人間椅子の音楽に魅了された33人にアンケート Part.3
平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「芋虫」
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緊迫感のある展開とグロテスクな歌詞。どろどろとした感情を吐露するような重々しい曲。まさに日本人にしか生み出せない、人間椅子にしか生み出せない名曲だと思います。ひねもす。
- 人間椅子の30周年にひと言
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昔からメタル系の音楽は好きだったので人間椅子というバンドも知ってはいましたが、あまりにも独特すぎる世界観を展開しているイメージからなかなか手をつけられませんでした。
しかし初めてまともに拝見させていただいた「やついフェス」でのライブで、その凄まじいパフォーマンスと気さくなMCのギャップにやられ、一気に好きになりました。
玄人を唸らせるタイプのバンドではありますが、いつかどろどろとした人間椅子の曲がオリコンチャート1位を取る事件を見てみたい!
藤井ペイジ(飛石連休)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「ヘヴィ・メタルの逆襲」
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僕が人間椅子さんを知ったのはこの曲。高校の軽音楽部の後輩に「藤井さん、この曲聴いてください!」と言われて。ふざけた歌詞なのに、メタルファンの心に響き、かつ確かなテクニックに心を鷲掴みにされました。
- 人間椅子の30周年にひと言
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先日、僕がパーソナリティを務めさせていただいているFM NACK5「THE魂(ソウル)」にご出演いただいたのですが、人間椅子さんがゲストに来てくださると聞いた時「人間椅子? あの? あの人間椅子が来てくれるの?」と、めちゃくちゃ興奮してしまいました。
メジャーなジャンルではないメタルを貫き続けた30年は、決して容易な道のりではなかったと思います。だからこそ、人間椅子さんの存在はメタルファン・ハードロックファンにはとても尊く、心強い存在なのです。30周年おめでとうございます!
本田(マンガ家。「ガイコツ書店員 本田さん」「ほしとんで」)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「いろはにほへと」
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脳内の月光・日光菩薩として「りんごの泪」と「怪人二十面相」があったのだけど、「いろはにほへと」がいきなり薬師如来となってしまった。ドッキーン!とかズッキーン!を聴くたびに、たぶん心身のどこかがギュオオと回復している。
- 人間椅子の30周年にひと言
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アルバムを「人間失格」から「新青年」まで改めて聴いた。
あーかっこいい、と陶酔し、けれどそのまま目眩を覚えるほどの偉業が詰まっている。音は豊かに深く高揚をうながし、歌詞も屈折と荒廃を掬い上げてくれる。それを30年、ブレずに進化しつづけながら。どんどん得体がしれなくなっていく。尻尾がたくさんあるのではないか。
一介のファンとして、ますます広がる人間椅子的宇宙を見られるのが嬉しいです。30周年心よりお慶び申し上げます。
マイケル・アモット(Arch Enemy)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「Chinurareta Hinamatsuri(血塗られたひな祭り)」
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This was the first song I heard by the band.
This song and the whole album immediately captured me with its musicality and for my ears unusual and beautiful melodies. I was given the CD as a gift by a Japanese fan in the 90's.No English titles or even band name on the CD artwork, so for a few years I didn't know the name of the band - I simply just enjoyed the music! Now I know the album title is Taihai Geijitsuten!
これが、俺が人間椅子の曲の中で初めて聴いた曲だったね。この曲とアルバム「頽廃芸術展」は、その音楽性ですぐに俺を捉え、特異で美しいメロディで俺の耳を魅了したよ。ちなみにそのCDは1990年代に日本人のファンから贈り物としてもらったんだ。
CDのジャケットには英語タイトルもバンド名も書かれていなかったから数年間はバンドの名前を知らない状態だったけど、俺はただその音楽を楽しんでいたんだ。でも、今じゃアルバムのタイトルが「頽廃芸術展」であることを知ってるぜ!
- 人間椅子の30周年にひと言
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I wish to congratulate Ningen Isu on their 30th anniversary! Here's to another 30 years! Kanpai!
人間椅子、30周年おめでとう! この先の30年を祝って、乾杯!
増井みお(BabooBee、ex. PASSPO☆)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「無情のスキャット」
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人間椅子さんの中で1番好きな曲はやはり「無情のスキャット」です。
3ピースとは思えない重低音でヘビィーなロックが自分を震え立たせてくれて大好きです。
- 人間椅子の30周年にひと言
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30周年おめでとうございます!!! 人間椅子さんは数回ライブを拝見しましたが初めて観た時の感動をとても覚えています。
ロックが大好きで重低音ばかり聴いていた私にはメロディーも歌詞もドンピシャでした。
私の産まれる前から日本でこんなカッコ良いサウンドをやり続けてくださり本当に感謝です。
これからもご活躍を楽しみにしています!!
増子直純(怒髪天)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「悪夢の添乗員」
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対バンした時のセットリストみてたまげた!
いかにも乱歩にありそうな絶妙なネーミングセンスは世界に類を見ない。
児童文学書の表紙絵まで想像できる。
そして歌詞! 某ランドのアトラクション感覚で悪夢にアテンドするなんて誰が思いつくんだよ(笑)マジ天才!
- 人間椅子の30周年にひと言
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30周年おめでとうございます。
「和製ナントカ」みたいな洋楽至上主義を駆逐する本物の純日本土着的ハードロックバンド「人間椅子」は日本の至宝です。ベビーメタルに続いて間違いなく世界狙えますから!
松永天馬(アーバンギャルド)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「わ、ガンでねべが」
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猟奇も耽美も現実には勝てない。不健全なバンドを十年以上続けていくためにも、やっぱり健康って大事だよね~と倒錯したことを最近は吹聴して回っているわけですが、毎年一回はこの曲のフレーズを口にしています(標準語で)。
- 人間椅子の30周年にひと言
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太宰治と寺山修司を生んだ「アングラ県」青森の土壌で有機栽培された唯一無二のロックバンド。
奇抜なようで、驚くほどストイックでストレートなスリーピースバンド。
三十周年おめでとうございます。
少し前ですが、我々の「鬱フェス」出演もありがとうございました。また是非に…。
みうらじゅん(イラストレーターなど)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 大日本仏像連合「君は千手観音」
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たぶん、コレ、誰も挙げてないと思うので敢えて。始めて人間椅子と僕ら(みうら、大槻ケンヂ、佐竹雅昭)がコラボした曲。めちゃカッコEですよ。是非、聴いてみて。
- 人間椅子の30周年にひと言
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いやぁ、30周年よく頑張りましたね! 日本中、いや世界中探してもこんなバンドはいませんから。老いてますます盛んな絶倫バンドよ、永遠なれ!
YOH(新日本プロレス)
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「夜が哭く」
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すいません。最初、「哭く」の読み方が分からず「つく」と読んでいました。それで正解を求め、調べたのがこの曲との馴れ初めです。聴いてみると、あれ?曲変わったかなと思うほど、急に展開が変わる場面もありますし、また歌詞が様々な人の様々な想いをびゅうびゅうと風にのせていて、それが僕の心をずっと「突いて」きます。
- 人間椅子の30周年にひと言
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30周年おめでとうございます!!!
40年、50年、永遠にと、これからもずっと応援しております!
出会えたことに感謝しております。
芸術は永遠。プロレスも永遠。音楽も永遠。
人間椅子の新しい曲ができるのを、首を長くして、いや、脚を太くして、いや、空気椅子をして待ってます! 人間椅子にこれからもいい風がふきますことを☆
LEO今井
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「どだればち」
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初めて人間椅子のライブを観た時、この曲が飛び掛かってきました。人間椅子にはその後、私の自主企画イベントに出演していただいたり、この曲のカバーも録らせてもらいました。この曲の必殺ギターリフと「あらどした」の掛け声が、久々に私のメタル魂に再び火をつけ、より固めてくれました。なので、自分の背中を押してくれた大事な曲です。
- 人間椅子の30周年にひと言
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30年間、独創的かつ正真正銘のヘッドバンギング・ミュージックを貫いてきたこと、本当に尊敬します。人間椅子ファン歴が比較的浅い私としては、30年前にこのバンドと出会いたかった。30周年おめでとうございます。
ROLLY
- 人間椅子の楽曲の中で一番好きなのは
- 「新青年まえがき」
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ジャケットの写真をじっと眺めながら聴き始めましたら、和嶋氏の眼鏡の中に一瞬の内ににゅるりと引きずりこまれた様な気がして、その直後、自分が丸めがねになって万華鏡の様にゆらゆらぐるぐる回りながら、ワウワウペダルになったり、テルミンになったりさせられた様な錯覚に陥りまして、思わず!「これがサイケデリックという奴かっ!」と叫んでしまいました。
- 人間椅子の30周年にひと言
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まずは
デビュー30周年おめでとうございます!
生き馬の眼をくり抜いて
別の牛に移植するが如くのこの恐ろしい音楽、芸能の世界で、30年!そしてアルバムを21枚! 一貫して怪奇と幻想の世界で聴く者を一瞬にして変な気分にさせる前人未到の鍾乳石の如く。
これからも応援させていただきます!
蛇足ですが
ついでに私もデビュー30周年を迎えます。
※記事初出時、本文中に誤字がありました。訂正してお詫びいたします。
2019年12月16日更新