ペンライトへのこだわり
──皆さんの音楽活動には欠かせない、電池を使うアイテムといえばペンライト。超特急、M!LK、SUPER★DRAGON、さくらしめじ、原因は自分にある。、そして本日は残念ながら参加できなかったONE N' ONLYのペンライトには「エボルタNEO」が、BUDDiiSのペンライトには「エボルタNEO」と「エネループ」が使用可能です。本日はそれぞれのグループのペンライトを持ち寄っていただきました。
颯 スパドラは青1色に光る仕様なので、ほかのグループのカラーチェンジタイプが新鮮で。特に、さくらしめじのペンライトのカラーバリエーションが多いのが意外でした。
雅功 10色に光るんですよ。
リョウガ なんでそんなに多いの?
雅功 みんなそれぞれ好きな色があるかな?と思って……。
颯 あ、曲ごとに変わるわけじゃないんだ(笑)。
一同 あはははは。
空人 げんじぶ(原因は自分にある。の略称)のペンライトはベーシックなスティック型なんですけど、M!LKさんやスパドラさん、ワンエンさんのようなモチーフ型のペンライトもいいなあと思いました。げんじぶもこういうの、作ってみたいなあ。
雅功 M!LKのペンライトに付いてる王冠、かわいいよね。
太智 僕らのペンライトは、ミルククラウンをモチーフにした王冠が付いてるのがポイントだね。このモデルを作ったときのライブには「鏡」「プリズム」みたいなテーマがあったから、光がきれいに反射するようなデザインになっていて。白色で光らせるとオーロラ色になってすごくきれいなのよ。うちのグループは(山中)柔太朗がグッズ制作に関わっているんだけど、(ヘッド部分の)ラメの量が違う素材のサンプルが10種類くらいあってさ。光り方とか光量にも彼がめっちゃこだわって、最終的にこの感じになりました。
雅功 すごいなあ。ほかにペンライトの制作まで関わってる方っています?
リョウガ 超特急は関わってるよ。僕らのペンライトは単色なんだけど、メンバーが9人いるから光の色分けがなかなか難しくて。
マサヒロ プラス、8号車(超特急ファンの呼称)カラーのピンクもあるから合計10色ですね。
リョウガ そうそう、10色。5月から始まるツアーのグッズのペンライトは、色分けをはっきりさせるために「この色は少し黄色寄りで」とか「光量はこのくらいで」とか、メンバー全員がめちゃくちゃこだわってリクエストしましたね。
マサヒロ 発色、めちゃくちゃいいですよね。これまでの発光源は全部白だったんですけど、最新モデルにはライト自体に色が付いているので、そのおかげもあって区別が付きやすくなりました。
──超特急のペンライトはこれまでボタン電池を使用していたのが、最新モデルから乾電池式になったんですよね。これは8号車さんにとっては大ニュースなのでは?
リョウガ そうなんですよ。8号車から「乾電池のほうがいい」という意見が以前から届いていたので、そこも改良していきたいということで今回から変えさせていただいたんです。きっと喜んでもらえると思うし、乾電池ゆえのメリットもいっぱいあると思うので、変えてよかったなと思ってます。
ペンライトの光は愛情表現の1つ
──せっかくなのでペンライトにまつわるエピソードも伺えれば。ひとくくりにペンライトと言っても、使われ方はグループによって異なりますよね。
FUMIYA BUDDiiSはペンライトの色を決めている曲があるんですけど、ライブのMCで「こういう色がいいんじゃない?」ってバディ(BUDDiiSファンの呼称)と一緒に決めていったんです。
KEVIN 「HOT CHEESE」はオレンジ、「Under The Sea」は海のイメージで青。デビュー曲の「CLICK ME」ではグループカラーの黄色に光らせてくれます。MCでの相談もあったけど、バディの間で自然と統一されていったよね。
FUMIYA 曲ごとにペンライトの色が黄色、青……と変わっていくと、自分たちのことをちゃんと知ってくれているんだなと思えるというか。バディの愛を感じられるので、愛情表現の1つだなあと思います。
KEVIN あと、以前僕らはライブで超ときめき♡宣伝部さんの「すきっ!」をカバーさせていただいたことがあったんですけど、そのときにファンの皆さんから「BUDDiiSにもこういう曲がほしい」というリクエストをもらったことをきっかけに「The One」という曲を作ったんです。女性アイドルのファンの方のような熱いペンライトさばきをバディにもしてほしくて、動きをそろえやすいパートを最初から曲に盛り込みました。
FUMIYA 僕はリーダーのFUMINORIくんと一緒に振付を担当したんですけど、「うおーっ!」と言いながら下から上にペンライトを振り上げるような動きを入れたり、一体感のあるライブ空間になるように意識しました。実際みんな動きを真似してくれますし、最近は声出しも解禁されて一体感がさらに増してきてるなって。
KEVIN ちゃんと僕らの狙いが伝わったうえでバディが楽しんでくれているのがすごくうれしいです。
空人 げんじぶも一度、配信でペンライトの色決めをしたことがありますよ。「この曲は何色に光らせてほしい」とリクエストしたうえでライブをしたんですけど、観測者(原因は自分にある。ファンの呼称)の皆さんが配信を見ていなかった人にもその話を共有してペンライトを光らせてくれて。観測者の皆さんの力をすごく感じましたね。
──げんじぶのライブでは、歌唱を担当しているメンバーの色が目立つようにペンライトが振られる景色も特徴的ですよね。
空人 そうですね!
一同 へえー!
リョウガ それ、すごいな。
空人 しかも、げんじぶって歌割りが細かいんですよ。単語で区切るようなこともあるので、皆さんリズムゲームみたいな瞬発力で振ってくださっていて。
──完璧に歌割りを把握しているということですよね。
空人 そうなんですよ。メンバーでさえ曖昧なところがあるのに!って、それは冗談ですけど(笑)。とてもありがたいなと思います。しかも推しの色を上げるとき、動きを付けてくれるんですよ。そのおかげですごくきれいに見えるし、歌っていて気持ちいいです。
「定期的にこの景色が見たいな」と思ってしまうくらいにきれい
雅功 さくらしめじは、ペンライトを導入したのがコロナ禍に入ってからなんです。だからまだ皆さん扱いに慣れていない部分もあるのか、1つ気になることが……。「ストーリーズ」という曲だけはペンライトの色がピンクに決まっているんですけど、弾き語りでこの曲を演奏したあと、次の曲に進もうとすると客席のあちこちから「カチカチカチカチ……」って、色を変える音が聞こえてきて。
颯 弾き語りで、静かだからね。
雅功 なので「いつ次の曲入ろう?」って……“カチカチ待ち”の時間が発生することがあります(笑)。
一同 あはははは。
彪我 ペンラチューニングね。
KEVIN 10色あるから。
雅功 そうそう。点けたかった色を通り過ぎちゃったら、さらに10回カチカチしないとだから大変(笑)。でも、その時間もまた気持ちいいです。
リョウガ ペンライトの思い出と言えば、もう8年前かな、国立代々木競技場第一体育館でクリスマスライブをしたときに、特定の客席の人だけがペンライトを点けて「MERRY Xmas 12.24」という文字を浮かび上がらせるというサプライズをしてくれたことがあって……。
一同 へえー!
リョウガ あれは本当に感動しましたね。
マサヒロ めっちゃきれいでしたよね……。
リョウガ ……いたっけ!?(笑)
マサヒロ あ、僕まだいなかったか?
リョウガ マサヒロ、超特急に入ったの去年の8月だから!(笑) 全然いないから、うん。
マサヒロ じゃあ夢で見たのかもしれないっす。
一同 あはははは!
──(笑)。マサヒロさんは昨年の年末のワンマンで自分に向けられるペンライトの光を初めて経験されたわけですが、そのときの感覚はいかがでしたか?
マサヒロ 新メンバー4人が加入したことによってペンライトの色が増えて、そこに自分のカラーであるブラウンがあること自体に感動して。数はもちろん少ないとはいえ、僕を応援するためにペンライトを買って、振ってくださっている方がいて感激しましたし……新メンバーのペンライトが完売したという話を聞いたときも、すごくうれしかったです。
リョウガ 相当カラフルになりましたよね。4人が加入したことによって色の数がほぼ倍になったので、めちゃくちゃ華やかになって。「定期的にこの景色が見たいな」と思ってしまうくらいにきれいですよ。
青一色の景色は唯一無二
颯 スパドラのペンライトは青一色ですけど、実はイメージカラーを正式に発表したことはないんです。デビューしたときの衣装が青で、初めてのワンマンのときに出したグッズも青だったのがきっかけで、「スパドラといえば青だよね」というイメージが僕らのファンの皆さんやEBiDAN内でだんだんと定着していった感じで。
太智 確かに。
颯 いつしかペンライトも絶対青、スパドラのライブといえば青一色の景色、となっていきました。僕は赤が好きだったんで(笑)、初期のリリースイベントとかでは僕のファンの方は赤とか、メンバーの好きな色を上げてくれていた時期もあったんです。それを思うと、今現在の青一色の景色は唯一無二な感じがしますし、ほかのグループにはない個性なので、すごく気に入っていますね。
太智 これは自分がM!LKのライブの演出を担当するようになってから考えていることなんですけど、パフォーマンスのイメージを膨らませているときに「この曲は客席をこういう色にしたいな」と思うことがあって。今よりも大きな会場でライブができるようになったら、いつか光の色を遠隔操作できるペンライトを使ってみたいんです。もちろんペンライトを振る皆さんが楽しめるかどうかという部分を考えなければいけないけど、実現できたらいいなと思いますね。