ナタリー PowerPush - 南波志帆

きらめく「水色ジェネレーション」連想クイズで不思議キャラを探る

2センチのテレビ塔

──次が「2センチのテレビ塔」。南波さんは欠かさず観ているテレビ番組はありますか?

欠かさずというほどじゃないですけど、結構観てるのは「ドラえもん」と「笑点」と「世界の街道を行く」。

──そう言えば、雑誌のインタビューでも「理想のタイプはドラえもん」って答えてましたよね。

そうです。ドラえもんが好きだし、ストーリーも夢があるし、観たあとに絶対ホッとできる優しさがあるので。

──映画版も観てますか?

映画の「フー子」とかすごい泣きました!「フー子ー!!」(笑)。ドラえもんは必ず何かしらのメッセージ性があるんですよね。小さい頃から好きだったけど、今だんだん大人に近付くにつれて、より一層ドラえもんが好きになってきたかな。

──ドラえもんの映画主題歌とか合いそうですよね。映画版はのび太を中心とした成長譚みたいな要素もあるから、南波さんの楽曲の世界観はマッチすると思います。

歌いたい! いつかドラえもんさんとコラボしたいですねー。

──嫌いなドラえもんのキャラクターはいますか?

あー、スネ夫は苦手ですねえ。マザコンぽい感じとか。

──頼りない感じがダメなんですか?

そうですね。あと、いつも強い人の後ろにいるみたいな、そういうのはダメですね。正々堂々と勝負してほしいです。

オーロラに隠れて

──最後は「オーロラに隠れて」ということで、スタッフや家族など身近な人に“隠れて”やっていることはありますか? 今初めてカミングアウトするような。

えー。今ひっそりやってることは……パンのウィンドウショッピング。

──ん? 具体的にどういうことを?

パン屋さんを見つけると「ああーーー!」と近付いて見る、というのにハマっていて。

──見るだけなんですか?

インタビュー風景

そうそう。パンはカロリーが高いから、いっぱい食べたらどうしても太ってしまうので。パンは食べるものじゃなくて観賞物、という方向に徐々に移行していこうと思っています。

──パンは眺めて愛でるものだと(笑)。いい感じでガラスケースに陳列されてますからね。

そう! パンを芸術品として捉えたいなと最近思ってるんです。

──食べたくはならないですか?

いや、なるんですけど、だいぶ訓練を積んできたので。最近はすぐに「美しい!」と思えるようになってきましたね。

──これは新しくていい趣味だと思いますよ。マイブームの始祖・みうらじゅんさんに話すと「おっ」と思うかもしれない。

まだまだがんばります。あともうひとつ、くしゃみをした人に「Bless you」と言うのを心がけています(笑)。

──なんですかそれは?

学校で1人でハマっていて。友達がくしゃみを「クシュン」とした瞬間に「Bless you!」と言うんですよ。たまに友達も「Thank you」と返してくれたりして、それがすごくうれしい。くしゃみした人を見ると「Bless you」と言いたいお年頃なのかなー。最近は街中でくしゃみする人を見つけるたびに「言いたい!」という衝動に駆られて、ヤバいんですよね。自分を抑えきれなくなってきているんですよ。

2センチのテレビ塔(2)

──テレビの話でもうひとつ。もし、自分が中心となった番組「THE NANBA SHOW」をやることになったら、どういう番組を作りたいですか? お喋りあり、トークあり、コントありみたいな番組をもし作るならば。

とりあえず絶対に歌は歌うと思うんですよ。オープニングは歌のコーナーですね。宝塚の男役みたいな羽を着けて、歌いながら階段を降りてきて、それで羽を降ろして……。

──アシスタント的なMCは誰にお願いしますか?

誰がいいかなー。うーん。……妹かなぁ。

──妹さん大活躍ですね(笑)。いろいろ切り盛りしてくれそうだから?

取り決め全部やってくれそうなので。あと、キリンジの堀込高樹さんは会話が弾んでくると超毒舌なので、横にいていただいてグサグサ言ってもらえたらうれしいですね。

──「徹子の部屋」みたいな、ゲストを招いたトークコーナーがあるとしたら、誰をゲストに呼びますか?

「志帆の部屋」ですよね。悩むなー。YUKIさん(「オーロラに隠れて」の作詞を担当)といろいろお話してみたいです。

──バラエティ番組でよくあるちょっとしたゲームはどうでしょう。中が見えない箱の中身を手探りで当てる「箱の中身はなんでしょね」のような。

ヘイポーさん(日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで!」名物スタッフ)並みのリアクションをずっと取ると思いますけど(笑)。チャレンジ系のものでやってみたいのは、スイカを何個食べられるか。

──早食いは得意なんですか?

早食いは苦手で。だから24時間企画で。

──24時間ひたすらスイカをシャクシャクと(笑)。ロケ企画なんかはどうですか? 好きな浅草を巡ったり。

神保町にもちょっと興味があるんですよ。昔からある喫茶店とか多そうで。私まだ海外に行ったことがないんですけど、喫茶店でよく「伊太利亜」とか店名が国になってるお店がありますよね。そんなお店を回って疑似体験というか、世界旅行がしてみたいですね。国内で(笑)。

インタビュー風景

1stフルアルバム「水色ジェネレーション」

  • 1stフルアルバム「水色ジェネレーション」 / Amazon.co.jpへ
  • 1stフルアルバム「水色ジェネレーション」 / Amazon.co.jpへ
  • 2011年7月20日発売 / 2850円(税込) / PONY CANYON / PCCA-03444 / Amazon.co.jpへ
CD収録曲
  1. 水色ジェネレーション
  2. ミライクロニクル
  3. こどなの階段
  4. たぶん、青春。
  5. みっつの涙
  6. まちかどハルジオン
  7. もんだいとこたえ
  8. ふたりのけんか
  9. あいのことかも
  10. 2センチのテレビ塔
  11. オーロラに隠れて
南波志帆(なんばしほ)

1993年6月14日生まれ。福岡県出身。2008年11月、矢野博康プロデュースによる1stミニアルバム「はじめまして、私。」でLD&Kよりデビューを果たした。2009年9月には2ndミニアルバム「君に届くかな、私。」2010年6月23日にはメジャー第1弾ミニアルバム「ごめんね、私。」を発表。透明感のある歌声と独特の存在感が話題を呼び、幅広い層から支持を集めている。2011年7月20日に初のフルアルバム「水色ジェネレーション」をリリース。