みんな超人すぎます
──「体育館ディスコ」のレコーディングやMV撮影を通して、特に成長したと思うメンバーは?
天野 完成したMVを観たとき、最初のサビで(江角)怜音がダンスをしながらカメラにウインクをしっかり決めているシーンが印象に残りました。しっかりと“魅せる”気持ちも持っていて、そのパフォーマンス力にびっくりしました。
藤沢 怜音のアイドル力の成長は本当にすごいです! パフォーマンスを重ねるたびにどんどんレベルアップしていて。最初はカッコいいパフォーマンスが似合うイメージが強かったんですが、今ではどんな楽曲も表現できちゃいます。
山田 私は葵ちゃんのパフォーマンスが大好きです。歌唱力もすごく高くて、カッコいい系の曲では迫力のあるパフォーマンスを見せてくれますし、バラード系の曲でははかない歌声を響かせていて。そんな中でも、個人的には葵がキラキラした笑顔でパフォーマンスをしているところが好きなんですよ。「体育館ディスコ」のMVは、葵のアイドルらしい笑顔が輝いているシーンがたくさんあってお気に入りです。ライブ中も葵と目が合うと、自然とこちらも笑顔になります。
──今、江角さんと大西さんの話題が出ましたが、ほかのメンバーも含めてグループ全体の実力が底上げされている印象を「体育館ディスコ」のMVから受けました。
市原 みんなセリフやハモリ、フェイクを交えながら、バキバキのダンスを踊っていて。一緒にレッスンしていて、同じメンバーながらすごいなと思います。みんな超人すぎます。
かわいいアイドルソングに憧れていた
──1stシングルのカップリングには、天野さんがセンターを務める王道アイドルソング「夢見る♡アイドル」が収録されます。
天野 「夢見る♡アイドル」は歌詞も曲調もすごくキャッチーで、≒JOYの楽曲の中でも特にアイドルらしさ全開のかわいらしい楽曲です。ダンスもアイドルらしく全身で愛を届けるような振りになっています。
村山 こういったアイドルらしさ全開のキュートな曲はほぼ初挑戦だったんですが、MVではメンバーみんながもともと持っているかわいい部分が際立っていて。フリルが付いた衣装も含め、かわいい≒JOYを堪能していただけると思います。
山田 =LOVEさんや≠MEさんがかわいいアイドルソングを歌っているのを見て憧れていました。なので、「夢見る♡アイドル」の音源を最初に聴いたときはとてもうれしかったです。振付がとてもキャッチーで、「ライブで披露するときが来たら、ここはこうしよう」って脳内ですでにいろいろと考えています(笑)。
市原 「好き」というストレートな言葉を今まであまり歌ってこなかったので、すごく新鮮です。私としては、「夢見る♡アイドル」の歌詞はファンの方にも向けて伝えているイメージで、例えば「ねぇ本当は他にも好きな子いるの?」というフレーズは「ほかにもこう推してる子いるの?」という意味でもあるのかなって自分では感じていて(笑)。ライブではファンの方にキュンキュンしてもらえたらうれしいです。
──≒JOYは指原さんがプロデュースする3グループの中でも、力強いロックサウンドの楽曲が似合うイメージが強いですが、「夢見る♡アイドル」がレパートリーに加わることでパフォーマンスの振り幅が大きく広がりそうですね。
村山 曲によってみんなの目つき、表情が変わるんですよ。例えば「無謀人」(デビューミニアルバム「きっと、絶対、絶対」のリード曲)では瞳の奥から力強さを感じられます。一方、「夢見る♡アイドル」ではみんなの目にたくさんの光が輝いているように見えるというか。それくらい表情が違いますし、踊り方もみんな意識的に変えていてすごいなと思います。
山田 ライブだと、ファンの方も曲に合わせてコールなどで会場の空気を変えてくれます。かわいい系の曲だと、皆さんキュンキュンしているのが目に見えてわかります(笑)。
想像以上の楽しさ、達成感を味わえている
──「夢見る♡アイドル」でセンターを務める天野さんは、メンバーの中でも特にアイドル力が高いんでしょうか?
藤沢 歌詞に沿って表情や歌声を変えるところなど、本当に尊敬しかないです。パフォーマンス中の香乃愛はどこから見てもかわいくて、この曲のMV撮影にあたって香乃愛のことを見ながら勉強しました。こうしたほうがよりかわいく見えるんだなって。
村山 香乃愛は何に対してもストイックで、見えていないところで人一倍努力していると思います。感性が豊かなので、かわいい系の楽曲にも入り込んで表現できるんですよ。特にすごいなと思うのが、表情のバリエーションが多いところ。例えば笑顔にもいろんなパターンの笑顔があるんです。「夢見る♡アイドル」ではそんな香乃愛の表現力が映えています。すごく頼もしいです。
天野 自分としてはまだまだという感じなんですが……無音でダンスを踊っても歌詞の意味が伝わるくらい、体全体で表現することはいつも意識しています。今回は振付や歌詞1つひとつと向き合う細かな練習を取り入れてみました。
──アイドルとしてのプロ意識が高いんですね。それもこの2年間で培ったものでしょうか?
髙橋 今まで指原さんがいろいろな系統の楽曲にチャレンジさせてくださったことが本当にありがたくて、そこで培ったものが今回のシングルでの表現につながっているんだと思います。≒JOYでの活動を始める前と、アイドルになってからの2年間は月日の経ち方が違い、時間が過ぎるのがあっという間に感じました。それはいろいろな経験をさせていただいているからで、たった2年でこんなにも濃い経験をさせていただけるとは想像もできなかったです。メンバー同士の理解が深まったことで、「この子にはこういう武器がある」ということもわかってきましたし、みんなで切磋琢磨しながら成長できていると思います。大変なこともありましたが、想像以上の楽しさ、達成感を味わえています。