まずは自己紹介から

──皆さんがこうして公の場で話すのは初めてなんですよね。

たむらぱん　そうですね。こないだラジオの楽屋でちょっとお話しましたけど。

──では、それぞれ自己紹介をしておきましょうか。

真山りか　はい。じゃあフルバージョンでいきますね。せっかくだし。

たむらぱん　ありがとうございます（笑）。

瑞季　先生、今日も苗字忘れちゃいました。エビ中のダンス部長、出席番号1番瑞季です。よろしくお願いします。

たむらぱん　お願いしまーす。

真山　皆さん一緒にお願いします。いきますよ、せーの！ 上から読んでも？

瑞季・柏木ひなた　まやまー！

真山　下から読んでも？

瑞季・柏木　まやまー！

真山　はい！ エビ中のハイテンションガール、出席番号3番真山りかです。よろしくお願いします。

たむらぱん　お願いしまーす（笑）。

柏木　皆さん一緒に歌ってください。せーの！

瑞季・真山　おーもち、もーちもち♪

柏木　柏木ひなたー♪

真山　あい！

柏木　ちっちゃいけれど負けません。エビ中の末っ子、出席番号10番、おもちこと柏木ひなたです。よろしくお願いします。

──では、たむらぱんさんもどうぞ。

たむらぱん　えっ（笑）。はい。えーっと……心は永遠の中学生、たむらぱんです。……よろしくお願いします（笑）。

瑞季・真山・柏木　よろしくお願いしまーす！

反抗心を理解しようとして学校でわざと居眠りを（真山）

──それでは最初に、たむらぱんさんとエビ中の出会いとなった曲「結果オーライ」（エビ中のデビューシングル「仮契約のシンデレラ」カップリング曲）の話をしましょう。まずはエビ中の3人、この曲をもらったときの感想を聞かせてもらえますか？

真山　はい。私の中のたむらぱんさんのイメージは、やっぱり「噛むとフニャンフニャン♪」のああいう柔らかい感じだったんですよ。でも「結果オーライ」はいろんな音楽の要素があって「ああ、すごいカラフルな曲だな」って。たむらぱんさんの人柄までは知らないけど「あ、こういう人なのかな」っていろいろ想像できる感じがしました。

瑞季　「結果オーライ」は今までのエビ中になかった感じの歌だったので、これまでとは違う私たちが見せられるんじゃないかって思いました。

柏木　前髪のことを歌った歌詞があるんですけど、私は前髪がチャームポイントなので、ママと一緒に「前髪のところをひなたが歌えたらいいね」って話していて。で、そのパートをもらえたのですごくうれしかったです。

──ということですが。

たむらぱん　良かったです。ありがとう（笑）。

──そして8月にリリースされたエビ中の2ndシングル曲のひとつ「大人はわかってくれない」で、早くも2度目のコラボが実現しました。こちらはどうですか？

瑞季　「大人はわかってくれない」は最初に歌詞だけもらったんですよ。「歌詞を読んでいろいろ考えてきて」みたいな感じで。歌詞を読んだときは、なんだろう、すごい衝撃がありました。大人に対して訴える気持ちとか、本当に一度は自分も思ったことがあるなって思うようなことがいっぱいあったので。そのあと音源をもらったときにはすごい気持ちが入ってて。感情を込めて歌うことができました。ライブではダンスも激しくて、大人に対しての気持ちを真っすぐぶつけられる曲だと思うので、これからも大事に歌っていきたいです。

真山　私の場合は最初、歌詞を読んで「かわいいな」って思ったんです。「ティンカーベル」とか単語単語がかわいかったので。でもマネージャーさんに「すごく深い歌詞だから、もっとよく考えてみて」って言われて。私は先生とか親に対してそこまで反抗心を持ったことがなかったんですよ。「まあ別になんでもいいや」みたいな感じで生きてきたから、そういう反抗する気持ちがわかんなくて。だから自分でもそういう気持ちを植え付けてみようと思って、学校で居眠りしたり、1週間ぐらいわざと先生に怒られるようなことをしてみたんです。その上で改めて読んでみたらすごく泣けてくるような歌詞で「うわー、これはすごい大切に歌わなきゃ」って。しかも生演奏だから、1つひとつの楽器が訴えかけてくるというか。

柏木　私も「大人はわかってくれないな」と思うことがたくさんあるんですけど、ママにこの歌詞を見せたらすごいボロボロ泣いちゃって。「あれ？ どうしたの？」って訊いたら、「これすごくいい曲だよ。自分は大人だけど、わかってもらえないこともたくさんあるからすごくよくわかる」って。レコーディングのときは、感情がいっぱい出てきて思いどおりに歌えました。