音楽ナタリー Power Push - 「MERRY ROCK PARADE 2015」

東海地区最大の冬フェス「MERRY ROCK PARADE」全出演者27組ライブレポート

NOEL STAGE

シナリオアート

NOEL STAGEのトップバッターを務めるシナリオアートは、挨拶代わりに宇宙空間に誘うような「スペイシー」をプレイ。ハットリクミコ(Dr, Vo)が「みんなを元気に、幸せいっぱいにして帰ろうと思います」とMCで宣言した通り、「ハロウシンパシー」など高揚感あふれるナンバーを中心としたセットリストでフロアをじっくりと温めていく。中盤ではハットリとハヤシコウスケ(G, Vo, Programming)がエモーショナルなツインボーカルを聴かせる「ナナヒツジ」を届け、最後はクリスマスシーズンにぴったりな「ワンダーボックスII」を演奏。ハットリは歌詞の一部を「MERRY ROCK PARADE」に変えて歌い上げ、楽しげな空気とともに次のアーティストにバトンを渡した。

セットリスト
  1. スペイシー
  2. ハロウシンパシー
  3. アオイコドク
  1. ナナヒツジ
  2. ホワイトレインコートマン
  3. ワンダーボックスII
  • シナリオアート(撮影:ヤオタケシ)
  • シナリオアート(撮影:ヤオタケシ)
  • シナリオアート(撮影:ヤオタケシ)
  • シナリオアート(撮影:ヤオタケシ)
    シナリオアート(撮影:ヤオタケシ)
  • シナリオアート(撮影:ヤオタケシ)

WHITE ASH

気合いの入ったサウンドチェックで、本番前から会場のテンションを高めていたのはWHITE ASH。彼らが「Insight」を皮切りにハードなロックチューンをプレイすると、フロアの熱気は急上昇していった。MCでのび太(Vo)は開催場所の名古屋にちなんで地元民にはおなじみの「近藤産興」のCMのワンフレーズでコール&レスポンスを行い、一気に観客との心の距離を縮めていく。また4人は「クリスマスプレゼントがてら」と、3月16日にリリースするニューアルバム「SPADE 3」から、彩(B)の歪んだベースが印象的なヘビーチューン「Spade Three」と、山さん(G)のノイジーなギターがさく裂する「Blaze」を連続で熱演。メンバーからの粋な贈り物にオーディエンスは大いに喜んでいた。

セットリスト
  1. Insight
  2. Crowds
  3. Number Ninety Nine
  4. Spade Three
  1. Blaze
  2. Jails
  3. Pretty Killer Tune
  4. Stranger
  • WHITE ASH(撮影:ヤオタケシ)
  • WHITE ASH(撮影:ヤオタケシ)
  • WHITE ASH(撮影:ヤオタケシ)
  • WHITE ASH(撮影:ヤオタケシ)
    WHITE ASH(撮影:ヤオタケシ)
  • WHITE ASH(撮影:ヤオタケシ)

ねごと

ねごとのライブは「憧憬」から幕開け。落ち着いたバンドサウンドを奏でたあとは、「ループ」でオーディエンスを高揚させ、一転して「DESTINY」で艶やかな空気を紡ぎ出すなど曲ごとに異なる表情で魅せていく。蒼山幸子(Vo, Key)は去年の「MERRY ROCK PARADE」でトップバッターとしてイベントを盛り上げたことを回顧し、「『MERRY ROCK PARADE』はねごとで始まったんです!」と笑顔で語り観客を和ませた。後半戦の始まりを告げたのは、開放感たっぷりのキラーチューン「カロン」。勢いに乗った4人は「シンクロマニカ」を経て、切なく色っぽい雰囲気が漂うラブソング「endless」をラストナンバーとしてプレイ。余韻を残してステージをあとにした。

セットリスト
  1. 憧憬
  2. ループ
  3. DESTINY
  1. カロン
  2. シンクロマニカ
  3. endless
  • ねごと(撮影:ヤオタケシ)
  • ねごと(撮影:ヤオタケシ)
  • ねごと(撮影:ヤオタケシ)
  • ねごと(撮影:ヤオタケシ)
    ねごと(撮影:ヤオタケシ)
  • ねごと(撮影:ヤオタケシ)

アルカラ

「記念すべき1回目に呼ばれなかったんで、その気持ちを歌に込めました!」という稲村太佑(Vo, G)の恨み節から、アルカラは爆音で「チクショー」をフロアに叩き込む。彼ららしいオープニングに観客は大爆笑し、それを口火に場内の熱狂は加速していく。4人はさらに攻撃的なロックチューンを連投し、ぐいぐいとオーディエンスを引き込んだ。ライブの定番曲「半径30cmの中を知らない」で爽快に終わると思いきや、稲村は「来年『MERRY ROCK PARADE』にアルカラの名前がなかったら……」と「チクショー」のワンフレーズを熱演。最後まで人を食ったようなパフォーマンスを繰り広げて会場を沸かせていた。

セットリスト
  1. チクショー
  2. やるかやるかやるかだ
  3. トロピカルおばあちゃん~ばーばばばぁ~
  1. 水曜日のマネキンは笑う
  2. キャッチーを科学する
  3. 半径30cmの中を知らない
  • アルカラ(撮影:ヤオタケシ)
  • アルカラ(撮影:ヤオタケシ)
  • アルカラ(撮影:ヤオタケシ)
  • アルカラ(撮影:ヤオタケシ)
    アルカラ(撮影:ヤオタケシ)
  • アルカラ(撮影:ヤオタケシ)

でんぱ組.inc

「盛り上がっていこうぜ!」という威勢のいい挨拶から、でんでんバンドの演奏に乗せて1曲目の「バリ3共和国」を披露したでんぱ組.inc。機材トラブルにより20分押しで始まったライブだったが、待ち焦がれたファンを喜ばせるようにメンバーは全身全霊で熱演を繰り広げる。またクリスマス間近ということもあり、古川未鈴の「こんな曲を持ってきてみました!」という言葉から、彼女たちはにぎやかでハイテンションな「Dem Dem X'mas」をパフォーマンス。ひと足早い6人からのクリスマスプレゼントにオーディエンスは大いに熱狂していた。

セットリスト
  1. バリ3共和国
  2. ちゅるりちゅるりら
  3. あした地球がこなごなになっても
  1. Dem Dem X'mas
  2. でんでんぱっしょん
  • でんぱ組.inc(撮影:ヤオタケシ)
  • でんぱ組.inc(撮影:ヤオタケシ)
  • でんぱ組.inc(撮影:ヤオタケシ)
  • でんぱ組.inc(撮影:ヤオタケシ)
    でんぱ組.inc(撮影:ヤオタケシ)
  • でんぱ組.inc(撮影:ヤオタケシ)

BLUE ENCOUNT

「始まるよー!」という挨拶から、「KICKASS」でいきなりエンジン全開のパフォーマンスを展開したBLUE ENCOUNT。1年間に3本のツアーを行ったライブ三昧の日々の成果を証明するように、彼らは「ロストジンクス」「LIVER」といったアッパーなロックチューンで観客を圧倒していく。「DAY×DAY」で歌詞の一部をイベントのタイトルにちなんで「メリロ」に変えるサービスなども挟みつつ、田邊駿一(Vo, G)の「本当に俺らの音楽と出会ってくれてありがとう! ラスト3分、俺らにくれ!」という言葉から最後は観客と大合唱を繰り広げる「もっと光を」へ。「この先何年経ってもここにいたことを後悔させねえよ!」という田邊の力強い言葉が広い場内に響いていた。

セットリスト
  1. KICKASS
  2. ロストジンクス
  3. THANKS
  4. JUMP
  1. LIVER
  2. DAY×DAY
  3. もっと光を
  • BLUE ENCOUNT(撮影:ヤオタケシ)
  • BLUE ENCOUNT(撮影:ヤオタケシ)
  • BLUE ENCOUNT(撮影:ヤオタケシ)
  • BLUE ENCOUNT(撮影:ヤオタケシ)
    BLUE ENCOUNT(撮影:ヤオタケシ)
  • BLUE ENCOUNT(撮影:ヤオタケシ)

04 Limited Sazabys

04 Limited SazabysはGEN(B, Vo)による「名古屋代表、04 Limited Sazabys始めます!」というシャウトで幕開け。1曲目「swim」から場内に爽快なサウンドとGENのハイトーンボイスが広がる。続く「escape」ではストロボが点滅する中でクールにプレイしてみせ、「Letter」ではHIROKAZ(G)が切なげな旋律を奏でるなど、4人は2015年にリリースしたナンバーを中心にパフォーマンスしていった。MCではGENがクリスマスにちなんで「僕たちもイルミネーションに負けじと輝いていこうと思う」と意気込みを語る。また「MERRY ROCK PARADE」について「地元にこんなにすごいロックフェスがあってうれしい」と言いつつ、4月には自分たちが初めて主催する野外フェスティバル「YON FES 2016」が控えていることを明かし「『MERRY ROCK PARADE』みたいに名古屋の人に愛されるフェスにしたい」とアピールした。

セットリスト
  1. swim
  2. escape
  3. Chicken race
  4. days
  5. fiction
  1. Now here, No where
  2. midnight cruising
  3. Letter
  4. monolith
  • 04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)
  • 04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)
  • 04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)
  • 04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)
    04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)
  • 04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)

グッドモーニングアメリカ

暗転するとステージに“サンタたなしん”が登場。トナカイのような衣装に身を包んだたなしん(B, Cho)はクリスマスプレゼントをフロアに投げ入れるというパフォーマンスでさっそく場内を沸かせた。彼が去ったあとバンドは「言葉にならない」「アブラカタブラ」といったアッパーチューンで観客を踊らせていく。「未来へのスパイラル」では歌い出しのフレーズを歌唱した金廣真悟(Vo, G)が「歌える?」とファンに呼びかけ、会場に盛大なシンガロングを響き渡らせるという感動的な一幕も。終盤には金廣が1年を振り返り、「挑戦全部が最良の結果だったわけじゃない。だけど毎回もっともっと成長したいっていう欲があふれ出した。自分たちはそんな人間、そんなバンドなんだなあと。だから来年もきっと無茶なことにがむしゃらに挑戦していくと思う」と笑顔で2016年の展望を口にした。

セットリスト
  1. 言葉にならない
  2. ディスポップサバイバー
  3. アブラカタブラ
  4. 心臓抉って
  1. 未来へのスパイラル
  2. ハローハローハロー
  3. STAY WITH ME
  • グッドモーニングアメリカ(撮影:ヤオタケシ)
  • グッドモーニングアメリカ(撮影:ヤオタケシ)
  • グッドモーニングアメリカ(撮影:ヤオタケシ)
  • グッドモーニングアメリカ(撮影:ヤオタケシ)
    グッドモーニングアメリカ(撮影:ヤオタケシ)
  • グッドモーニングアメリカ(撮影:ヤオタケシ)

THE ORAL CIGARETTES

NOEL STAGEのトリを務めるのは、先日ライブ活動を再開させたばかりのTHE ORAL CIGARETTES。山中拓也(Vo, G)が復活をアピールするようにアカペラで「起死回生STORY」のワンフレーズを伸びやかに歌い上げると、オーディエンスはうれしそうな歓声で応えた。4人がこの日のために用意したのは、フロアに巨大なサークルを生み出す「STARGET」、ギミックに富んだスリルたっぷりのアンサンブルで魅せる「気づけよBaby」といったハイボルテージなナンバーの数々。ステージで歌える喜びを噛み締めるように山中は声を張り上げ、「1回どん底見ると這い上がろうって思うんです。BLESS STAGEのトリを取るまではバンドやめられないです」と宣言する。4人はラストナンバーとして「狂乱 Hey Kids!!」を全力でプレイし、オーディエンスを踊り狂わせた。そして山中は「ありがとう。最高だったよ!」と破顔し、「SiMに走れ!」と観客をBLESS STAGEで始まる先輩のライブへと送り出した。

セットリスト
  1. 起死回生STORY
  2. mist...
  3. STARGET
  4. 気づけよBaby
  1. Mr.ファントム
  2. カンタンナコト
  3. 狂乱 Hey Kids!!
  • THE ORAL CIGARETTES(撮影:ヤオタケシ)
  • THE ORAL CIGARETTES(撮影:ヤオタケシ)
  • THE ORAL CIGARETTES(撮影:ヤオタケシ)
  • THE ORAL CIGARETTES(撮影:ヤオタケシ)
    THE ORAL CIGARETTES(撮影:ヤオタケシ)
  • THE ORAL CIGARETTES(撮影:ヤオタケシ)