Kroi / a子|IRORI Recordsの気鋭2組が振り返る初の「SXSW」 (2/2)

関将典(Kroi)とa子が振り返る「SXSW」

関将典(Kroi)

関将典(Kroi)

いいライブ、いい音源を追求し研究し続ける

──「SXSW」のステージを終えた心境は?

初めての英語圏でのライブだったため、自分たちのパフォーマンスがどのように伝わるのか未知だったからこそ、いつも以上に力を出しきるライブができたと思います。また、日本のフェスやサーキットイベントなどとは異なる空気感や街全体の一体感もとても新鮮でした。とにかくとても楽しかったです。

左から長谷部悠生(G)、益田英知(Dr)、千葉大樹(Key)。

左から長谷部悠生(G)、益田英知(Dr)、千葉大樹(Key)。

千葉大樹(Key)

千葉大樹(Key)

──海外の音楽好きが集まる「SXSW」の対策として、セットリストやライブアレンジで意識したことは?

「SXSW」に来ているお客さんにどんな曲が喜んでもらえるのかもまったく予想ができなかったので、なるべく具体的なことは意識をせず、インパクトを残せるパフォーマンスができそうなセットリストを組み上げました。また、基本的にKroiの楽曲は日本語詞なので、音楽性や熱量でKroiがどんなバンドであるかを伝えることにフォーカスしたいと思っていました。

関将典(B)

関将典(B)

──現地の音楽ファンの反応について聞かせてください。自分たちの音楽が受け入れられていると感じた瞬間や、逆に課題を感じたポイントは?

我々の楽曲やライブに触れるのが初めての方がほとんどだったはずですが、最初から最後まで盛り上がってくれて、ライブ後もたくさんの方から声をかけていただきました。音楽を通じて言語の壁などを越えたコミュニケーションができたことがとてもうれしかったです。またその反面、そのコミュニケーションの密度にはまだまだ伸び代があることも痛感しました。しかしながら、少なからず通用することを知ることができただけでも、とても大きな収穫だったと思っています。

──オースティン滞在時のエピソードを教えてください。

オースティン滞在期間自体は2泊のみでしたが、全員で本場のテキサスステーキを満喫し、ギターの長谷部、ドラムの益田はカウボーイファッションのお店で全身カウボーイコーデを組むなど、各々オースティンならではの楽しみ方ができました。

千葉大樹(Key)と長谷部悠生(G)。

千葉大樹(Key)と長谷部悠生(G)。

内田怜央(Vo)

内田怜央(Vo)

──「SXSW」のステージに立って得たものは? 海外での活動について、今後の展望や目標を聞かせてください。

一番の収穫は前述の通り、アメリカでも我々の音楽を楽しんでいただけると知れたことです。それを踏まえて、もっとあらゆる言語圏や文化圏でのパフォーマンスにも積極的にチャレンジしたいと思いました。また、日本のアーティストとして海外でも活躍できるようなバンドになることは、インディーズの頃から目標としているので、引き続き精進していきたいです。その目標に向けて我々Kroiが今後取り組むこと自体はこれまでと変わらず、ひたすらにいいライブやいい音源を追求し、研究し続けます。

a子

a子

海外のステージにこれからも出演できたら

──「SXSW」のステージを終えた心境は?

海外でのライブは初めてでしたが、日本でいつも行っているライブとはまったく雰囲気が違ってとても刺激的でした。その空気感に影響されてすごく緊張もしましたが、出演させていただいた3ステージどれも楽しむことができました。

a子
a子

a子

──海外の音楽好きが集まる「SXSW」の対策として、セットリストやライブアレンジで意識したことは?

a子の曲はほとんど日本語の歌詞のため、やっぱり歌詞の意味では惹き付けられないと思ったので、いつもライブPAを担当してもらっているアレックスと相談してドラムとベース強めのサウンドになるようにお願いしました。

a子とバンドメンバー。

a子とバンドメンバー。

──現地の音楽ファンの反応について聞かせてください。自分たちの音楽が受け入れられていると感じた瞬間や、逆に課題を感じたポイントは?

ライブパフォーマンスがいいときの反応がわかりやすくて、声を出したり手を挙げて盛り上げてくださったので演奏中にテンション上がることが多かったです。課題に感じたポイントは、やはり言語の壁がある中でMCでコミュニケーションを取ることが難しかったですが、できる限り言動で伝えるようにしました。

a子

a子

──オースティン滞在時のエピソードを教えてください。

空気が乾燥しているイメージがあったのですが、オースティンは意外と湿気があって日本と似ていて助かりました。初めて出会うたくさんのオースティンの方々に話しかける機会があったのですが、みんな優しくフレンドリーに対応してくれて安心しました。

──「SXSW」のステージに立って得たものは? 海外での活動について、今後の展望や目標を聞かせてください。

時差もあり慣れない環境下の中、2日間で3ステージという出演スケジュールは体調やコンディションを整えることがすごく難しかったですが、こなすことができてライブへの体力の自信がつきました。それと、a子の音楽を楽しんでくれる人がオースティンにもいることを目の前で見れたことが、「SXSW」のステージで得たものです。たくさんの国に訪れてみたいので海外のステージにこれからも出演できたらうれしいです。

a子

a子

Kroi 公演情報

Kroi Live Tour 2024「Unspoil」

  • 2024年8月23日(金)神奈川県 KT Zepp Yokohama
  • 2024年8月29日(木)愛知県 Zepp Nagoya
  • 2024年8月31日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
  • 2024年9月1日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
  • 2024年9月6日(金)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
  • 2024年9月8日(日)北海道 Zepp Sapporo
  • 2024年9月12日(木)大阪府 Zepp Osaka Bayside
  • 2024年9月13日(金)大阪府 Zepp Osaka Bayside ※追加公演
  • 2024年9月15日(日)香川県 高松festhalle
  • 2024年9月21日(土)新潟県 NIIGATA LOTS
  • 2024年9月26日(木)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
  • 2024年9月27日(金)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO) ※追加公演

a子 公演情報

a子 Live Tour 2024 "Umbilical Cord"

  • 2024年8月3日(土)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
  • 2024年8月9日(金)東京都 LIQUIDROOM

プロフィール

Kroi(クロイ)

R&B、ファンク、ソウル、ロック、ヒップホップなど、あらゆるジャンルからの影響を昇華した独自の音楽を提示する5人組バンド。2018年2月にInstagramを通じて結成され、同年10月に1stシングル「Suck a Lemmon」をリリースする。2019年夏には「SUMMER SONIC」に出演。同年12月に2ndシングル「Fire Brain」を、2020年5月にEP「hub」を発表した。2021年1月にEP「STRUCTURE DECK」をリリース。6月にはアルバム「LENS」でポニーキャニオン内のレーベル・IRORI Recordsからメジャーデビューを果たした。2022年7月にメジャー2ndアルバム「telegraph」、2023年3月にメジャー2nd EP「MAGNET」をリリース。2024年1月には初の東京・日本武道館公演を成功させ、メジャー2ndシングル「Sesame」をリリースした。8月からは全国10都市を巡るライブツアー「Kroi Live Tour 2024」を開催。年内に3rdアルバム「Unspoiled」をリリース予定。


a子(エーコ)

2020年に本格的にアーティスト活動を開始させたシンガーソングライター。情緒的な楽曲の数々はa子自身がプロデュースしながら制作しており、ミュージックビデオなども自身が率いるクリエイティブチーム・londogが手がけている。2020年9月に1st EP「潜在的MISTY」、2021年1月に2nd EP「ANTI BLUE」を自主レーベルからリリース。2023年1月放送のテレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では、「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」のコーナーで佐藤千亜紀より2022年8月発表の「太陽」が選出された。2023年6月に初のワンマンライブ「FEED MY BODY」を開催し、12月には3rd EP「Steal your heart」を発表。2024年4月に新曲「LAZY」を配信リリースした。初夏にメジャー1stフルアルバム(タイトル未定)をリリース予定で、8月には東京と大阪で自身最大規模のツアー「a子 Live Tour 2024 "Umbilical Cord"」を開催する。