HIDE(GRe4N BOYZ)、武部聡志、平原綾香が語る
アンジェラ・アキ
「Breath」の制作を振り返って
楽曲提供のお話を頂いた時に私はアメリカにおり、望海さんと初めてお話しをしたのはオンラインでの画面越しでした。それからはメールでの密なやり取りをさせて頂く中で、より深く、望海さんのパーソナルなお話も伺いながら、お互いが共感しあえる部分を探っていく作業を進めていきました。普段、私は歌詞を書く時はほとんどピアノの前で書いているのですが、この歌詞はピアノを離れていた時、私の妹との会話中に突然降ってきたインスピレーションを急いで書き留めたものです。
私にとってユニークな生まれ方をした楽曲ですが、望海さんとのやり取りによって生まれた心の結びつきによって導かれたような気がしています。
望海風斗へのメッセージ
記念すべき1stアルバムに関わらせて頂けたことを大変光栄に思っています。この歌「Breath」はレコーディングが終わり、完成した音を聴かせて頂いた時に、望海さんの歌によって命を吹き込まれ、楽曲がご自身と一体となったと思いました。そして、歌声に引っ張られて心の内面を旅している感覚になります。
信じる。委ねる。自分を愛する。
望海さんのその息吹で、メッセージがこれからも多くの方に届くことを心から願っています。
プロフィール
アンジェラ・アキ
1977年徳島県出身、ピアノ弾き語りスタイルが特徴の女性シンガーソングライター。2005年9月にシングル「HOME」でメジャーデビューし、2006年6月発表の1stアルバム「Home」は60万枚を超えるロングセラーを記録した。2013年11月に、2014年秋からアメリカの大学に留学しブロードウェイミュージカルプロジェクトに専念することを発表。2014年3月にベストアルバム「TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI」をリリースしたのち、4月より全44公演の全国ツアーを行い、8月の東京・日本武道館公演をもって日本での音楽活動を無期限で休止した。2023年11月に日本での音楽活動を再開し、2024年5月上演のオリジナルミュージカル作品「この世界の片隅に」の音楽を担当。4月には約12年ぶりとなるオリジナルアルバム「アンジェラ・アキ sings 『この世界の片隅に』」を発表した。
井上芳雄
「笑顔の場所」を聴いて
とても耳心地の良いアルバムでした。
僕は望海さんのことを親しみを込めてだいもんと呼ばせてもらっていますが、
だいもんのストレートな歌声がオリジナル曲、カバー曲どちらも自然に届いてきました。
もともとミュージカルに限らずポップスも上手でしたが、常にその歌声を磨き続けている彼女だからこそ、武部さんを始めとする素晴らしいミュージシャンの方々との出会いを生むんだと思います。
高いクオリティでありながら、等身大の思いが伝わるだいもんらしい作品です。
望海風斗へのメッセージ
2023年、24年と「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」を一緒にやらせてもらえて、とても光栄です。
だいもんはソロはもちろん、デュエットもしっかり相手を感じてくれて、とても上手だと思います。
だから、次は是非デュエットのアルバムなんか作ってみてはどうでしょう?ね、武部さんどうでしょう?
必要であれば、僕もいつでも参加させてもらいますので! とにかく、これからもその歌声でたくさんの人たちを笑顔にして下さい。
プロフィール
井上芳雄(イノウエヨシオ)
1979年、福岡県出身。2000年にミュージカル「エリザベート」の皇太子ルドルフ役でデビュー。以後、さまざまな舞台で活躍し、多数の演劇賞に輝く。歌手活動やテレビドラマ、バラエティ番組への出演のほか、著書も多数出版。日本テレビ系「行列のできる相談所」、WOWOW「井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」、NHK総合「はやウタ」、BS-TBS「美しい日本に出会う旅」にレギュラー出演中。近年の舞台出演作にミュージカル「ベートーヴェン」「ラグタイム」など。9月から大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」にも出演する。
浦井健治
望海風斗へのメッセージ
望海風斗さんの周りには、人の笑顔があふれている。
それはキャストはもちろん、バンドさん、オーケストラさん、スタッフさんも含めて、その歌声とお芝居、さらにはダンスと圧倒的な存在感、パフォーマンスで空間を支配し、導いてくれる。
そしてお客様からその空間や時間が必ず愛される。
そのエンターティナーとしてのポテンシャルの高さは、間違いなくトップスターさん。
誰もが憧れるすべてのスキルを持ち合わせているのに、絶対的に自然体で度胸と経験も豊富なはずなのに、稽古場や袖中ではまるで産まれたての子犬のように、様子を伺い、観察し続け、自分に厳しい。自分に厳しいから、芸に紳士で、人に優しい。
そんな人だから、人が集まる。
そして人柄からか、面白さを感じ、一挙手一投足から目が離せなくなる。
その格好よさに憧れるし、唯一無二の魅力に惹かれる。
さらにもう1つの最大の魅力である、あやちゃんの歌。
その世界観に浸れることは、とても贅沢に感じます。
楽曲は望海風斗さんの様々な魅了を感じられるものばかりで、優しさ、格好よさ、包容力など、人間力を感じる曲ばかり。
技術だけでなく、その歌声からは人柄と、心に寄り添ってくれる愛情が、真っすぐ伝わってきます。
歌唱を超えた、日々の生活をイキイキとしてくれるような、「望海風斗の歌」という最高のギフト。
1曲1曲が、粒ぞろいで、何度でも楽しめ、その時その時で心に響くものが異なるアルバムなのかなと思います!
アルバム発売おめでとうございます!!
プロフィール
浦井健治(ウライケンジ)
東京都出身。2000年、テレビドラマ「仮面ライダークウガ」のン・ダグバ・ゼバ役でデビュー。2004年ミュージカル「エリザベート」ルドルフ皇太子役に抜擢され、その後も幅広いジャンルの作品に出演。2015年に「第22回読売演劇大賞」最優秀男優賞、2017年には「第67回芸術選奨文部科学大臣演劇部門新人賞」など、数々の演劇賞を受賞。近年の出演舞台に、「カム フロム アウェイ」「モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~」などがある。また2024年9月より東京・シアタークリエほかで上演される「ファンレター」、12月より東京・日生劇場ほかで上演される「天保十二年のシェイクスピア」への出演も決定している。2023年3月には3rdアルバム「VARIOUS」をリリースした。
HIDE(GRe4N BOYZ)
「ミチシルベ」の制作を振り返って
まさか望海さんに楽曲を提供させていただく日がくるなんて、とても光栄です! 以前より楽曲制作をご一緒させていただいております、武部聡志さんにお声がけいただき、精一杯楽曲を紡いでみました。アルバムを通して聴かせていただきましても、望海さんの素敵で圧倒的な歌唱力によって聴いて下さった皆様が優しく包まれながらも顔をあげて明日を向いていけるようです!
「ミチシルベ」も、そんな誰かの何かになれたのならば幸いです!
望海風斗へのメッセージ
望海さん、アルバム完成おめでとう御座います!!!! とっても素敵なアルバムで、ボク自身も日常で聴かせていただいております! きっと望海さんの歌声で、楽曲で、沢山の方が包まれて「よし、いくか!」になってくれると思います!!!! そして「ミチシルベ」も大切に歌って下さってありがとうございます! ボク自身も、今回のキッカケでこの曲が生まれたことを本当に嬉しく思っております! この曲に出逢わせて下さって、ありがとうございます! 「ミチシルベ」が誰かのミチシルベになりますように!!!!
プロフィール
GRe4N BOYZ(グリーンボーイズ)
HIDE、navi、92(クニ)、SOHの4人組ボーカルグループ。2007年1月にシングル「道」でメジャーデビューを果たし、「愛唄」「キセキ」「遥か」「オレンジ」など数々のヒット曲を生み出す。楽曲だけでなく、グループを題材にした書籍「それってキセキ~GReeeeNの物語~」や映画「キセキ -あの日のソビト-」「愛唄 -約束のナクヒト-」も話題を集めた。2024年3月、グループ名を結成当初からの「GReeeeN」より「GRe4N BOYZ」に改名し、所属事務所を退所して新会社を設立することを発表。6月にはテレビアニメ「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」の主題歌「閃光ハヤブサ」を配信リリースした。現在は改名後初の全国ツアー「GRe4N BOYZ LIVE TOUR 2024 “The CUBE”~何処かに広がる大きな声が~」を開催中。
武部聡志
「笑顔の場所」の制作を振り返って
アルバム制作と「ムーラン・ルージュ!」の稽古や本番の時期が重なっていて、望海さんはステージを終えてからスタジオに入るというハードなスケジュールでした。「疲れていないだろうか?」「喉を消耗していないだろうか?」ととても心配でしたが、逆に体も喉も温まった状態で非常にスムーズなレコーディングになりました。僕はこれまでさまざまなアーティストのプロデュースをしてきたけれど、こんなにもスムーズに歌入れたができたのは望海さんが初めてかもしれない。
このアルバムは選曲段階から「この曲が歌いたいです」「望海さんにはこの曲が合うんじゃない?」という会話を重ねて、候補曲はアルバム収録曲の倍以上ありました。それから2人でスタジオに入り、僕のピアノで候補曲すべてのキーを合わせて歌い、選びに選び抜いたのがこの10曲になります。スタンダード性の高い楽曲がそろっていますし、望海さんの歌声で新たな息吹が吹き込まれたようなアルバムになったんじゃないかな。僕にとってもオリジナル曲、カバー曲を含めてプロデューサーとしての自信作になりました。
望海さんは舞台を積み重ねてきた人ですから、大勢のお客さんの前でストーリーを伝える力に長けていると思います。ポップスのフィールドでも歌詞の世界や物語、主人公の心情のようなものをストーリーテラーとして伝えることができる。その反面、ポップスのフリーに歌う部分をどうしてもきっちり歌ってしまう部分もありました。今回のレコーディングにおいて、そこをいかに崩して“望海風斗節”を出すかが一番の挑戦でした。回を重ねる中で力が抜けて望海さんの節回しで歌えるようになったし、最終的にはボーカルの一番おいしいところを録音できたと思います。
望海さんはシンガーとしてのスキルが非常に高く、歌に対しての向き合い方もストイック。「自分を高めたい」という意識が強いから、これからもいろんなことを吸収していくのでしょう。年齢やキャリアを積み重ねることで、ますますいい歌を歌うシンガーになるのだろうと期待しています。
望海風斗へのメッセージ
一番伝えたいことは「もっと楽にやりましょう」ということかな(笑)。舞台も歌も全力投球で臨んでいますから、もう少し肩の力を抜いて音楽をやれたらいいですね。今度Billboardで一緒にライブをやるけれど、ミュージシャン同士、呼吸を重ねるようなステージにできたらいいなと思っています。
プロフィール
武部聡志(タケベサトシ)
1957年2月12日生まれ、東京都出身の作・編曲家 / 音楽プロデューサー。国立音楽大学在学時よりキーボーディスト / アレンジャーとして活躍する。1983年より松任谷由実のコンサートツアーにおいて音楽監督を担当。一青窈、今井美樹、ゆず、平井堅、JUJUらのプロデュースを務めるほか、テレビドラマや映画の劇中音楽、フジテレビ系音楽番組「MUSIC FAIR」「FNS歌謡祭」の音楽監督など多岐にわたり活動している。2024年8月に発表された望海風斗のメジャー1stアルバム「笑顔の場所」では、収録曲すべてのプロデュースを手がけた。
平原綾香
「笑顔の場所」を聴いて
彼女の等身大の歌声は力強く、時に儚く響く。まっすぐ届けようとするからこそ、まっすぐ届くのだ。音楽や舞台に人生を捧げる私たちは、どれだけの“Sweet Sacrifice”を感じてきただろう。私と同じように、あやちゃんもきっと、悲しみも悔しさも喜びも、歌声に変えてきたんじゃないかと思わずにはいられない。彼女の才能を最大限に引き出す武部聡志さんとのタッグも最高!
望海風斗へのメッセージ
あやちゃんとは小さい頃から松山バレエ教室で一緒でした。舞台で共に踊っていたことはいい思い出です。こうして今、共演していることがとっても嬉しいです。「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」が終わっても、またどこかで共演できる日を楽しみにしてい…あ、ダブルキャストだからまだ共演してないのか!(笑) 今度はバレエの舞台以外でも、ぜひ共演しましょう!
プロフィール
平原綾香(ヒラハラアヤカ)
1984年東京生まれ。音楽大学在学中の2003年12月にシングル「Jupiter」でデビューを果たし、翌2004年には「NHK紅白歌合戦」に初出場した。テレビドラマや映画の主題歌を数多く担当し、「日本レコード大賞」「日本ゴールドディスク大賞」などでも賞を受賞している。また俳優としても活躍しており、「メリー・ポピンズ」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」などのミュージカルで主演を務めた。デビュー20周年イヤーの2023年9月にはアニバーサリーアルバム「A-ya!」を発表。2024年10月より全国ツアー「平原綾香 Concert Tour 2024 - 2025~The Swinging Classics!~」を開催する。
プロフィール
望海風斗(ノゾミフウト)
神奈川県生まれ。2001年、宝塚音楽学校に入学。2003年、89期生として宝塚歌劇団に入団し、月組公演「宝塚舞踊詩『花の宝塚風土記(ふどき)』-春の踊り-」「ニュー・ミュージカル『シニョール ドン・ファン』」で初舞台を踏む。その後花組を経て、2017年7月24日付で雪組トップスターに就任した。2021年、宝塚歌劇団退団後に出演した「ネクスト・トゥ・ノーマル」、ミュージカル「ガイズ&ドールズ」での演技が評価され、「第30回読売演劇大賞」中間選考会で優秀女優賞を受賞した。2024年8月にメジャー1stアルバム「笑顔の場所」をリリース。NHK FMの音楽&トーク番組「望海風斗のサウンドイマジン」ではパーソナリティを務めている。
望海風斗STAFF (@nozomifutostaff) | X