Maison book girl×工藤遥|どっきり大成功!取材現場に推しが突然やってきた!

「なんでこの子が!」ってことも

矢川 どういうきっかけで「大人にならなきゃ」って思ったんですか?

工藤 後輩ができたことですかね。何もできないのに教えてあげるのってすごく大変で。自分ができなきゃいけない、説得力を持たなきゃいけないと思ったら、ちょっとはしっかりしたのかな。ブクガはメンバーの入れ替わりがないじゃないですか。それは私にはわからない世界なんですよ。皆さんはケンカとかしないんですか?

和田 ケンカはないですね。結成当初からすでに大人だったというのもあって。

工藤 「なんでこの子が!」とかもなく? 私はそういうことはありましたけど。

コショージ 最高だ(笑)。

工藤 例えば、私たちは全員が1曲丸々レコーディングして、そのあとにパートが振り分けられるんですよ。「歌いたかったパートが取られた」と思うと、その人のことが一瞬だけ嫌いになる(笑)。

コショージ うわー(笑)。私たちはあらかじめ決まっているのと、そもそも4人なので私だけパートがないっていうことがないんですよね。

井上 私のパートが少なかったとしても、和田は歌がうまいので「和田ありがとう」って感じです。

工藤 その余裕がMVとかに説得力になって出ているんだと思います。

和田 センターがいないからそれぞれの個性を出さないといけないので、意識的に4人の粒が立つようにしているのかもしれないです。

コショージ あと1人いたら違ったかもしれない。

工藤 確かに真ん中が生まれちゃうと変わりますよね。ファン層はどういう感じなんですか?

コショージ お客さんもおとなしいですね。ワンマンは椅子のあるホールでやらせていただくことが多いんですけど、みんなずっと座ったままライブを見ていて。

工藤 へー!

コショージ 立たないし、たまに拍手があるくらいで。なんなら「拍手していいのかな?」っていう雰囲気のときもあるくらい静かです。

──作品を鑑賞するような感覚ですよね。

工藤 それはわかる気がする。

コショージ 美術館に来たみたいな感じもあるのかも。

工藤 ますます行ってみたいです。

左から工藤遥、和田輪。
左から工藤遥、和田輪。

「推しが歌ってるみたいに歌ってみて」って言われた途端に

──話は変わりますが、矢川さんとコショージさんの2人でつばきファクトリーのカフェに行ってましたよね。だんだん推しが広がっているようで。

矢川 いや、単推しなんで!

コショージ 私が連れていったので葵の推しは関係ないです。私がただおなか空いただけです。

工藤 おなかが空いて入場料がかかるカフェに入るんですか(笑)。

コショージ いや、ドリンク代がかからないので。

矢川 だってドリンクはタダですよ?

──入場料を払ってるのにタダも何も(笑)。

コショージ そこでしか観れない映像がずっと流れているし、実質タダです。

工藤 もう、言ってることがハロヲタと一緒! でも、私をきっかけにハロプロをもっと好きになってもらえるのはうれしいですね。だから、私なんかがお力になれるなら「ブクガすげー」って言いまくりますよ。

ブクガ一同 えええええ!

井上 いったいどういうことだ……。

──実際、工藤さん経由でブクガを知る人も増えているんですよね。

コショージ それはあります。YouTubeのコメント欄にも「工藤さんきっかけで知りました」っていう書き込みがあったり。

工藤 コショージさんも言ってましたけど、好きなものは共有したいです。それはモチベーションにもなりますよ。がんばって私のことを知ってもらえばもらうほど、私の好きなものをたくさんの人に伝えられるんだって。

コショージ 素晴らしいです。

矢川 私は、工藤さんが好きって言ってくれたから、「なんだこのグループ」と思われないような活動をしたいです。

左から工藤遥、矢川葵。
左から工藤遥、矢川葵。

井上 素敵な関係ですね(笑)。

工藤 ハロプロや私のファンの方にはすごく新鮮だと思うんですよ、ブクガのようなアイドルは。だからこそ興味を持ってほしいなって。私も昔は「アイドルはハロー!だけだ」と思っていたけど、そうじゃないんだっていう。

──ブクガの新作もオススメできそうですか。

工藤 もちろんです! Twitterでグループの公式とメンバー全員のアカウントをフォローさせていただいているので、流れてくるブクガの情報もチェックさせてもらってます。

コショージ 工藤さんはフォローしている人が40人くらいなのに、タイムラインにうちらの情報ばっかり流れて大丈夫かなって心配してます(笑)。

工藤 今回のシングルも“作品”という言葉がめちゃめちゃ似合いますよね。

コショージ 前回のアルバムとはまた違った視点で世界観を表現した曲になってます。

──矢川さんのレコーディングのときに「推しを想像して歌ってみて」というディレクションがあったんですよね。

矢川 言われました。ニヤニヤしちゃって歌えなくなったので、違うテイクが使われたと思います(笑)。

井上 難解な曲なので、歌うのに苦戦したんですよ。がんばって歌ってたのに、サクライ(ケンタ)さんから「推しが歌ってるみたいに歌ってみて」って言われた途端、「えー? でへへへ」みたいになってました(笑)。

──といったあたりで時間が来てしまいました。工藤さんからお知らせはありますか?

工藤 4月にパーソナルブックが出て、10月に「魔法使いの嫁」というマンガ原作の舞台に出ます。よかったらブクガの皆さんも来てください。本もお送りします。

矢川 パーソナルブックはもう予約しました。

工藤 遅かった(笑)。ダブってもよければ送ります。私もブクガのワンマンにはいつか行きたいですね。4月のはヒーローショーとかぶっちゃったんですよね。

矢川 私、静岡でやるヒーローショーに行きます。そのあと東京に戻って自分のリリイベに出ます。

工藤 だ、大丈夫なんですか?(笑)

公演情報

Maison book girl tour 2019 spring. Tour final 「Solitude HOTEL 7F」
  • 2019年4月14日(日)東京都 昭和女子大学人見記念講堂