OH MY GIRL|日本デビューから1年、3rdアルバムで示す現在地

OH MY GIRLのこれまでを表現した「Guerilla」

──「Guerilla」から、OH MY GIRLの新たな一面を感じました。ガールズグループ同士が競い合う音楽バラエティ番組「Queendom」で披露されていましたが、そのパフォーマンスもクールでカッコよかったです。

ビニ え、すごいうれしい!

ユア 実はあのステージは準備が超超超大変だったんですよ。とにかく時間がなくて。曲をもらってから、レコーディングして、振り付けを覚えるまで2、3日しかなかった。

──歌詞ではどんなことを歌っているんですか?

アリン これまでのOH MY GIRLについて歌っています。

ミミ

ミミ 私たちがOH MY GIRLとして韓国でデビューしてから感じたいろんなことが歌詞に反映されているんです。

スンヒ 実際、私たちの活動はゲリラ戦みたいな感じだったと思う。神出鬼没で、いろんなコンセプトの曲をいろんなところで披露して。K-POPシーンにしっかりと足跡を刻んだという意味で「Guerilla」という曲を披露したんです。「Queendom」でのパフォーマンスは正直かなり大変ではありましたけど、OH MY GIRLにとって大きな経験になったと思います。

ヒョジョン 私にとって「Queendom」で元2NE1のパク・ボム先輩と共演できたことが大きかったです。パク・ボム先輩の歌はそばで聴くと、バイブレーションがすごいんですよ。テクニックをたくさん持ってる。私自身、歌うことが本当に大好きなのでとても重要な経験でしたね。

──ユアさんの切れ味の鋭いダンスも印象に残りました。

ユア

ユア ありがとうございます! 私は昔から体で何かを表現することが大好きなんです。ステージに立つとスイッチが切り替わって違う自分になれるというか。「Queendom」のステージでも、普段のコンサートでも、そのときどきに感じた雰囲気を振り付けで表現するようにしています。ステージって1つとして同じものはないんですよ。お客さんはもちろん、照明の色合いとか、セットとか。その場にあるさまざまなものから影響を受けていますね。自分が感じたそのままをダンスで表現したいんです。

ヒョジョン あの番組に出て本当によかったのは、ユアのダンスはもちろん、OH MY GIRLのメンバーたちのいいところを伝えることができたことだと思います。みんな本当に努力家で魅力的なんですよ。

この10年で一番変わったのは気持ちの部分

──OH MY GIRLにとって2010年代はどんな10年間でしたか?

スンヒ ひと言で言うならチェンジですね。2015年にOH MY GIRLとしてデビューして、人生が劇的に変わりました。

ビニ デビューする前はアイドルになることが夢だったけど、今はOH MY GIRLとしてもっと成長することが目標になりました。

ヒョジョン

ヒョジョン デビューした頃は、私たちに声援を送ってくれる方がいることが不思議な感じだった。

ミミ 当時はまだ人前に立つ準備できてないと思ってたもんね。

ヒョジョン そう。だけどそんな私たちに声援を送ってくれることが、本当にうれしかったんですよね。私は今も自分に自信がないときがあるけど、それでもMIRACLEの声援を聞くと、「このままの私でいいんだ」という気持ちになれる。この10年で一番大きく変わったのはそういう気持ちの部分かもしれない。

ユア あとやっぱりこのメンバーのみんなと出会えたことだよね。デビューしたての頃は、みんな本当に不安で。「こんな自分がステージに立っていいの?」みたいな気持ちがあった。だからメンバーみんなで励まし合いながら一生懸命練習したんです。

アリン マンネ(末っ子)の私が言うのもなんだけど、みんなそれぞれがすごく頼れる存在になったと思うな。

ユア それはやっぱり気持ちの部分が変わったからだと思う。今でも練習はすごく大変で、スケジュール的にきついことも多い。でも、ステージに立って皆さんから声援をもらうと勇気が出るんです。そこが私たちのエネルギー源になってる。ステージで声援をもらうためには素晴らしいパフォーマンスが必要で、そのためにはまず私たちが自分自身を愛さなきゃいけない。みんな自信がなくなってしまうような不安なことも多かったけど、これからはできるだけ気張らず自然体で活動していきたいと思っています。

──では最後に、2020年はどのように活動していきたいかを教えてください。

ヒョジョン 今年はメンバー個々の魅力をもっと見せていきたいですね。私自身もこれまでとは違う自分を出していきたいと思っています。

ユア あと、アリーナコンサートをしたい。たくさんのMIRACLEに愛されたい(笑)。

ミミ それが一番大事!