ナタリー PowerPush - LOVE PSYCHEDELICO
自然体の思いが詰まった5年ぶり書き下ろしシングル「It's You」
こんなご時世だから軽やかな部分を出したい
──カップリングにはエリック・クラプトンの「Lay Down Sally」のカバーが収録されています。
KUMI 自分たちが伝えたい思いは「It's You」に込めたから、カップリングではカバーで音楽を楽しみたいなっていうのがあって。
NAOKI 打ち込みのドラムを流しながら、2人で楽器持って遊んでる中でカバーをしようっていう話が上がって。
KUMI リラックスしたムードの曲をやりたいねってことで意見が一致して。それに合う曲が「Lay Down Sally」だったんです(笑)。
NAOKI この曲が持ってるライトな雰囲気が好きで。なんとなく今、音楽家がそういう楽しくてライトな部分も忘れちゃいけないんじゃないかって感じた部分もあったと思う。ジョン・レノンの曲とか、途中までレコーディングしかけたカバーが何曲かあったんだけど、でも妙にこの曲に惹かれて。音楽家としてはさ、こういう音楽もなくしちゃいけない気がしたんだよね。
──確かにシリアスな部分もリラックスした部分も両方ないと、音楽も窒息しちゃうというか。
NAOKI ホント、自分たちが楽しむことを取り戻さないと、みんなも楽しくないじゃん?みたいな。こういうご時世だからこそ、自分たちの中に残ってる軽やかな部分を表現したかったんだと思う。
音を鳴らすことが自分たちにとってシンプルでリアルなこと
──「It's You」は書き下ろしとしては5年ぶりのLOVE PSYCHEDELICOのシングルになるわけですが、このタイミングで新曲を聴けてうれしいっていうのが正直な気持ちです。
NAOKI こっちもこのタイミングで新曲を届けたかったしね。
KUMI うん。
NAOKI 曲に対しての気持ちがホットなうちに世の中に出せるっていう意味では、シングルっていいなあと思った。昔に比べて今は、曲ができたらCDや配信でホットなうちにみんなに届ける術がたくさんあるじゃない? だから僕らもそういうシステムを使って、1曲1曲と向き合って活動していたいなぁって、珍しく思ったりね(笑)。
──ライブ活動に対するスタンスに変化はありましたか? いかんせんLOVE PSYCHEDELICOのライブチームは多忙な人が多いですけど(笑)。
NAOKI そうなんです(笑)。ホントは今年はアルバムの制作をするつもりだったんだけど、予定を変更して夏以降にチャリティライブとか、友達のミュージシャンのイベントに参加したりっていうのをやりたいと思ってて。そこは2人だけで、ギター持っていってもいいしね。
──フットワークが軽いですね!
KUMI ははは!
NAOKI ま、せっかく音楽の才能を与えてもらったんだから、作品を録音するもよし、被災地に行くもよし。とにかく音を鳴らすっていうのが、今自分たちができる一番シンプルでリアルなことなのかなと。そこからブレずにやっていきたいですね。実はね今月末に「ARABAKI ROCK FEST.11」に出るんですよ。枠は全部決まっちゃってたんですけど、「何かできませんか?」ってこちらからお願いして。それにしても、みんな僕らのことを覚えててくれてるかしらね(笑)。
LOVE PSYCHEDELICO「It's You」PVショートバージョン
CD収録曲
- It's You
- Lay Down Sally
- Dry Town ~Theme of Zero~
- Shadow behind
DVD収録内容
- It's You
- Dry Town ~Theme of Zero~ / Shadow Behind (2songs complete ver.)
- Dry Town ~Theme of Zero~
- Shadow behind
CD収録曲
- It's You
- Lay Down Sally
LOVE PSYCHEDELICO(らぶさいけでりこ)
1997年に結成された、KUMI(Vo, G)とNAOKI(G, B, Key)によるロックデュオ。2000年4月にシングル「LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~」でデビューを果たし、流暢な英語と日本語とが行き交うKUMIのボーカルスタイルや、洋楽をほうふつとさせる楽曲がシーンに衝撃を与える。その魅力は瞬く間にリスナーに広がり、2001年発売の1stアルバム「THE GREATEST HITS」は200万枚を超えるメガヒットを記録。その後も数々の名曲やヒットアルバムを作り続けている。