ」という曲があるんですけど、その曲だと1人ひとりに動物のコンセプトがあって「ワンワン」「にゃんにゃん」ってお客さんも一緒に歌える。こういう曲があるからこそ、ろうらくなんの……あー、言えなかった(笑)。老若男女、楽しめると思います!