「ASH」はすでにみんなから愛されている楽曲
──LiSAさんとのコラボを終えてみて、シドのお二人はどんなお気持ちですか?
明希 偉そうに聞こえるかもしれないんですけど、まず自分がイメージしてた歌声とサウンドがズバッとハマったのがとても心地よくて。切ないけど、強くて、でも痛くて……メロディが泣き叫ぶように聞こえたらいいなってずっと思ってたんですよ。で、マオの歌詞もぴったりだったし、それでいて作品の世界に留まることなく、何か夢を追っかけているような人たちにも刺さると言うか。応援歌と言ったら違うかもしれないけど、心を奮い立たせるような1曲になったんじゃないかなって。そんな曲に関われたことを光栄に思います。
マオ 作詞するときって、俺は自分で歌いながら詞を書くんですけど、誰かに提供する場合は「こういう感じで歌ってくださるのかな?」とか想像したりするんですよ。それって作詞をする人の特権とまではいかないまでも、楽しみの1つだと思うんです。今回もそんな感じでワクワクしてたんですけど、返ってきたLiSAさんの歌が、完全に自分の想像を超えていたので、単純に感激しましたね。そしてこれが世に出たとき、ファンの皆さんがどう受け取ってくれるのかなっていうのが今から気になります。
──すでに「ASH」は先行配信という形で世に出ていて、各配信チャートで13冠達成という快挙を成し遂げています。
マオ すごい!
明希 マジで? 素晴らしい。
LiSA おかげさまで。やっぱり「Fate」を好きな人たちは、「自分の思い入れのあるキャラクターの気持ちを歌ってくれた」って言ってくれてますし。ほかにも「LiSAの曲としてもすごいカッコいい曲だね」とか、さっきロングトーンに触れてくださったみたいに「ここが好き」って具体的なフレーズをピックアップしてくれる人もいて。
──いい「お土産」になりましたね。
LiSA はい。ちゃんとお土産を持って帰ってこられたっていう自信はあります。私が6年前に「oath sign」を歌わせていただいたときって、「Fate」ファンのみんなからしたら「誰こいつ?」みたいな感じだったんです(笑)。
マオ・明希 ええー(笑)。
LiSA だからとても緊張してたんですけど、そこでLiSAっていう名前を背負えたから今の私があるし、今回シドさんのお力をお借りして、6年分の成長をお見せできたんじゃないかなって。しかも今日お話しさせていただいて、お二人が「ASH」を楽しんで作ってくださって、なおかつできあがった楽曲を喜んでもらえたっていうのが、すごくうれしいんですよ。
マオ 自分らとしても、LiSAさんに喜んでもらえてうれしいです。
明希 うん。ホントにね。
LiSA さらに、先行配信もそうですけど、アニメで流れた「ASH」を聴いてくれた「Fate」ファンのみんなも喜んでくれてる。ライブでも、MCで「シドさんが作ってくれました」って言うとみんな盛り上がってくれるし、うちのバンドメンバーも「ASH」の演奏が終わったあとお互いに「カッコいいね」って言い合ってるんです、マイクを通さずに(笑)。それぐらい、みんなが愛してくれている楽曲なので、すごく感謝しています。ありがとうございます。
マオ・明希 こちらこそ!
「みんなで幸せになりましょう」
──今回こうしてコラボされて、その先に、皆さんご一緒に何かなさるような動きはあるんですか?
マオ ご一緒に?
──例えばライブで共演されたりとか。2組共ライブバンド、ライブアーティストですし。
LiSA やらせてもらえるのなら、ぜひ。
明希 やりましょう。
マオ 俺、ひそかにハモりの練習しとくんで。
LiSA えー、主旋律歌ってくださいよ!(笑)
明希 LiSAさんのライブって、コンセプトがものすごくしっかり作り込まれてますよね。単独公演はまだ観させてもらってないんですけど、ライブDVDとか、それこそ今やられてるツアーのレポとかからでもLiSAさんのこだわりが伝わってくると言うか。
LiSA ありがとうございます。結局「今やりたいことをやる」っていうことに尽きるんですよね。それこそ今回「Fate」に再び関わらせてもらうにあたって「じゃあ、シドさんと一緒にやりたい!」みたいな、そういうワガママを1個ずつ重ねていく感じです。だから例えばアリーナツアーができるんだったら、アリーナクラスのステージで自分は何をやりたいか、とりあえず言ってみる。そこから先は大人の人たちが、こう、お金のこととか……(笑)。
明希 うちらと一緒だね(笑)。
マオ うん(笑)。
明希 Twitterでも終演後の写真をよく上げられてるじゃないですか。ああいうのを見ても、お客さんも込みでみんな幸せそうだなって。
マオ まあ、うちのライブもけっこうそこは自信があるというか。世の中のイメージ的に意外かもしれないけど、「ファンのみんなも一緒に幸せになろう」っていう気持ちがすごく強いバンドなので。だからこそ、LiSAさんの写真に写った人たちの顔を見たら一発で「あ、この人のライブはすごい楽しいんだろうな」ってわかりますね。
LiSA うれしい。
──であれば余計に、ステージ上でのコラボにも期待がかかります。
LiSA 実現したら、私が一番幸せになれる自信あります(笑)。
明希 俺らだってね。
マオ うん。お客さんもみんなで幸せになりましょう。
- LiSA「ASH」
- 2017年11月29日発売 / SACRA MUSIC
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初回生産限定盤 [CD+DVD]
1728円 / VVCL-1130~1 -
通常盤 [CD]
1296円 / VVCL-1132 -
期間生産限定盤 [CD+DVD]
1728円 / VVCL-1133~4
- 初回生産限定盤、通常盤CD収録曲
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- ASH
[作詞:マオ(シド) / 作曲:御恵明希(シド) / 編曲:江口亮] - 罪人
[作詞:LiSA / 作曲・編曲:Sho(MY FIRST STORY)] - ONLY≠LONELY
[作詞:金井政人(BIGMAMA) / 作曲:小南泰葉 / 編曲:堀江晶太] - ASH -Instrumental-
- ASH
- 初回生産限定盤DVD収録内容
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- 「ASH」ミュージッククリップ
- 期間生産限定盤CD収録曲
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- ASH
- 罪人
- ONLY≠LONELY
- ASH -TV ver.-
- 期間生産限定盤付属DVD収録内容
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- TV アニメ「Fate/Apocrypha」2nd クール ノンクレジット OP 映像
- LiSA(リサ)
- 6月24日、岐阜県生まれのボーカリスト。2010年春、テレビアニメ「Angel Beats!」の劇中バンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル・ユイ役の歌い手に抜擢され、同年5月にGirls Dead Monster名義のシングル「Thousand Enemies」をリリース。2011年4月にLiSA名義のミニアルバム「Letters to U」でソロデビュー後はアニメ「Fate/Zero」1stシーズンのオープニングテーマ「oath sign」、「ソードアート・オンライン《アインクラッド》編」のオープニングテーマ「crossing field」などスマッシュヒットを連発。アニソンシーン内外で高い人気を誇る存在となる。2014年1月に初の東京・日本武道館ワンマン「LiVE is Smile Always ~今日もいい日だっ~」を行い、翌2015年1月には日本武道館2DAYS「LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~」を成功させた。その後、横浜アリーナ2DAYSやさいたまスーパーアリーナ2DAYSなど大会場でのワンマンライブも完売させ、また「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「Animelo Summer Live」「氣志團万博」などさまざまな大型音楽イベントに出演し個性を発揮している。また「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「Animelo Summer Live」「氣志團万博」などさまざまな大型音楽イベントに出演し個性を発揮している。2017年春にはオリジナルブランド「YAEVA MUSiC」を設立した。5月に4thアルバム「LiTTLE DEViL PARADE」、7月に12thシングル「だってアタシのヒーロー。」、11月に13thシングル「ASH」を発表。
- シド
- マオ(Vo)、Shinji(G)、明希(B)、ゆうや(Dr)からなる4人組ロックバンド。2003年に結成され、翌年1stアルバム「憐哀-レンアイ-」をリリース。2006年には初の日本武道館ワンマンライブを敢行。2008年10月にアニメ「黒執事」第1期オープニングテーマとして採用された「モノクロのキス」でメジャーデビューする。2009年7月にはメジャー1stアルバム「hikari」をリリースした。その後も精力的なリリースとライブ活動を繰り広げ、2010年7月にはさいたまスーパーアリーナ、12月には東京ドームでライブを行う。結成10周年を迎えた2013年は初のベストアルバム「SID 10th Anniversary BEST」のリリースをはじめ、アニバーサリーライブなどさまざまな企画を実施。2017年1月に劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」の主題歌として書き下ろしたシングル「硝子の瞳」を、5月にはシングル「バタフライエフェクト」を発表し、日本武道館で2DAYSライブを行い両日共に即完。8月にアニメ「将国のアルタイル」のオープニングテーマ「螺旋のユメ」を収録したシングルを、9月にアルバム「NOMAD」をリリースした。
- シド「夜更けと雨と / 夜明けと君と」
- 2017年12月27日発売 / Ki/oon Music
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[Blu-ray Disc]
12960円 / KSBL-6297~8 -
[DVD]
10800円 / KSXL-252~3
- シド 結成十五周年記念公演「シド初め」
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2018年1月1日(月・祝)Zepp Tokyo
- SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018 ID-S限定LIVE
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2018年5月5日(土・祝)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
2018年5月6日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO - ファン投票LIVE(大阪編)
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2018年5月12日(土)大阪府 Zepp Osaka Bayside
- 暴れ曲限定LIVE
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2018年5月13日(日)大阪府 Zepp Osaka Bayside
- ファン投票LIVE(名古屋編)
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2018年5月18日(金)愛知県 Zepp Nagoya
- 暴れ曲限定LIVE
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2018年5月19日(土)愛知県 Zepp Nagoya
- ファン投票LIVE(福岡編)
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2018年5月26日(土)福岡県 DRUM LOGOS
- 暴れ曲限定LIVE
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2018年5月27日(日)福岡県 DRUM LOGOS
- インディーズ曲限定LIVE
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2018年6月2日(土)北海道 Zepp Sapporo
- 昭和歌謡曲限定LIVE
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2018年6月9日(土)宮城県 SENDAI GIGS
- ファン投票LIVE(東京編)
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2018年6月15日(金)東京都 Zepp Tokyo
- 暴れ曲限定LIVE
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2018年6月16日(土)東京都 Zepp Tokyo