南端まいな「Clarity」 PR

南端まいな|19歳の決心

元アイドルネッサンスの南端まいなが、初のCD作品となるミニアルバム「Clarity」を3月27日にリリースする。

突然のグループ解散から1年が過ぎ、アイドルネッサンスのメンバーはそれぞれの道を歩み始めた。ソロアーティストとしての道を選んだ南端は、昨年夏よりソロ活動を開始。いくつかのイベント出演とクリスマスのミニライブ、19歳のバースデーコンサートを経て満を持してリリースされるミニアルバム「Clarity」には、1人で進んでいくことへの期待と不安、明るい未来への希望がみずみずしい歌声とサウンドで表現されている。

ソロ初登場となる今回のインタビューでは、アイドルネッサンス時代のことも振り返りながら、19歳になったばかりの今考えるリアルな思いを語ってもらった。

取材・文・撮影 / 臼杵成晃

1人きりでの再スタート

南端まいな
南端まいな

──南端さんにはアイドルネッサンス時代に2度インタビューしましたけど、メンバーの中でも特にインタビューが苦手そうな印象があったんですよ。まだ幼かったというのもあると思いますけど、「私に話しかけてくれるな」みたいなオーラがすごくて。

すみませんでした(笑)。アイドルネッサンスのときはメンバーの誰かが話してくれるし、しゃべるのが苦手な私が前に出なくてもいいのかなという甘えた部分があったので。人見知りで話をするのが苦手だったから……オーラが出ちゃってたんだと思います(笑)。

──1人だと当然ながらインタビューもライブのMCも1人だし、大変ですよね。アイドルネッサンス解散後、ソロで活動するというのは迷いなく決めたことなんですか?

いや、最初はあまり考えていなくて。解散したあとに、自分がやりたいこと……今の自分に何ができるのかなといろいろ考えたときに、やっぱり歌は大好きだったので、歌は続けたいなと思ったんです。そのあと声をかけてくれた今の事務所の方は、アイドルネッサンスの活動を見てくださっていたので、それまでの活動を踏まえてたくさん話を重ねたうえで「ソロでやっていこう」と決めました。

──解散が決まった段階では、その後のことは何も考えていなかった?

考えてなかったです。逆にソロでやるなんてまったく考えていなかったし、歌うとしても2人か3人でグループを組むとか、そんなふうに考えてました。

──1人で活動を始めてみて、やっぱりグループの頃とは違いますか?

違いますね。大変なこともたくさんあるんですけど、それ以上に毎日毎日やらなきゃいけないこと……お仕事はもちろん、学校のことだったり、プライベートでもやらなきゃいけないことがたくさんあって、常に焦っている感じですけど、楽しいです。

「アイドルネッサンスってなんだったんだろう?」

南端まいな

──南端さんと原田珠々華さんがソロで、石野理子さんは赤い公園に新ボーカルとして加入(参照:赤い公園、新ボーカルは元アイドルネッサンス石野理子「音楽の神様からの贈り物」)という意外な形で再始動しました。ほかのメンバーも舞台に出演したり、それぞれの道を歩み始めましたが、今振り返るとアイドルネッサンスは南端さんにとってどんな存在でしたか?

人生の中で二度と来ることのない青春だなと思っています。中学2年生から活動を始めて、たくさんの人に出会って、いろんな話を聞いて……9人で過ごしたアイドルネッサンスは本当に特別なものです。

──アイドルネッサンスはどこかこの世界の出来事ではないような不思議な印象があって。解散したときも、不意にこの世界から消えてしまったような感覚があったんですよ。それぞれ動き出した今もフィクションのようで(参照:アイドルネッサンス ラストアルバム「アイドルネッサンス」特集|彼女たちがいた風景)。

解散して1年経って、今振り返ってみると……自分でも「アイドルネッサンスってなんだったんだろう?」って思うんですよ。パッと消えてなくなった感じ。

ハモで学んだ対人関係

南端まいな
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──そもそもアイドルネッサンスのオーディションには歌がやりたい、歌手になりたいと思って参加したんですか?

一番やりたかったのは歌なんですけど、お芝居にも興味があったし、人に見てもらうお仕事に興味があったんです。

──人見知りな性格でありながら?

はい。人見知りだし、女の子の集団でおしゃべりするのも苦手だったので、同じ年代で同じ目標を持っている子たちの中でどういうポジションでいればいいのか、アイドルネッサンスに入ってすぐの頃は本当に悩みました。でも、一緒に活動していくうちに、グループの中で自分がやりたいこと、こういう位置にいたいなというのも見つかってきて。

──南端さんはコーラスパートを受け持つことも多く、コーラスのラインを歌う動画などもひんぱんにアップしていましたよね。

アイドルネッサンスはメンバーそれぞれの歌をそろえずに、個性を大切にした歌い方をしていたので、「この子はこういうクセがあるからここで伸ばして」とそれぞれのメンバーに合わせた歌い方を考えるのが楽しくて。それまで人付き合いが苦手だったので、周りに気を配るようなことは、自分に欠けてた部分だと思うんです。コーラスを任せてもらうことで、他人のことを考えるということも学びました。ふふふ(笑)。

──対人関係も学びながら、音楽的な興味もさらに広がって。でもアイドルとしての活動は、夏休みの間も連日イベントを行ったり、すごく大変だったんじゃないでしょうか。

大変でした。でも解散は悲しかったし……「悔しかった」のほうが近いですね。悔しかったのと、ファンの方に対する申し訳ない気持ちが大きくて。ステージ上でどうやって自分を出していいのか悩んでいたときに、ファンの方から「まいなちゃんはいつも楽しそうにピョンピョンしてるよね」と言っていただいて、ありのままでいればいいんだなと気付かせてくれたんです。ずっと支えてくださったファンの方々に「解散します」と伝えるのは本当に申し訳なかったし、あのメンバーで立ちたいステージもまだまだあったので、悔しい気持ちは大きかったです。