星歴13夜のかわいいを一番押しだせる曲
──12月に配信された「せかいせんごと」と、シングル「おやすみ未来と恋乙女」の収録曲を聴かせていただきました。いわゆる音ゲー(音楽ゲーム)的なテクノやユーロビート由来のダンスミュージックを歌うグループなんですね。
こもち オーディションの応募のときに出てたイメージイラストがけっこうファンタジーチックなテイストなんですけど、よく見るとゲーム機とかが散らばってるんですよね。で、実際にいただいた楽曲が音ゲーっぽいダンスミュージックだったから「なるほど!」と思って。
ほまれ 私、ゲームが大好きなので音ゲーっぽい曲をもらってとてもうれしかった。
とわ あと1990年代テイストも私たちのサウンドの特徴なんです。ちょっとパラパラっぽい感じというか。
こもち 90年代に流行したユーロビートの曲が、星歴13夜のフィルターを通して現代風になっているのが、私たちの音楽なんだと思います。
あかね コドモメンタルの音楽ってけっこうロックというか、激しい曲が多かったから、ピコピコサウンドのかわいい音楽を歌うことになってビックリしました。
とわ いつか激しい曲もやってみたいよね。
あかね 星歴13夜の曲はどれも明るいんですけど、歌詞がちょっと切ないんですよ。
まうる 「おやすみ未来と恋乙女」は曲の展開も激しいけど、歌詞に書かれている主人公の気持ちの変化も激しいんです。Aメロで「嫌いだ、目に見えぬ形って」と歌っているのにサビでは「愛をください」と歌っていたり。コロコロ気持ちが変わるから、それに合わせて表情を変えながら歌っています。
こもち 歌詞に意味があるからこそパフォーマンスで表現するときに気持ちが入れやすいんですよね。歌詞の意味を考えながら表現することができるから、ライブをするのがすごく楽しい。
とわ それと、カップリングの「嘘はよるに溶けて」は、5人全員が「一番いい!」って言った曲なんです。お人形さんのような動きをするかわいい振り付けの曲だから、ファンの方にもすぐに覚えてもらえるし、みんなで一緒に盛り上がれる曲ですね。
ほまれ 「嘘はよるに溶けて」は、星歴13夜のかわいい要素を一番押し出せる曲だと思っていて。曲によっていろんな表情を見せていきたいんですけど、まずは星歴13夜のかわいい部分を皆さんに見ていただかなければいけないと思ってるんです。かわいい動き、かわいい表情、かわいい振り付け。今の段階ではひたすら「かわいい」を考えながら活動しています。
お泊りで夜通し考えた振り付け
──コドモメンタルの所属グループは振り付けを自分たちで考えていますが、もしかして皆さんも……?
こもち はい。自分たちで考えました。
──皆さんダンスの経験はあったんですか?
まうる 全員対した経験はないんですけど、意外となんとかなりました。
とわ 最初は「絶対無理だよ」と言ってたんですけど、案外それぞれ考えられるもんだなって思いました。
こもち 12月に配信された「せかいせんごと」っていう曲と、シングルの表題曲「おやすみ未来と恋乙女」の制作時期が重なっていたので、「せかいせんごと」はほまれ、とわ、あかねの3人で、「おやすみ未来と恋乙女」は私とまうるで振り付けを考えたんですよ。
あかね 私たち、めっちゃ苦戦したよね。
ほまれ うん。なんか決まらなすぎてギクシャクしてた時期もあったし。
とわ 3人でいくら時間をかけても全然決まらなくて。切羽詰まってきた時期にほまれの家にお泊りに行って、夜通し考えたんです。
あかね そうしたらね。何がキッカケかは忘れちゃったけど、突然いろいろアイデアが出るようになって。
とわ そうそう。3人の波長が合ったのか、それぞれ提案する振り付けがけっこうどれもよかったんです。2人にも「いい振り付けだね!」と言ってもらえてすごくうれしかった。
ほまれ 私たちが考えた振り付けはシンプルなものなんですけど、こもちとまうるが考えた「おやすみ未来と恋乙女」の振り付けはけっこう複雑なんです。「初めてなのにこんなダンス考えられるんだ」ってビックリしちゃった。
こもち もともとダンスに興味はあったから、やってみたいことはたくさんあって。初めての経験だからすごく時間もかかったけど、自分の頭の中で考えていることを表現できて楽しかったな。
まうる 私はどっちの振り付けも個性があって好きだな。「せかいせんごと」は動きが単純だから、ライブですぐにファンの方が振りマネしてくれるんです。それがすごくうれしい。
──先ほど少し話に出た「嘘はよるに溶けて」の振り付けは誰が考えたんですか?
こもち 「嘘はよるに溶けて」は5人全員で考えたんです。それぞれ苦労して1曲振り付けを考えたあとだったから、この曲の振り付けはけっこうスムーズに考えられたよね?
とわ うん。「お人形さんみたいにするのがかわいいんじゃないか」ってアイデアもすぐ出たし。何より5人みんなで振り付けを考えられたことで、それぞれが持つ星歴のイメージとか、曲のイメージを共有することができてよかった。
好きだからこそぜん君。を超えたい
──3月31日には東京・CHELSEA HOTELで初めてのワンマンライブが行われます。結成が12月ですから、デビューから3カ月でワンマンライブ開催ということになります。
こもち ワンマンライブまでが早いですよね。
まうる 曲数、もっと増やさなきゃね。
こもち 私はぜんぶ君のせいだ。さんが大好きなんですけど、好きだからこそ星歴13夜でぜん君。さんを超えたいんです。ぜん君。さんはカッコよくてめちゃくちゃ熱いライブをするグループだけど、星歴13夜ではかわいさの中に熱さが入るようなライブをしたい。もちろんぜん君。さんに追いつくのだってまだまだ時間はかかるだろうけど、いつか超えてみせます。
とわ ワンマンライブに来てくれた人全員に、星歴13夜のことをもっと好きになってもらいたいんです。きっと初めて私たちのことを観る人が多いだろうから「これからも応援していこう」と思ってもらえるようなライブにします。
まうる 今のところの2019年最大の目標が3月のワンマンライブなんです。ライブまではもちろん苦労もあるだろうけど、だからこそ当日は思いっきり楽しみたい。それにライブが終わったときにはきっと今まで経験したことのない達成感があるんだろうなとか、いろいろ考えていて、きっとこのワンマンライブが自分の人生にとって大きな1日になるんだろうなと思っています。
あかね ワンマンライブで私たちも覚醒したいんですけど、ファンの方々にも覚醒してほしいんです。もっと星歴13夜のことを好きになってもらいたいし、熱狂的なファンの方をもっと増やせるようがんばります!
ほまれ 今はまだふわふわしたかわいいグループって感じの星歴13夜ですけど、やるときはやるんだ!っていうのをワンマンライブではしっかり見せられるようにがんばりたいと思います。来てくれたファンの方々が次のライブも来たくなるような、「観に来てよかった」と思ってもらえるようなライブをすることが一番の目標です。
- 星歴13夜「おやすみ未来と恋乙女」
- 2019年1月23日発売 / コドモメンタルINC.
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[CD] 1080円
CMI-0047
- 収録曲
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- おやすみ未来と恋乙女
- 嘘はよるに溶けて
- おやすみ未来と恋乙女(インストゥルメンタル)
ライブ情報
- 星歴13夜
「星歴13夜 初ワンマンLIVE~13のよる~」 -
- 2019年3月31日(日) 東京都 CHELSEA HOTEL
- 星歴13夜(セイレキジュウサンヤ)
- 2018年12月に結成された、園ほまれ、寝こもち、浮あかね、天まうる、色とわからなる5人組グループ。メンバーそれぞれに担当の星座が用意されているほか、パジャマをモチーフにした衣装など、“夜”をコンセプトにしたファンタジー調のビジュアルイメージで活動している。2019年1月に1stシングル「おやすみ未来と恋乙女」をリリース。同年3月には東京・CHELSEA HOTELで1stワンマンライブ「星歴13夜 初ワンマンLIVE~13のよる~」を開催する。