m-flo「mortal portal e.p.」 PR

m-flo|デビュー20周年のその先へ

1999年7月に「the tripod e.p.」でデビューしてから、今年で20周年を迎えるm-flo。ソロ活動に専念するため2002年に脱退したLISAが2017年にカムバックし、3人は再びオリジナルメンバーで精力的な活動をしている。音楽ナタリーではそんなm-floの特集を連続で展開。第1弾では7月3日にリリースされた新作「mortal portal e.p.」を紐解くべく、m-floにインタビューを実施した。冒頭の3曲「EKTO」「STRSTRK」「MARS DRIVE」はオンタイムなビートミュージック / ダンスミュージックを昇華したトラックと、ポピュラリティに富んだ歌が、さすがのバランスで共存している。またコズミックなコンセプトも含めてm-floの真髄が凝縮されている作品とも言えるだろう。インタビューでは本作の制作秘話に加え、m-floの今とこれからを語ってもらった。

取材・文 / 三宅正一 撮影 / 竹中圭樹(ARTIST PHOTO STUDIO)

私はグアムでワンちゃんと一緒にいた

──m-floにLISAさんがカムバックしてから1年半強。まず、LISAさんに聞きたいんですが、この1年半はどういう時間でしたか?

LISA

LISA まず私が戻ってくるスペースとチャンスをいただいた感謝の気持ちがこの2人にあって。私がいない間、彼らはm-floとは別のそれぞれのワークスをガッツリやっていたんですよね。戻ってきたことをきっかけにm-floをリユニオンできた喜びと感謝、そして奇跡を感じています。ステージ上でこの2人の背中を見ていると泣きそうになる。愛おしくて。健康でいてほしいと思うし。

一同 (笑)。

LISA もう本当に「ここにもう一度3人で立たせてくれてありがとう!」という思いでいっぱい。m-floとして表現する音楽は、ソロでやる音楽とは違うし、やっぱりここにしかないものがあるので幸せです。これもいつも言うんですけど、私がm-floを離れてからも2人がライブにゲストとして誘ってくれていたんですよね。私たちにはヒットチューンもあったので「歌いに来なよ」と。そういうところが彼らはオープンで。リユニオンしてから新曲を作るときもすぐに共鳴できたし、何も違和感はなかったです。会っていない時間もすごく大事だったなと今は思うんですね。それぞれがそれぞれのやるべきことをやる。例えば、☆Taku(Takahashi)はblock.fm(☆Takuが主宰するインターネットラジオ局)を立ち上げて、VERBALはいろんなユニットに参加したり。そして、私はグアムでワンちゃんと一緒にいたりだとか。

──(笑)。

LISA まあ何をしていてもいいと思うんですけど……(笑)。でもやっぱり会えていなかった時間、この3人のm-floじゃない時間も必要だったかなと。

自分から去っていったから思うところがある

──改めてリユニオンを決意した経緯を聞かせてもらえたら。

☆Taku Takahashi 2016年12月15日 にJ-WAVE主催イベント(「J-WAVE「Mercedes-Benz MUSIC FACTORY CHRISTMAS PARTY」)で僕とLISAがひさしぶりに共演して、m-floの曲を演奏したんです。VERBALはいなかったんですけど、そのライブの手応えがすごくあって、3人でリユニオンしたいなと思いました。そしたらLISAからも同じように連絡がきて。

LISA 家に帰ってすぐ☆Takuに電話したんです。「私はもう1回m-floをやりたいと思ったけど、☆Takuはどう思う?」って。そうしたら☆Takuが「俺もそう思ってる」と言うから、「じゃあVERBALにも連絡する!」って電話を切って、でも……。

☆Taku VERBALに伝えようと思った矢先に彼が事故に遭ってしまって、VERBALの完治を待とうと(参照:三代目 J Soul Brothers札幌公演が中止)。

VERBAL

VERBAL 肋骨8本と肩を骨折してしまいヤバイ状態でしたが、相当リハビリがんばって早く退院させていただきました(笑)。でも入院中にそのニュースを聞いたとき、とてもうれしかったです! この3人はずっと兄弟みたいな感覚があるので、「運命的な再会!」みたいな感じがしました。「家出した人が戻ってきた!」みたいな。

LISA (笑)。

☆Taku そう。僕ら2人はそんなドラマチックじゃなくて。

LISA 私はやっぱり自分から去っていったから思うところがあるんだよね。

☆Taku 僕らと違ってLISAは情熱的な性格だしね。

LISA やっぱり感謝したいんですよね。この今があることを。その喜びを噛み締めたいんです。

☆Taku 1カ月に1回くらい、LISAから感謝のメールが来るんですよ。だんだん「もういいから!」という感じになってくる(笑)。

──メルマガ的に感謝のメールがくるっていう(笑)。

VERBAL メルマガ(笑)。

LISA でも、いつしか誰かが病気になって、何かがあったときに私は「ありがとう」と言えなかったと後悔したくないから。この現世でもう1回チャンスがあるということは奇跡だと思う。だって30分後には死んでいるかもしれないじゃないですか。そう思うとちゃんと気持ちを伝えなきゃって。