「アイコトバ」泣いちゃう理由
──1stシングルのカップリング曲「アイコトバ」は「楽しくなければLIVEじゃないじゃん!」とは方向性が違うセンチメンタルな魅力のある曲です。この曲にはどんな思いを込めましたか?
宇田川 「アイコトバ」はデビュー当時からある大切な曲です。デビューした頃、「アイコトバ」のサブスク配信を賭けたミッションに挑戦したんですが、達成できなかったので結局音源は配信されなかった。そこから1年間活動して、ファンの皆さんのおかげで1周年ワンマンのチケットがソールドアウトしたことで今回の1stシングルのリリースが決まり、「アイコトバ」も収録されることになりました。ファンの皆さんと築き上げてきた思い出が詰まっている曲なのですごくうれしいですね。ライブで歌うときは「アイコトバは……絶対負けねー‼」という曲振りをしてるんですが、青春CYBERとファンの皆さんとの関係値を示した歌詞だなと。ミディアムな曲調でファン人気も高くて、ジャンルに捉われない青春CYBERらしさが表れた曲だなと感じます。
矢後 僕は、この曲で一番言いたいことが表現されたBメロが好きです。「どんな暗い道も 明るく照らせばいい どんな高い壁も 越えていけばいいから」ってパートなんですが、すごくいいことを言ってますよね。あと落ちサビは僕が歌わせてもらっていますが、そこは「俺の時間だ!」ってポジティブに気持ちよく歌ってます。
坂口 青春CYBERのメンバープラスファンの人に歌っているような曲で。矢後ちゃんのパートの「ふとした出会いの中で 君と巡り合えた」という歌詞の“君”が、新メンバーの僕からすると、ふとした出会いの中で出会ったメンバー5人のことを歌ってるようにも聞こえるんです。そのあとにある僕のパートの「僕にとって宝物」っていう歌詞は、ファンの方に加えて、「この5人との出会いも宝物だな」という気持ちも噛みしめながら歌っていて。涙が出そうなぐらいいい曲を歌わせてもらってます。
宇田川 ……その話、今初めて聞いて泣きそうになりました。
矢後 次歌うとき泣いちゃうかもしれない(笑)。
一宮 ほかの曲はテンションと熱量で盛り上げるようにしているんですが、この曲はそこをグッと抑えて「この曲に込めた気持ちが届いてほしい」という思いで歌ってます。ちなみに「どんな高い壁も 越えていけばいいから」っていう僕と坂口くんの2人で歌うパートでは向き合う振付があるんです。そこで坂口くんは毎回違う顔をしてくれるので、僕は密かに「今日はどんな顔かな?」って楽しみにしてます(笑)。
宇田川 でも侑也くんは歌いながら泣きそうになってるんでしょ?(笑)
坂口 そのパートは……泣く手前だから(笑)。
一宮 めっちゃ生き生きした顔をしてる日もあればニヤニヤしてる日もある。その日にしか見られない表情があるのもライブの醍醐味ですね。メンバー同士のアイコンタクトも多い曲ですし、歌詞も自分たちの状況と重なる部分もあるので、「アイコトバ」は気持ちが入りやすくて大好きな曲です。
米村 デビュー当時は持ち曲が3曲あったんですが、そのうち2曲が盛り上がる曲で、落ち着いた曲調はこの曲だけだったので、ライブで披露したときに存在感があったんですよね。そんな大事な曲が1stシングルに収録できて、とてもうれしいです。そしてさっき侑也も言ってたように、ファンの方とメンバー、みんなの気持ちを歌ってるような曲なので思い入れがあります。サビはファンの方々と一緒に踊ったりして、それによってさらに一体感を感じます。
成瀬 1周年記念のワンマンで披露した最後の曲が「アイコトバ」だったんですよね。満員の客席を見ながらパフォーマンスする中で、この1年間、しんどいことやつらいことがたくさんありながらも、ファンのみんなと積み上げてきたいろんなことを思い出してめっちゃ泣いちゃったんです。そういう思い出もあって、僕もこの曲がすごく好きです。
宇田川 (成瀬は)弟みたいな存在なので、泣いちゃったのを見て思わず肩を抱きましたね。みんな同じ思いだったと思います。
B型らしい、いい意味で
──皆さんはとても仲がいいとのことですが、この6人の共通点はなんだと思いますか?
宇田川 青春CYBERって6人中4人の血液型がB型なんです。プロデューサーもB型ですし、侑也くんが入る前は5人中4人がB型。まさに「楽しくなければLIVEじゃないじゃん!」というメッセージがぴったりな、マイペースで我が道を行くB型らしさがいい形で表れてるグループだと思います。
米村 血液型が一緒なのもあってお互いのことを理解しやすいのかもしれません。
──B型じゃない2人はどなたでしょう?
坂口 僕と遥ですね。僕は自分の血液型を知らなくて……多分AかO。気分的にはAだと思ってます。
米村 俺らを見てて自分とは違うと思う?
坂口 全然違う! 遥とはめっちゃ似てるんですけどね。
一宮 ちなみに僕はA型です。B型の面々はマイペースだし、何かをやってる最中は集中しすぎて話を聞いてないことが多いんです。
宇田川 B型はマルチタスクができないみたいなんだよね(笑)。
一宮 自分の作業に集中してて聞こえてない(笑)。
坂口 なのに急にたくさんしゃべり始めたり(笑)。
一宮 全員の血液型が同じではないんですが、一緒にレッスンやリハをするようになってからもう2年くらい経つので、お互いの性格や考えてることがわかってきました。だからこその団結力があると思ってます。
──最後に、青春CYBERの今後の目標を教えてください。
宇田川 2年後に豊洲PITでワンマンをやって、会場を満員にできるぐらいのスピード感で大きくなっていきたいです。あと、僕たちが所属している事務所が月イチで自社イベントをやっているんですが、そこでトリを飾りたいです。
プロフィール
青春CYBER(セイシュンサイバー)
2024年4月にデビューした6人組ダンス&ボーカルグループ。グループ名には、「CYBER(仮想空間)ではなく、現実の世界で唯一無二の物語を描いていきたい」という思いが込められている。8月26日に1stシングル「楽しくなければLIVEじゃないじゃん!」をリリースする。
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