PRIKIL「SOMEBODY」インタビュー|「Who is Princess?」から誕生した5人組ガールズグループがついにデビュー (3/3)

「私たちは今のままでいいんだ」

──2曲目の「FUN」は「Who is Princess?」第1話から流れている、番組のテーマ曲でした。だいぶ体にも馴染んでいると思うのですが、PRIKILバージョンならではの魅力を挙げるとすると?

YUKINO PRIKILは年齢が幼いこともありフレッシュな印象があると思うのですが、パフォーマンスになるとガラッと雰囲気が変わってカッコよくなるという二面性を持ったグループだと考えていて。そこが「Who is Princess?」での15人で踊っていたときとは違う、PRIKILのパフォーマンスならではのよさかなと思っています。

RINKO ダンスブレイクが終わったあとの「私はPerfect これでいいPerfect」っていう歌詞が好きで。歌っていて「私たちはこれでいい、今のままでいいんだ」と思えて、今の私たちにぴったりだなと感じています。

──最後の「Amazing Girls」は再生ボタンを押した瞬間からテンションが最高潮というか、とてもパワーにあふれた曲ですよね。

RIN サビの前にラップパートがあるんですけど、そこで今までやったことがないゴリゴリのラップをしたのが新鮮でした。自分が好きな感じで歌えてとてもうれしいんですけど、速いテンポの中で韻の踏み方に気を付けたり、音程を取るのがけっこう難しかった記憶があります。

──RINさんの声質を生かしたクールなラップがすごく映えていました。PRIKILの中では、ラップ担当というとRINさんになるんですか?

RIN はい! 自分としてもラップはすごく好きなのでがんばりたいと思っています。ボーカルレッスンを受けるときにも、英語の発音や韻に合わせた声の当て方など、細かく指導していただいています。

RIN

RIN

RINKO 「Amazing Girls」は全体的に前向きな歌詞で、聴いていてすごく楽しい曲じゃないかなと思います。サビ前の「叶えたい どんな夢も叶う」っていう歌詞は特に、まさにこうして夢を叶えた私たちが、これから夢を叶えようとがんばっている人たちを応援したいという気持ちを込めて歌っています。

──楽曲は「Who is Princess?」の審査にも携わった、韓国の作曲チームGALACTIKA *さんが制作されています。ITZY「DALLA DALLA」「WANNABE」、TWICE「Heart Shaker」などヒット曲を多数生み出してきたチームですが、レコーディングもGALACTIKA *さんがプロデュースされたんですよね?

UTA はい。すごく緊張したんですけど、とにかく和やかな方で。録る前にアドバイスをいただいたりして、すごく貴重な時間でした。私は「SOMEBODY」のサビの「彗星のような」の歌い方を「もっとしゃくるように上げて、元気にかわいく歌って!」とアドバイスをいただいたのが印象に残っています。

NANA レコーディングは真面目にやっていたんですけど、韓国とのリモートなので、毎回少しタイムラグができちゃうんですよね。沈黙が続いてしまうので、GALACTIKA *さんのほうを見て手を振ってみたり、ちょっとポーズをしてみたりして、どういう反応が返ってくるかな?と遊び心を加えてみたりしていました(笑)。

──3月には「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 SPRING & SUMMER」そして「第34回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 SPRING / SUMMER」に出演してパフォーマンスを披露しましたね。大阪・京セラドームと東京・国立代々木競技場第一体育館という大きな会場でお客さんを前にステージに立ってみて、いかがでしたか?

UTA すごく緊張したんですけど、私たちのうちわやペンライトを持参してきてくださった方が客席に見えて、すごく緊張もほぐれましたし、集中して楽しむことができました。

RIN ランウェイを歩いて進んだ先で「NANAちゃん」「RINちゃん」ってボードを持ってくださった方が見えて、「すごい!」と感動しました。

──「Who is Princess?」ではJ-POPの楽曲にK-POPのダンスを付けるというミッションがありましたが、その中からYOASOBI「夜に駆ける」のカバーを「関コレ」でも披露されたんですよね。皆さんは韓国に基盤を置く事務所に所属をしつつ日本をメインに活動するということで、こういう面白いパフォーマンスが今後も見られるのかなと期待してしまうのですが、今後やってみたいパフォーマンスはありますか?

YUKINO 今はフレッシュでカッコかわいい曲をやっているんですが、個人的にはガッツリカッコいい曲をやってみたいです。ラップがゴリゴリに入っていたり、スーツでビシッと決めたり! 逆にめちゃくちゃかわいい曲もやってみたくて。コンセプトが極端に振れている曲をやってみたいですね。

NANA 私は“ザ・アイドル”な曲を1回だけやってみたいです。

RINKO 1回だけ?(笑) 私は曲じゃないんですけど、イベントとかでみんなで着ぐるみを着てパフォーマンスしてみたいです。ハロウィンの仮装とかもしっかりやりたいですね。

世界中から認められるアーティストに

──2022年は強力なガールズグループが多数誕生すると言われています。その中で発揮できるPRIKILならではの強みや魅力を挙げるとすると、どういう部分になりますか?

RINKO メンバー1人ひとりに魅力が詰まっていると私たち自身も感じていて、そこが強みだと思っています。そしてまだまだ私たちは若いので、今はフレッシュさがあるパフォーマンスをしていますが、これから年齢を重ねるうちに大人っぽい雰囲気を出したり、雰囲気を変えていくことができる。これからどんどん成長していって、いろんなグループがいる中でも「本当にPRIKILはカッコいいな」と思ってもらえるようなグループになりたいなと思います。

──ちなみに、事務所(FNC ENTERTAINMENT)の先輩方との交流はあるんですか?

NANA 韓国に行った際に、FTISLANDのホンギ先輩とジェジン先輩、N.Flyingのフェスン先輩、SF9のジュホ先輩、Cherry Bulletのボラ先輩に挨拶させていただきました。皆さん本当に優しくて日本語もうまくて、カッコいい先輩だなと思いました!

──最後に、今後グループで叶えたい夢や目標、そしてYouTubeなどでやってみたい企画があれば教えてもらえますか?

RINKO 世界中の人からカッコいいと思われて、愛されるグループにしたいと思っています。本当に大きな夢なんですけど、ワールドツアーをできるようなすごいグループになりたいです。あとYouTubeでは……全員でそれぞれ料理を作って、みんなでパーティをしたいです! 楽しくワチャワチャと楽しむだけの動画を発信したいなって(笑)。

UTA たくさんの人に知ってもらえて愛されるようなアーティストになりたいなと思っています。PRIKILだけの単独ライブができるように一生懸命がんばりたいです。YouTubeでは、みんなでモッパン動画をやりたい! YUKINOと私が大食いキャラなので。

一同 いいねー!

NANA 私はPRIKILが愛されるいいチームでいられたらいいなと思います。YouTubeではアスレチックとか、運動会的なことをやってみたいです。

RIN PRIKILとしての夢は、世界の人々に認めてもらえるアーティストになることです。いつかは1人ひとりソロでも活躍できるアーティストになっていきたいなとも思っています。いろんな方と共演できたらうれしいですね。

YUKINO PRIKILらしい私たちだけの魅力があふれる、世界中から愛されるガールズグループになりたいです。YouTubeではキャンプがしたいです! みんなと外で遊んで、テントを自分たちで建てたり、火を起こしたり……私たちの会話や日常風景を観て元気をもらえる人がいたらいいなって。あとはみんなでお化け屋敷に行きたいな。

NANA (すごく嫌そうな顔をする)

YUKINO すごい顔してる!(笑) これからどんどんK-POPアイドルの方がやっているような企画をたくさんやって、PREMIER(PRIKILファンの呼称)の方に楽しんでいただきたいですね。

PRIKIL

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プロフィール

PRIKIL(プリキル)

デビューサバイバルプログラム「Who is Princess?」を経て2022年1月に結成されたガールズグループ。メンバーはRINKO、UTA、NANA、RIN、YUKINOの5名。グループ名はPRINCESSの“PRI”と、「致命的な魅力」を意味する“KILL”を組み合わせた造語で、「世界を魅了する素晴らしいPRINCESS」という意味が込められている。2022年5月4日にデビューシングル「SOMEBODY」をリリース。