ソロキャンプの楽しみ方をいろんな人に伝えたい

──今年のラインナップも魅力的な顔ぶれがそろいました。

カジ　新しいところではカネコアヤノさんや台風クラブ、SOLEIL。SOLEILは14歳の女の子がボーカルで、サリー久保田さんと中森泰弘さんがバックを務めて60'sふうの音楽をやっているグループです。今年はGRAPEVINEも出てくれることになって。これまでロック系の方にはあまり声をかけてなかったんですけれども、今回は少し幅を広げたいと思って彼らに出てもらうことになって。幅を広げるという意味ではヒロシさんに出ていただけるのはすごくうれしいです。

ヒロシ　……僕の前に何人声かけました？

カジ　最初からヒロシさんにお願いしたいと思ってました（笑）。

ヒロシ　狩野英孝さんに断られてません？ 以前あったんですよ、1回。映画に出たときにプロデューサーから「狩野くんが忙しすぎてヒロシくんにした」って言われて。

カジ　「PEANUTS CAMP」は最初からヒロシさんで決めてましたので。

ヒロシ　よかった。ありがたいです。芸人で言うと、猫ひろしさんも出演されるんですね。

カジ　猫さん、千葉県出身なんです。マラソンをされているので、「猫さんと走ろう」みたいなこともできたらいいなと思っています。

──過去2回は天気にも恵まれて。

カジ　1年目は初日の午前中は雨が降ったんですけれども、ライブが始まる時間になったら晴れて。去年も雨が多い夏だったにも関わらず初日は晴れだったし、2日目も過ごしやすい感じで、なんとか天気に恵まれました。たぶん僕が晴れ男だからだと思います……と言うのは冗談なんですけど（笑）。90年代は雨男って、すごい言われていたんです。MVの撮影があっても雨が降ったり、大阪で毎週木曜日にラジオのレギュラー番組を持っていたときも木曜日は必ず雨が降っていたり。でも、そういうマイナスイメージってよくないんじゃないかと思って、あるときからそういうことを言わないようにしたら晴れの日が続いて、晴れ男になりました。

──今年も気持ちのいい2日間になるといいですね。最後にお二人の意気込みをお聞かせください。

ヒロシ　僕は「ヒロシです」しか武器がないんで、ウケるのかどうか心配ですけれども……。あとはさっきもちょっと話しましたけど、ソロキャンプの楽しみ方をいろんな人に伝えたいですね。フェスでも会場の雰囲気になじめなくて端っこで観てる人、いるじゃないですか？ ライブに行っても前の方には行けず、うしろのほうで拳は握ってるタイプとか（笑）。そういう人に向けて、1人でもキャンプは楽しめるんだよっていう話ができればいいなと思ってます。後日、「ヒロシも言ってたしテント買って出かけてみるか」とか、「1人でバーベキューに行ってみるか」という気になっていただければうれしいですね。

カジ　ぜひお願いします。「石の上にも3年」という言葉もありますけど、僕はこのフェスを長く続けていきたいので、そういう意味で今年は正念場だなと思っていて。皆さんに楽しい思い出をたくさん作ってもらえるようにがんばります！