ナタリー PowerPush - WOWOW「パンクな夜にしやがれ!」
WEEZER×MAN WITH A MISSION対談テキスト先行公開
WEEZER×MAN WITH A MISSION“パンク”対談 at 2013.3.31「PUNKSPRING 2013」千葉・幕張メッセ
日本でのライブはいつも最高
──WEEZERの今日のパフォーマンスはどうでしたか?
リバース・クオモ(Vo, G) よかったと思う。
ブライアン・ベル(G) お客さんが素晴らしかった。日本でのライブはいつも最高だから、僕らもすごくワクワクする。今日はいいバンドがいっぱい出てるしね。
──MAN WITH A MISSIONの皆さんはWEEZERのライブを観ました?
Jean-Ken Johnny(G, Vo) モチロン観テマシタ。ステージ袖デ。大好キナバンドナノデヒタスラ興奮シッパナシデシタ。
リバース (日本語で)でも、WEEZERのマネージャーさんは「あんまりよくない」って言いました。厳しいです!
一同 あはは!(笑)
Jean-Ken Johnny 今日ハパンクノフェスニ参加シタワケダケド、好キナパンクノアルバムトカアーティストハナンデスカ?
ブライアン DEAD KENNEDYSはカッコいいと思う。初期のBLACK FLAGも最高だ。
リバース SEX PISTOLSかな。ピストルズはアルバム1枚しか出してないんだよな。カッコいいぜ。
スコット・シュライナー(B) 俺はFEAR。初めてピンと来てのめりこんだパンクバンドだ。
パトリック・ウィルソン(Dr, G) BLACK FLAGの「Who's Got The 101/2」。
ブライアン あれは歌詞にすごくメッセージ性があったね。
大きなチャレンジだったNIRVANAカバー
Jean-Ken Johnny 来日中、何カクレイジーナ出来事ハアリマシタカ?
リバース ゆうべ、神戸でのライブが終わったとき、PENNYWISEのフレッチャー(・ドラッグ / G)さんが僕を抱き上げたんだ。大柄な彼が僕を抱き上げてぐるぐる回すもんだから、お客さんのほうに投げられるんじゃないかと思って怖かった。でも、実際はもっとひどいことになった。よだれでベチョベチョの口でキスをしてきたんだ。
パトリック ヒゲ面でね。気持ちよかったろ、男のヒゲを感じるのは。女の子の気持ちがわかるだろうな。
リバース だからそのあと、よく歯を磨きました。10分も。
一同 (爆笑)
──MAN WITH A MISSIONのパフォーマンスを観るチャンスはありましたか?
スコット (「PUNKSPRING」の会場に)早く着いたので観たよ。素晴らしかった。
Jean-Ken Johnny・DJ Santa Monica(DJ)・Kamikaze Boy(B) アリガトウゴザイマス。(お辞儀)
スコット ベースは誰?
Jean-Ken Johnny 彼デス。
Kamikaze Boy (手を上げる)
スコット 最高だったよ。
リバース (日本語で)実は1回、私とJean-Ken Johnnyさんはスコット・マーフィーさんとライブをしましたね。
Jean-Ken Johnny 弾キ語リノアコースティックライブヲ渋谷eggmanデヤラセテイタダキマシタ。本当ニ光栄デシタ。アリガトウゴザイマス。
リバース WEEZERの曲を2曲、「Why Bother?」と「The World Has Turned And Left Me Here」をやったよね。
スコット 今夜はNIRVANAをやったね。「Smells Like A Teen Spirit」だ。客が熱狂してた。
リバース カバーするのが難しい曲なのに、君たちが演奏してるのを観て感心したよ。
Jean-Ken Johnny アノ曲ハヤメタホウガイイトイウノガ一般的ナ意見ダトハワカッテルノデスガ、僕ラハNIRVANAガ大好キデスシ、彼ラノ残シタモノニ本当ニ感服シテオリマス。ダカラ、大キナチャレンジダケドヤッテミマシタ。
リバース 質問なんだけど、オリジナルのキーでやってるの? それとも低め?
Jean-Ken Johnny 同ジキーダト思イマス。Fダケド、ギターハ半音下ダヨネ。ツマリEデスネ。
リバース ああ、じゃあ同じだね。
スコット 何にしても、君たちの演奏にお客さんは熱狂してた。正しくないわけがない。みんな、すごく楽しんでた。
見かけ倒しなのかもと思ってたけど、音楽もいいバンド
スコット タワーレコードでMAN WITH A MISSIONのディスプレイを観たよ。いろんなものがある中で、彼らのポスターがずっと目に付いてた。ビジュアルがすごく目立ってたから。でも今回、音楽もいいとわかったよ。聴いたことがなかったから見かけ倒しなのかもと思ってたけど、明らかにいいバンドだ。帽子はかぶってないけど“脱帽”だ(笑)。
リバース アメリカツアーの経験は?
Jean-Ken Johnny アメリカニハ2回行ッタコトガアリマス。2年前、Whisky A Go GoトRoxy Theaterニ出マシタ。去年ハニューヨークトニュージャージーニ行キマシタ。ドチラモトテモイイ経験ニナリマシタ。
リバース ファンは増えた?
Jean-Ken Johnny 今ハアメリカデノ足場ヲ築イテイルトコロデス。1年後ニハモットイイ状況ニナッテイルハズダト思イマス。
リバース じゃあ、日本以外にもファンを増やそうという野心があるんだね?
Jean-Ken Johnny モチロン。皆サマモソウダト思イマスガ、僕ラハ外国ノ音楽ガ大好キナノデ。WEEZERハスゴイト思イマス。イツカ僕ラモ外国デ同ジコトヲシタイトカンガエテマス。日本ト同ジクライ、モシクハモットスゴイコトヲシタイデス。
リバース 「がんばります」だね。
ブライアン 僕らも同じ気持ちだよ。
WOWOW「パンクな夜にしやがれ!」
2013年6月22日(土)23:00~23日(日)9:00
パンクなライブ・映像をオールナイトで一挙放送!
ラインナップ
- 23:00~23:10
- WOWOWライブ「パンク道!#1」
- 23:10~25:10
- WOWOWライブ「PUNKSPRING スペシャル」
- 25:10~25:20
- WOWOWライブ「パンク道!#2」
- 25:20~26:15
- WOWOWライブ「セックス・ピストルズ クラシック・アルバムズ:勝手にしやがれ」
- 26:15~26:25
- WOWOWライブ「パンク道!#3」
- 26:25~27:10
- WOWOWライブ「ザ・クラッシュ ライブ・イン・パリ 1980」
- 27:10~27:20
- WOWOWライブ「パンク道!#4」
- 27:20~27:45
- WOWOWライブ「グリーン・デイ LIVE at サマソニ 2012」
- 27:45~27:55
- WOWOWライブ「パンク道!#5」
- 27:55~翌5:05
- WOWOWライブ「洋楽ライブ伝説 イギー・ポップ & ザ・ストゥージズ ライブ・イン・ヨーロッパ 2005」
- 翌5:05~5:15
- WOWOWライブ「パンク道!#6」
- 翌5:15~7:05
- WOWOWライブ「洋楽ライブ伝説 パティ・スミス ライブ・アット・モントルー 2005」
- 翌7:15~9:00
- WOWOWシネマ「ロックンロール・ハイスクール」
MAN WITH A MISSION
(まんうぃずあみっしょん)
首から上がオオカミで胴体が人間という“5匹”組ロックバンド。2010年より本格始動し、奇抜なビジュアルとともに、パワフルでエネルギッシュなサウンドが支持を集め、徐々にライブハウスシーンで話題に。2011年4月に2029枚限定シングル「NEVER FXXKIN' MIND THE RULES」を発表し、完売させる。そして2011年6月、日本クラウンよりアルバム「MAN WITH A MISSION」でメジャーデビュー。その後数多くの夏フェスに出演し注目を集め、2012年7月にはフランスで行われた「JAPAN EXPO 2012」に出演する。2013年5月には初の日本武道館単独ライブを成功させ、その模様を収めた映像作品「狼大全集(2)」を8月にリリースする。
WEEZER(うぃーざー)
1992年に結成されたアメリカの4人組ロックバンド。現在のメンバーはリバース・クオモ(Vo, G)、ブライアン・ベル(G, Vo)、スコット・シュライナー(B, Vo)、パトリック・ウィルソン(Dr)。90年代に歪みながらも爽快なパワーポップ系ギターサウンドで多くのファンを獲得し、2000年代も精力的にリリース活動を行う。日本への関心が高く、2008年にはASIAN KUNG-FU GENERATION、GOING UNDER GROUNDが参加する来日公演「WEEZER FESTIVAL」を開催したほか、2009年の「FUJI ROCK FESTIVAL」ではヘッドライナーとしてトリを務めた。