チームしゃちほこ×RADIO FISH|打倒DA PUMP! 熱く燃え上がる真夏のキラーチューン

一番長くて「Oh Yeah!」

──「BURNING FESTIVAL」はエネルギッシュなアッパーチューンですが、なぜこのような曲でコラボしようと思ったんですか?

NAKATA 夏に出すシングルだし、熱量の高いファンのいるしゃちほこさんとコラボするなら速いテンポで盛り上がる曲がいいなと思ったんです。僕らの曲はEDMがベースなんですけど、EDMってどうしても冷たい感じになりがち。でも今回はとにかく熱い感じを出したかったので、生の管楽器を入れて暑苦しさを出してみました。曲はFISHBOYとその友達の宮田“レフティ”リョウくんにお願いして作ってもらったんです。宮田くんはRADIO FISHの「黄金時代」や「Make Ya Groove」も作ってくれた人です。

FISHBOY 今回のコラボだとステージに5人も増えるので、みんなで踊れるものがいいなと思ったんですよね。「みんなで踊る」というワードから僕はロカビリーだとひらめいて、エレクトロとロカビリーを混ぜることにして。もともとはスクラッチが入ったりとか、ストリート感のある感じだったんですよ。でも熱量が足りないってNAKATAからダメ出しされて、生の管楽器を入れてジャズ要素を足したんです。

NAKATA ダメ出しのときに歌詞の内容もガラッと変えてね。最初の歌詞は「PERFECT HUMAN」みたいな“NAKATA崇め系”で。

咲良 崇め系!? そのまんまじゃないですか(笑)。ちなみにそれ以外には何系があるんですか?

NAKATA うちにはね、“崇め系”か“崇めてない系”しかないの。で、FISHが書いてくれた“崇め系”の歌詞が本当に真正面から兄を崇める内容であんまり意外性がなくて。まったくいい弟ですよね(笑)。僕はそんな歌詞をボツにして、「砂漠のど真ん中で裸で踊る」という内容にしようと提案したんです。そのときに「BURNING FESTIVAL」というタイトルも付けて、ラップ部分はFISHBOYに発注しました。

坂本 兄弟のやり取り、すごくほっこりします(笑)。

NAKATA でしょ。でも今回はチームしゃちほこさんとのコラボだし、もっと違う感じを出したくて。このコラボに僕はかなり期待をしていて、とにかくいいものにしたかった。最初のも悪くなかったけど……でもそれよりももっと“爆発する夏”って感じが欲しかったんですよね。とにかく「BURNING FESTIVAL」という言葉が入っていて意味がわかんないやつがいいってFISHにリクエストをしたら、すぐにラップパートができて。でも問題は、FISHのラップってSHINGOのラップと違って難しいんですよ。SHINGOの場合は、チャラ男のくせに真面目なので、ちゃんと韻を踏んでいく……ボクシングで言うならワン、ツー、パンチなリリックを書くんです。でもFISHは英語と音楽が好きなので、一癖も二癖もあるリリックを書いてくるんですよね。彼が書くどこで韻を踏んでいるのかがわからないようなラップはおしゃれでカッコいいんですけど、歌うほうはきっと大変だったと思います。

坂本 難しかったですね。しゃちの楽曲の中ではラップパートを担当することが多い私でも難しくて。

咲良 うちらはあまり英語を歌わないんですよ。「イエーイ」とかそれぐらいしか。だから難しかったです。

秋本 あはは(笑)。確かにしゃちの曲って英語がカタカナで表記されているんだよね。「エンジョイ人生」とか。

NAKATA 長文の英語を歌うことはあまりないの?

坂本 一番長くて「Oh Yeah!」くらい(笑)。

左からRIHITO、伊藤千由李、SHINGO、大黒柚姫、Show-hey、SHiN。

NAKATA そうなんだ(笑)。でもみんな吸収が早くてちゃんと歌えてましたよ。うちは基本SHINGOがラップと歌を担当して、僕がひと言、みたいなスタイルなんですけど、しゃちほこさんは5人共歌うからそれじゃバランスが悪いなと思って、普段は踊っているだけのSKILL-MASTERたちにラップをさせたんです。で、SHINGOはほーちゃんとサビで絡むという形にして。歌割りは僕が担当したんですけど、うまくハマらなかったらどうしようと不安でした。

坂本 ばっちりでしたよ! それはきっとレコーディングのときにNAKATAさんが丁寧に歌い方や抑揚の付け方を教えてくれたから。NAKATAさんは自分のパート以外も全部プロデュースされていて、すごいなと思いました。

NAKATA 僕、とりあえずプロデューサー顔だけはちゃんとするんで(笑)。でもね、レコーディング中はどうなるかわからなかったんです。みんな録り終わっていざ聴いてみたら、すごく楽しい感じになっていて、ORANGE RANGEさんの「ロコローション」みたいな、男女が掛け合うにぎやかな感じが素晴らしかったです。プロデューサー冥利に尽きます。

咲良 私も必死で歌っていたので、大丈夫だったかなと不安だったんですよ。だからそう言っていただけて安心しました。

NAKATA 大満足ですよ。本当にみんなのおかげでいい歌になったと思っています。

NAKATAのダンスは小学生でも踊れる

──「BURNING FESTIVAL」は振り付けも独特ですよね。

FISHBOY 振り付けはShow-heyさんがサビを、それ以外はだいたい僕が考えました。で、サビの終わりのブリッジの部分は御神体パートにしたいと思ったので、NAKATAにすべて委ねて。それで出てきたのがあのポーズです(笑)。

NAKATA メンバーとしゃちほこさんに見守られながら1時間くらい僕1人で踊り続けて。僕はダンスを一度も習ったことがないんで、僕ができる動きはきっと小学生でもできるという考えなんです。オリエンタルラジオで「武勇伝」のネタを作ったときもその理屈でできた振り付けだったんですよ。僕の中にはダンスの素養がないから、本当にひねり出してくる感じで……。前にw-inds.さんとコラボしたときも彼らの前でやってたんですけど、全然出てこなくて焦りましたね。今回もなんとか出てきて「あ、今回も助かった……」と胸をなで下ろしました。

咲良 あのときのNAKATAさん、本当に面白かったです(笑)。

RADIO FISH

坂本 NAKATAさんも面白いんですけど、その光景全部が面白いんですよ。RADIO FISHの皆さんはもうその状況に慣れているから笑わないんですけど、私たちは大爆笑でした。

FISHBOY 委ねておきながらアレですけど、たくさんの人が見守る中で自分の中から出てくるものをひたすら汗だくになりながら踊り続けるっていうのはプロダンサーでもイヤです(笑)。

NAKATA いやー、あれは苦行だよね(笑)。

──チームしゃちほこのメンバーは、RADIO FISHの振り付けでダンスを踊ってみていかがでしたか?

チームしゃちほこ

秋本 しゃちってラジオ体操くらいわかりやすい振り付けが多くて、ああいうカッコいいダンスは新鮮でした。ハルはダンスが得意だからすごくイキイキしていてダンサーっぽかったです。

坂本 もともとヒップホップやジャズ……いろんなダンスをやってきたので踊っていてすごく楽しかったですね。Aメロは特にステップがいっぱいあったから「来た! 来た! こういうのやりたかった!」と、チームしゃちほこ活動7年目にして感じました(笑)。

NAKATA 僕とSHINGOはそのパートを踊らないので、しゃちほこさんがすぐに習得していく様子を見てすごいなあって感心していましたよ。

咲良 ハル以外はあんなにスイスイできないですよ! 難しかったです。

FISHBOY にしてもね、やっぱり飲み込みが本当に早いなと思いましたよ。

チームしゃちほこ×RADIO FISH「BURNING FESTIVAL」
2018年8月29日発売 / unBORDE
チームしゃちほこ×RADIO FISH「BURNING FESTIVAL」初回限定盤

初回限定盤 [CD+Blu-ray]
1800円 / WPZL-31502~3

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チームしゃちほこ×RADIO FISH「BURNING FESTIVAL」通常盤

通常盤 [CD]
1000円 / WPCL-12926

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CD収録曲
  1. BURNING FESTIVAL
  2. 太陽神
初回限定盤Blu-ray収録内容
  • BURNING FESTIVAL Music Video
  • BURNING FESTIVAL Making
イベント情報
チームしゃちほこ「BURNING FESTIVAL」発売記念フリーライブイベント ~灼熱のダンシング“BURNING FESTIVAL”へようこそ~
  • 2018年9月1日(土) 愛知県 エアポートウォーク名古屋
  • 2018年9月2日(日) 東京都 パレットタウン台場
SYACHI SUMMER 2018 -crazZY!×SWEAT
  • 2018年9月15日(土) 東京都 チームスマイル・豊洲PIT
RADIO FISH TOUR 2018 "NEWTON"
  • 2018年9月12日(水) 愛知県 THE BOTTOM LINE
  • 2018年9月19日(水) 大阪府 BananaHall
  • 2018年9月21日(金) 東京都 渋谷ストリームホール
チームしゃちほこ
チームしゃちほこ
スターダストプラネットに所属する愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈、伊藤千由李の5人からなるアイドルグループ。2012年4月名古屋城のふもとで“路上デビュー”ライブを行い、2013年6月に“日本先行メジャーデビュー”シングル「首都移転計画」をワーナーミュージック・ジャパン内のレーベルunBORDEからリリースした。同年12月には愛知・愛知県体育館にてワンマンライブ「愛の地球祭り2013」を開催し、2014年8月に初の東京・日本武道館ワンマン、1stアルバム「ひまつぶし」をリリースと、人気を全国区に広げる。2015年は5月に初の単独アリーナ2DAYSとなる千葉・幕張メッセ公演「幕張HOLLYWOOD」、8月に愛知・ラグーナテンボス ラグーナビーチにて過去最大の野外単独公演「しゃちサマ2015」を大成功に収めた。2017年3月に結成当初より目標に掲げていた愛知・日本ガイシホールにて単独公演「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」を開催。6月には初の主催フェス「SYACHI FES」を愛知・大高緑地公園にて実施し、10月にはキャリア初のベストアルバム「しゃちBEST 2012-2017」をリリースした。2018年2月にはニューシングル「JUMP MAN」を発表。3月から6月にかけて、17会場24公演というチームしゃちほこ史上最多公演数となるライブツアー「チームしゃちほこ SPRING TOUR 2018~日本中でJUMP MAN!?幸せの使者は君だッ!~」を開催した。8月にRADIO FISHとのコラボシングル「BURNING FESTIVAL」をリリース。9月に東京・チームスマイル・豊洲PITにてワンマンライブ「SYACHI SUMMER 2018 -crazZY! × SWEAT-」を行う。
RADIO FISH(レディオフィッシュ)
RADIO FISH
お笑いコンビ・オリエンタルラジオを中心に結成された6人組のダンスボーカルユニット。御神体のNAKATA、SHAMANのSHINGO、SKILL-MASTERのFISHBOY、Show-hey、SHiN、RIHITOからなる。2016年に楽曲「PERFECT HUMAN」楽曲でブライクし、「レコード大賞」企画賞ほかを受賞。「第67回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。2017年には初の全国ツアー「RADIO FISH 2017-2018 TOUR "Phalanx"」を開催。2018年は東名阪ツアー「RADIO FISH TOUR 2018 "NEWTON"」を9月に行うことが決定している。