音楽ナタリー Power Push - 清 竜人25

ラブ&ピースに満ちた一夫多妻の絆と家族愛

清 竜人25はポピュラーなものになっていかないと意味がない

──結成当初からの変化としてはもう1つ、秋のワンマンツアーの最終公演で、竜人さんがこれまでのアフロヘアからイメージチェンジしましたよね(参照:清 竜人25初のツアー完遂、旦那のイメチェン&ピアノにファン興奮)。

清 竜人

清 竜人 ああ、はい。

──竜人さんの場合、これまでビジュアルの変化が毎回極端だったので、ライブ前にスタッフさんから「竜人が髪を切りました」と聞いたときはまた大胆な変化があったのかなと思ったんですけど、意外とナチュラルな変化で逆に驚きました。

竜人 いや、25はかなり踊るんで、髪の毛長いと邪魔くさいなあというのがあって。アフロやめるならショートカットかなあと、まあ普通に。

──竜人さんは清 竜人25が異質なものとしてではなく受け入れられているという実感はありますか?

竜人 25はもともとポピュラーなものをやろうと思って始めたから、そうなっていかないと意味がないと思っていたので、ちゃんと自分が思った方向に持っていけたかなと思いますね。

──なるほど。今までの竜人さんの活動を考えると、髪型だけじゃなく、大きな方向転換がどこかのタイミングで突然来るんじゃないかと思ってたんですけど、25については順当にしっかり地盤を作っているようにも見えます。

亜美 モヤモヤ溜まってないの?

竜人 んー? 幸せ。

夫人たち わー!

──ある程度形が見えてきたらちゃぶ台をひっくり返したくなる性分なのかなと思うのですが、25ではそんなことはない?

竜人 一夫多妻制というもの自体が複雑だから、そこからちゃぶ台ひっくり返しちゃうと、本当にとっ散らかっちゃうと思うんですよね。やっていいおふざけとやっちゃいけないおふざけがあるから、そこはプロとして考えてます。

すべてを出し終えた次の一歩が「LOVE&WIFE&PEACE♡」

──ではここから新曲「LOVE&WIFE&PEACE♡」の話を。まさに25の幸せ具合が如実に現れた、ピースフルな曲ですよね。これまでの曲の中でも一番好きです。

竜人 僕も25の曲の中で一番好きかも。

亜美 わかる。私も好き(夫人全員うなずく)。

──清 竜人25は初期からのストック曲もあったそうですが、この曲は?

竜人 これは最近ですね。1stアルバムの「PROPOSE」(2015年9月発売)のあと、クリスマスソング(12月2日発売の配信シングル「Christmas♡Symphony」)を出すところまでは事前に考えてたんですけど、そのあとのことはまったくの白紙で、続けるかどうかも考えてなかったから。

──なるほど。事前に想定していた清 竜人25像をすべてやり切ったあと、まっさらな状態から次の一歩を踏み出してみたら「LOVE&WIFE&PEACE♡」になったと。

竜人 そうですね。

──夫人の皆さんは最初に曲を聴いたとき、どういう印象でしたか?

清 咲乃(第1夫人)

咲乃 デモの完成度が高すぎてびっくりしました。私にとっては一番難しい曲で、レコーディングのとき付いていけないんじゃないかと心配で。キーは高いし難しいけど、一番好き。

美咲 高いよね、ホントに。私、わりと高い声が出るほうなんですけど、それでもサビはがんばって出さないと出ないくらい高くて。レコーディングは私が一番に歌を録ったんですね。それで、嫁のLINEグループがあるんですけど、みんなに「高いよ!」って報告したら「ギャーッ!」「どうする?」て騒いでたよね。

優華 「美咲ちゃんで出ないならみんな無理なんじゃない?」って。

可恩 私は幅広い世代の人に好かれる曲だなと思いました。

桃花 聴きやすいし、テンポもゆっくりだもんね。

──アイドルシーンではどうしてもBPMが速かったり、明快なテンポでコールが入れやすい曲に人気が偏りがちですけど、この曲はまた違った受け入れられ方をしそうですね。

亜美 これまでの曲も好きですけど、この曲が一番広く受け入れてもらえそうな気がします。ジャンルや世代を問わず、みんなが好きな曲なんじゃないかなって。

ラブ&ピースなメッセージソング

清 可恩(第6夫人)

可恩 ワイフって単語がこんなになじんでる曲ないよね(笑)。

──確かに、よく考えたらそうそう歌詞に出てくる言葉じゃないですよね。

可恩 すごく変わってるはずなのにキャッチー。

優華 あとすごいガヤガヤというか、みんなのしゃべってる声が入ってるので、にぎやかでハッピー感が強い。

美咲 ちびっ子の声も入ってるしね。

──そのあたりのピースフルなイメージは、ビジュアルにも通じる1960~70年代のヒッピー文化がやはりモチーフなのでしょうか。

竜人 そうですね。サウンドは厳密には違いますけど、カルチャーとしての当時のヒッピームーブメントは意識しています。この一夫多妻制というコンセプト自体、コミューン感があるっちゃあるし。もともとのきっかけは、ワコールという下着ブランドのタイアップの話が先にあって、そのキャッチフレーズが「BRA&PEACE!」だったんですね。もちろん「ラブ&ピース」がもとになったフレーズだし、「お祭り感のある曲が欲しい」というオーダーをもらった中で、25でピースな感じを出すならヒッピームーブメントかなというアイデアがすぐに浮かんで。

──タイアップの狙いとグループの現状がうまくハマった感じですね。冒頭の「自分ら ちょ 色々 難しく考え過ぎやねん♡ もっと肩の力抜いたらええやん♡」という竜人さんのセリフから、いつになくピースフルな内容ですけど。

竜人 ああ、実は今回ちょっとだけ変化があって。今まで25ではメッセージ性とか100%排除してやってきましたけど、これはちょっと違いますね。このご時世に、25だからこそ出せる雰囲気で楽しい気分にさせられたらいいなという気持ちで。どうとも取れるような塩梅にはしてありますけど、やっぱ今のご時世に対してのメッセージも、100あったら2くらいは考えてますね。

亜美 あんまないね(笑)。

ニューシングル「LOVE&WIFE&PEACE♡」 / 2016年3月2日発売 / 完全生産限定盤 / [CD+DVD] 3240円 / TOY'S FACTORY / TFCC-89580
ニューシングル「LOVE&WIFE&PEACE♡」
CD収録曲
  1. LOVE&WIFE&PEACE♡
  2. ねえねえ...
  3. LOVE&WIFE&PEACE♡(Instrumental)
  4. ねえねえ...(Instrumental)
DVD収録内容
  • 「LOVE&WIFE&PEACE♡」Music Video
  • 「LOVE&WIFE&PEACE♡」Music Videoメイキング映像
  • 清 竜人25“ハネムーン♡ツアー”at SHIBUYA TSUTAYA O-EAST(2015.9.30)
清 竜人25(キヨシリュウジントゥウェンティファイブ)
清 竜人25

ソロアーティストとして活動していた清 竜人が、2014年9月に立ち上げたアイドルユニット。プロデューサー兼メンバーの清 竜人に、その妻である清 咲乃、清 桃花、清 亜美、清 美咲、清 菜月、清 優華を加えた7人で結成された。2014年11月にデビューシングル「Will♡You♡Marry♡Me?」、2015年2月に2ndシングル「A・B・Cじゃグッと来ない!!」をリリース。2015年5月には活動を休止した第5夫人・菜月に代わり、第7夫人の清 優華が加入した。同月に3rdシングル「Mr.PLAY BOY…♡」をリリース。同年9月には初のフルアルバム「PROPOSE」を発表し、東名阪3都市を回る初の全国ツアー「清 竜人25 “ハネムーン♡ツアー”」が開催された。また活動開始まもなくスタートさせた自主企画「清 竜人ハーレム♡フェスタ」もコンスタントに行われ、毎回さまざまなゲストを招いた対バンスタイルのライブを展開している。2016年3月には通算4枚目のシングル「LOVE&WIFE&PEACE♡」をリリース。同年4月には東京・中野サンプラザホールにて、初のホール公演「清 竜人25 コンサート 2016 春」を行う。