この4人だからこそ、歌える

──そして5月30日には新体制1枚目となるシングル「ホシノナイソラ」がリリースされました。

金子　このシングルは3人体制のときから関わりのある方たちにご協力いただいたので、すごく思い入れのある作品になりました。「ホシノナイソラ」は今までのLADYBABYにあるようでなかった曲だし、この4人だからこそ歌える曲調や歌詞になったと思います。

有馬　歌詞の乗せ方がスクリームやデスボイスとの調和性が高いので、歌ってて超気持ちいいですね。

──カップリング曲「bite me」「ビリビリマネー feat. Ladybeard」についてはいかがですか？

金子　「bite me」は私やLADYBABYをずっと見続けて、理解してくれる大森靖子ちゃんだからこそ書けた曲だと思います。

有馬　メンバーそれぞれの個性が出てるし、歌詞の文体が理江のSNSの書き方っぽくて。大森さんは理江のことをよく見てるんだなって感じました。

金子　「ビリビリマネー feat. Ladybeard」は「ニッポン饅頭」を作って下さった浅野尚志さんが制作してくれたんです。

有馬　J-POPふうな歌詞の乗せ方を、スクリームで表現する感じになっているんですよね。その感触の違いも面白い。

金子　このシングルを通して、これから先どんなものを壊していけるのか、すごく楽しみになりました。

唐沢　3曲とも曲調が違うんだけど、これからのLADYBABYの姿をイメージさせる前向きな歌詞になってると思います。

池田　初めて自分たちの声が曲に乗って、形になったことにも感動しましたね。私は初めてのレコーディングやったんで戸惑うことも多かったんですけど、初々しい感じを受け取ってもらえればなって。前向きな曲が集まったシングルだし、この3曲を背負って活動していけることがすごく楽しみです。

地球人すべてに愛されるグループに

──そしてこのシングルのリリースイベントに加えて、6月10日には全国ツアー「TOUR2018【邂逅-REVENGE-】」がスタートしますね。

金子　私たちを身近に感じてもらえるのはやっぱりライブだし、「これが今のLADYBABYだ」っていう表現をしっかりできたらと思いますね。「やっぱりLADYBABYだね」っていう変わらない部分も、「これがLADYBABYなんだ」っていう新しい部分も同時に表現できるようなライブをぶちかましたいです。

池田　まだ行ったことのない場所にも行くので、1つひとつ手を抜かず、どの公演も最高に楽しいものにしたいですね。

唐沢　私たちのライブを観たことのない人もいっぱいいると思うので、その人たちにも今のLADYBABYの魅力を表すことができたらうれしいです。

有馬　パフォーマンスの不安も東名阪ワンマンを終えたことで少し軽くなったので、さらに一歩先の表現ができるライブにしたいですね。

──最後にこの4人で見せられること、形にしたいことはなんですか？

金子　アイドルやアーティストっていうジャンルや枠組みを超えることができたらうれしいですね。グループって大きくなればなるほど、ジャンルじゃなくてグループそのもので捉えられるじゃないですか。ONE OK ROCKとかBiSH、X JAPANみたいに。それがLADYBABYでもできるようになりたいし、突き詰めていきたいと思います。

池田　グループももちろんだけど、1人ひとり個性が強いので、そこをしっかり生かしたいです。

有馬　あとはステージに立ったときに4人で1つになりたくて。4人でステージに立ってる姿をちゃんと記憶に残してもらえるようなライブを作りたいです。

唐沢　ジャンルや人種にも囚われない、なんと言うか……地球人すべてに愛されるグループになりたいです（笑）。