末っ子の小悪魔、さくちゃん

彩木　ハイ。ハイ！ 彩木咲良です。さくちゃんって呼んでください！（オーバーアクションで）

堀　手振りは写ってないです。

彩木　13歳になりました。中学2年生、さくちゃんこと彩木咲良でーす。よろしくお願いしまーす。私のポジションはやっぱりイタズラ好きということで、小悪魔みたいなところもあって、かわいくて、ピンクのオーラが出ていて……。

清井　こういうことを言いたがる人です。

──わりとグイグイくるタイプのメンバーが多い中で、ひときわ強い圧を感じます。

春名　迫力がありますよね、言葉に。

──最年少ですし、清井さんの自称お姉さんキャラとの対比で言うと末っ子キャラなんでしょうか。

根岸　まあ末っ子やな。でも身長は2番目に高いんです。

彩木　なんか言ってよ、咲良のいいところ。

春名　たまに小悪魔が悪魔になります。

清井　それ、いいところ？（笑）

堀　小悪魔って言ってますけど、常に悪魔やし。人のケータイで勝手に写メ撮ってたり、びっくりしますよ。アルバム見たら咲良の写真がバーッ！って並んでて。

──自分で小悪魔キャラになりたいんですか？

彩木　だってそういうメンバーいないからさ、ここは咲良がしっかり小悪魔キャラをやってあげましょうと。実際そうだちー。

堀　そうだちー（笑）。

清井　表情は一番豊かです。笑顔のバリエーションが多いんですよ。

根岸　でもたまに表情がいきすぎて怖い（笑）。

頭の回転が速いリーダー、くーちゃん

堀　はい、高校1年生、15歳の堀くるみです。私のポジションは、リーダーなので、この個性豊かなメンバーをまとめるという形でございますね。

彩木　このヤロウ。

堀　まあまあ、私がいないとみんな何もできないのでね、私がまとめあげて、くるめています。

春名　くるみだけに？

堀　ほら！ 春名真依はこういう子ですよ！

──実際にこの5人の中ではリーダーとして適任ですか？

春名　うん。決断力があるよな、決断力と判断力と……。

堀　……と？

彩木　能力。ちゃんと脳味噌があります。

清井　ちゃんとMCとか回してくれる。頭の回転が速いんやろな。

彩木　悪いところはですねー、笑ってるときに人をよく叩きます。アッハッハッハー（手をバンバン動かしながら）って。

春名　これがけっこう痛いんです。

堀　それホンマ、クセなんですよ。いつからこうなってしまったんやろ。

節目を迎えた青年館ワンマン

──活動を続けるうちに少しずつメンバー個人やグループの個性がはっきりしてきて、同じスターダスト3B juniorのアイドルグループの中でもたこやきレインボーならではの個性が見えてきたように思います。昨年末には先輩グループも通ってきた日本青年館でのコンサートがありましたが（参照：たこやきレインボー、初披露ソロ＆ユニット曲も飛び出した日本青年館）、振り返ってみていかがでしたか？

春名　やっぱり1つの節目というか、ステップアップのきっかけになったかなと思います。

彩木　本番中はあんまり実感がなくて、終わってから「あ、私たち青年館に立ってたんやな」って。

──それまでのライブと比べても緊張しましたか？

堀　「overture」（登場時に使用されるオープニングSE）のときはむっちゃ緊張してました。「overture」が初めて披露されたライブやったから、かかったときには裏でみんなウワーッ！ってなってたな。衣装も初披露やったし。

彩木　新曲とかソロ曲とかユニット曲とかいっぱいあったので、余計緊張してたと思います。

春名　ホールライブやから、今までできひんかったようなこともできたんですよ。でっかいセットとか、客席に下りたりとか。

彩木　バーン！とか。

春名　そう、バーン！ってテープ発射したりとか。座席を当たり付きにしたりとか。クアトロのとき（2014年9月に行われた初ワンマンライブ「たこやきレインボー ファーストワンマンライブ はじめの一歩」。参照：たこ虹初ワンマン成功、次の一歩は日本青年館）はまだフリーライブの感覚が抜けてなくて、あとで反省することも多かったんです。

彩木　クアトロで学んだことを踏まえての青年館やったから、よかったなあと自分では思います。もちろん技術的なこととかは反省点を各自持ってると思うんですけども、虹家族（ファンの総称）の皆さんには楽しんでもらえたんじゃないかなって。……なんでそんなに笑ってんの？

堀　なんか今日、真面目やな（笑）。さっきから変。

根岸　レッスンのときは死ぬ気でがんばろうと思いました。クアトロでは歌に必死で笑顔ができなかったし、青年館ではそういう反省点も乗り越えたかったんです。

──会場の大きさもプレッシャーだったと思うし、地元大阪ではなく東京、ホームではなくアウェイでの開催というプレッシャーも抱えていたんじゃないかと思うのですが、すごく堂々として見えました。

清井　フリーイベントもほとんど関西だったから、東京はそれまで2回ぐらいしかなくて。ホンマに大丈夫かなって思ってましたね。

春名　DVDで客席を観ると改めて、ここ全部虹家族で埋まってたんやなあって鳥肌が立ちます。

彩木　東京のお客さんだけじゃなく、大阪からも来てくれてたのがうれしかった。北海道とか九州とか、全国からブイーンと来てくださっていて、みんなで1つの虹家族ができていたことがうれしかったです。

清井　本番は時間が経つのが早くって、あっという間でした。

春名　早かった！ 最後みんなで一列に並んで挨拶するときハケるのがホンマに嫌で「誰か引き止めてー！」って思いました（笑）。