PiXMiX|走り続ける6人 2ndシングルで切ない片思いソングに挑戦

歌詞のすべてが6人のことを表してる

──シングルにはワンマンライブで初披露されたカップリング曲「Don't Look Back」も収録されます。どこかアニメソングのような雰囲気があるカッコいい曲調で、力強い歌詞も今のPiXMiXにぴったりだと思いました。

KAREN 不安だけど強気にがんばっているという姿勢が歌詞に表れていて、共感できるというか、聴いていて背中を押される曲だと思います。

KOHIME メジャーデビュー曲の「その先へ」とつながっている曲なんですよ。

MISAKI それが裏テーマというか、メジャーデビューして走り続けているPiXMiXのことを表現した曲でもあるんです。

──もう1つのカップリング曲「Bloom」はMISAKIさんが作詞作曲したナンバーです。どのように曲を作り上げていったんですか?

MISAKI 私は小さい頃からピアノをやっているので、最初はピアノで作曲していたんですけど、どうしてもいい曲ができなくて。結局鼻歌で曲を作りました。PiXMiXにはカッコいい曲はたくさんあるんですが、わかりやすく盛り上がれる曲があまりなくて。ライブの定番曲というか、みんなで盛り上がれる曲を作ろうと考えて作曲しました。

──歌詞にはどういう思いを込めたんでしょう?

MISAKI 私はけっこう現実的な詞を書いちゃう人で。暗いというか、冷めている部分があるんですけど、この曲は最大限明るい歌詞にしようと思って、「仲間がいるから大丈夫」という思いを書きました。

KAREN 最初に曲を聴いたとき、歌詞も曲調もすごくMISAKIっぽいなと思いました。

MISAKI えー!

ITSUKI 「MISAKI」というタイトルでもいいんじゃないかなって(笑)。

KAREN 「誰かに何を言われようと『君の居場所はここにある』と」という歌詞は、私がMISAKIに言った言葉なんです。PiXMiXのこれまでのことが曲の中で表現されていて、聴いていて泣きそうになりました。

AIRI 歌詞のすべてがPiXMiXの6人のことを表していて、心にグッと来ます。

──ライブでも感情を込めやすいですか?

AIRI そうですね。それに真似しやすい振りになっているので、すごく盛り上がると思います。

チャレンジし続けたい

──ワンマンライブでは最後に「初心を忘れない」という2020年の抱負を発表していました。その理由を改めて説明してもらってもいいですか?

ITSUKI 大変な思いをしてメジャーデビューをつかみ取った分、現状に満足しちゃう危険性もあるのかなと思ったんです。だんだんとたるんできちゃう部分もあるだろうし、リリイベも“こなしていく”感じになっていったら嫌だなって。ずっと初心を忘れず、いつでもチャレンジして皆さんにいいものを届けたいと考えて、あの抱負を発表しました。

──PiXMiXが今年克服すべき課題を挙げるとしたら、なんだと思いますか?

MISAKI MCでのお客さんの巻き込み方だと思います。素を出せるようにはなりましたが、私たちの中だけで盛り上がるのではなくて、お客さんを巻き込めるようになりたいなって。それができるようになったらライブがさらに楽しくなると思います。

KOHIME パフォーマンス面だと、表現力という点でまだ足りないものがあると思っています。歌やダンスに込める気持ちがお客さんに見えてないときがあると感じていて。私たちのレベルを1つ上に上げないと、ライブを観ている人もパフォーマンスに感情移入できないのかなと。そういう点でもお客さんを巻き込むことが課題だと思います。

TOWAKO 少しずつテレビ番組とかに出させてもらえるようになってきているので、そういうところでもちゃんと結果を残したいですね。

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