四六時中ムチュー初インタビュー|歩き出したばかりのアイドルグループが進む道は? (2/3)

全部が新鮮!デビューに向けての初合宿

──四六時中ムチューは8月30日にステージデビューをしましたが、準備期間はどんなことをしていたんですか?

工藤 今年の春くらいにメンバーが決定してそこから練習が始まって、その2カ月後くらいにお披露目ライブに向けて2泊3日の合宿があったんです。内容としては、1日目は海で撮影して夜は花火大会に行って、2日目はレッスンメインで先生も来てくださって、夜までずっと練習してました。3日目は練習の成果を出すテストみたいな感じで、マネージャーさんと先生に見てもらいながら、マイクを持ってお披露目ライブのセットリストを全部通しで練習しました。

工藤はな

工藤はな

──合宿でつらくてくじけたりはしませんでしたか?

宇咲美 私も合宿だからビシビシ言われるかと思ったんですけど、案外そういう感じでもなく。思い出を聞かれたら、みんなで花火見たとかバーベキューしたとか、楽しかったことが先に浮かんでくる合宿でした。

宇咲美刹那

宇咲美刹那

──合宿というとビッシビシにしごかれるイメージがありますけど、そうじゃなかったんですね。

宇咲美 全然そういうのではなかったです(笑)。

 普段だとみんなと夜遅くまで練習することはできないけど、合宿では夜にみんなで自主練習をしたりして、ホントに楽しかったです。

橘しゅき

橘しゅき

伊沢 それまではみんなで一緒にいる時間が少なかったけど、合宿中はずっと一緒で。全部が新鮮で楽しかったです。

影山 合宿は、全体と個々のレベルを上げることはもちろん、みんなの仲を深めようというのが目的にあったんです。実際、自主練の時間で1人ひとりが自分の意見を言えるようになったり、お互いにアドバイスし合ったりできるようになったんですよ。それまでは自分のことで必死だったけど、グループ全体にも目を向けられるようになって。合宿でみんなの意識が変わったと思います。

工藤 3日間ずっと一緒だとメンバーとぶつかったりするのかな?と思ってたんですけど、全然そんなことなかった。それぞれ意見を言い合えるようになったり、合宿はレッスンというよりみんなの仲が深まった大事な時間だったと思います。

人生初めてのステージは

──合宿でより気持ちをひとつにして挑んだ8月30日のお披露目ライブはいかがでしたか? ライブの感想と、そのときに見つかった自分の課題をお聞きしたいです。

工藤 ライブはすごく楽しかったです。私はステージから見る景色というものにずっと憧れていたので、それをついに体感できて、いろんな感情があふれました。想像以上にたくさんのお客さんが来てくださって「うわ~、見られてる~」って思いましたし(笑)、自分の担当カラーのペンライトを持ってくださっている方もいてすごくうれしかったです。ライブ前からSNSで応援してくれてた方の顔を初めて見るのも新鮮でしたし、すごく楽しかったです。課題は……私はもともと人見知りで、ステージから人の目をちゃんと見れてなくて。あとでお客さんからも「全然目が合わなかった」って言われたんですよ。私はめちゃくちゃ目を合わせていたつもりだったんですけど、全然なんだなってことに気付けたのでそこを克服したいです。あと、思ってる何倍も大きくパフォーマンスしないといけないんだな、気持ち的には大げさくらいにやってちょうどいいのかなと感覚的に思いました。

影山 私にとっては人生初めてのステージで。お披露目前は「応援してくれてうれしいけど、みんなホントに実在するのかな?」と疑っていたところがちょっとあって(笑)、お客さんが全然いなかったらどうしよう?みたいな漠然とした不安があったんです。でもステージに出たら、私のメンバーカラーの紫色のペンライト持ってる人がいて、「私を観に来てくれてる!」と気が引き締まりました。それまでもがんばってたつもりだったけど「ホントにやらなきゃ!」って、その瞬間に意識がダン!と上がりました。ライブは全部楽しかったけど、初めてのステージだからやっぱり自分のことで精一杯すぎて、1つのことに集中すると表情が固くなったり、次やることを飛ばしてしまったりして。それに気付けたので、要領よくできるようになりたいです。個人のパフォーマンスだけじゃなく、メンバー全員のフォーメーションとかいろんなことがきちんとできて初めて評価していただけると思うので、もっと全部のクオリティを上げていかないと。

影山小夏

影山小夏

伊沢 お披露目の日のためにみんなでたくさん練習して、支え合いながらやってきて……本番で客席にメンバーカラーのペンライトが光っているのを見て「ホントによかった」って心の底から思いました。ステージからの景色がめっちゃきれいで。ようやくたどり着いたアイドルとしての初めてのライブだったので、すごく楽しかったです。ただ、私は動きが大きすぎてリボンが取れちゃったりハプニングがけっこう多かったので(笑)、それは自分で調整してがんばっていかなきゃなって思いました。

伊沢ゆりあ

伊沢ゆりあ

宇咲美 私がアイドルのオーディションを受け続けてた理由の1つに、「ファンの方とまた会いたい」という思いがあったんです。お披露目当日、楽屋のモニタでお客さんが入ってくる様子を見てたら、前のグループのときから応援してくれてる人がいて。「やっと会える!」という喜びとうれしさで泣きそうになって、一気に緊張したのを覚えてます。四六時中ムチューとしてまたステージに立てて、ここからがんばっていくぞ!という気持ちになりました。課題は……私はダンスを流れるように踊ってしまいがちなので、メリハリをつけられるようにしていきたいです。

 私も楽屋でモニタを見てたら、家族も友達もいっぱい来てくれて、オレンジ色の服を着てくれてる人もいて、まずそれがうれしかった。私はリハーサルから大号泣だったんですけど、本番はホントに素敵な景色が広がっていて、マジで涙が止まらなかったです。オレンジ色のペンライトを持ってくれてる方がずっとニッコニコで見てくれていて。でも、オレンジを持ってるのに違う子を見てる人もいたんですよ(笑)。今はだいぶ慣れてきたので、いろんな方向の人と目を合わせよう!と挑戦中です。無意識にみんなをトリコにできるくらいになりたい(笑)。