雨と風に拭き晒される冒険

──「パレードは続く」のミュージックビデオには壮大な自然の中で撮影された映像が使われています。撮影はいかがでしたか？

レナ　ひと言で言うと、つらい撮影でしたね。6月に北海道で撮ったんですけど、まずものすごく寒くて。さらに雨と風に打たれながらの撮影でサンセット盤のジャケットはみんなシリアスな表情をしてますが、あれはもう現場が険しすぎて素の顔なんです（笑）。

アンナ　もう雨と風に吹き晒されてる顔そのままですね。

レナ　ジャケット写真を公開したときにTwitterで「いい顔してるね」って反応があったんですけど、アレはリアルな表情なんです。

ヒマワリ　撮影現場に向かうときもすごかったよね！

リーナ　車で道なき道を行く、みたいな感じで。怖かったね。

レナ　アイドリング!!!時代からいろんなMVを作ってきましたけど、今までで一番キツい撮影だったかもしれないですね。

──とは言え、映像は楽し気に仕上がっていました。

アンナ　もちろん、楽しいところもありましたから！

リーナ　私はめっちゃ楽しかったよ。

ヒマワリ　冒険って感じだったよね！

レナ　（笑）。まあでも、もう撮りたくはないかな……。

旅の最終地点は決めたくない

──「パレードは続く」という曲は、アイドルとしての活動を旅に例える歌でもあります。マジカル・パンチラインの皆さんの旅はどこまで続くんでしょうか？

ユーナ　「マジカル・ジャーニー・ツアー」の歌詞に「あのブドーカンまで」っていう歌詞があるんです。歌詞の通り、あこがれの地である武道館でライブをしてみたいって気持ちがあるのと、武道館でのライブを経験することでもっとグループが大きく成長できるんじゃないかなと思っています。武道館を経て、そこから先もどんどん冒険を続けていきたいですね。

リーナ　やっと私たちのワンマンライブができたので、今度は全国ツアーをしてみたいなって思っています。それといつかは海外でもライブをしてみたいですね。

アンナ　まず日本全国を回るっていうのをやらなきゃいけないのはもちろんなんですけど、私はいつかマジパンのメンバーでフランスに行ってみたいんです。フランスでは日本のアニメが人気だったりするし、何よりヨーロッパには“魔法の発祥の地”ってイメージがあるので私たちマジカル・パンチラインがライブをして、いろんな方々に私たちのことを知っていただきたいです。

ヒマワリ　私はホントにざっくりした目標なんですけど、マジパンの知名度がもっと上がって世間の人が誰でも知ってるような存在になりたいんです。「ああ、マジパンね」「あの可愛い子たちのことね」って言われたいですね。それが旅の最終地点かもしれないです。

ユーナ　自分で「可愛い子」って言っちゃうんや（笑）。

ヒマワリ　例えばの話だから！

──レナさんはこの先のことをどう考えていますか？

レナ　なんかみんなに言われちゃった感じがしますけど、私はいろんな意味で最終地点を決めたくないんです。決めたらそこで自己満足して止まってしまいそうなので、どこまでも進んでいく中で何かを成し遂げたとしても「よし、また行こうぜ」って声をかけ合って進むほうが冒険っぽいかなって。

──“マジカル・パンチラインの活動”という冒険をずっと続けていきたいってことですね。

レナ　ずっと続いたらいいなって思いますね。