ローラーガール

──ローラーガールさんはお2人から見てどんな人ですか？

ほうのき　鳥が好きですね。

ローラーガール　ふふふ（笑）。

尾苗　鶏肉も好きだよね。

ローラーガール　ケンタッキーフライドチキンがすごい好きで。

尾苗　だから鳥飼ってるんだよね。

ローラーガール　そう、食べるのが好きすぎてオカメインコを飼い始めて。名前はピーちゃんです。本名はピエールって言うんだけど、途中で女の子だってわかってピーちゃんに。

尾苗　ふふ（笑）。

ローラーガール　なんで笑ってんの？（笑）

尾苗　なんかナタリーのインタビューでピーちゃんの紹介してるから（笑）。

──バンド内での役割は？

ほうのき　メインボーカルを担当してもらうことも多いし、シンセサイザーで音入れてくれたりもして。歌声が柔らかくていいんですよね。

──ローラーガールさんは楽器もできるんですか？

ローラーガール　ベース以外はだいたいできます（笑）。

尾苗　なんでも器用なんですよ。

ブラジル

ほうのき　ブラジルは女性なんですけど、今はアメリカに語学留学中で。いずれ帰ってくるんでそのときまでちょっとお待ちください。

──けっこう長いこと留学してますよね。

ほうのき　でもそろそろ帰ってくるかな。あと以前は「処女ブラジル」って名乗ってたんですけど、先日メールが届きまして「ブラジルに改名したい」って。理由は聞かなかったです。

ローラーガール　あ、それ私もアルバムのクレジット見て気付いた。

尾苗　ほんとだ、ブラジルになってる！

ほうのきかずなり

──で、ほうのきさんがリーダーで、禁断の多数決を作ったんですよね。

ほうのき　そうですね。

──バンド内での役割は？

ほうのき　なんなんでしょうね（笑）。自分でもわからないんですけど、面白いことをしたい人というか。

──ボーカリスト陣から見てどうですか？

ローラーガール　第六感の人ですね。ゼロをイチにする。

尾苗　ほうのきさんがいないと最初が始まんない。アイデアがすごいなっていつも思います。

ローラーガール　そのアイデアをみんなで肉付けしていって曲が完成するっていう。

──アートワーク担当の江森さんは、ほうのきさんのことをコンセプトを作る人＝コンセプターだって話してましたよ。

ほうのき　あ、それいいですね。じゃあそれでお願いします（笑）。

──アルバムの男性ボーカルパートもほうのきさんが歌ってるんですよね。どうですか、ボーカリストとしての自分は？

ほうのき　あの、ボビー・ギレスピー（Primal Scream）が、New Orderのバーナード・サムナーが歌ってるの聴いて「俺も歌っていいんだ」って思ったらしいんですね。

──はい（笑）。

ほうのき　僕の場合もそれに近くて。The Flaming Lipsのライブでウェイン・コインが歌ってるのを観たときに「あ、俺も歌っていいんだ」って。上手じゃないのはわかってるんですけど（笑）。

──今回かなり振り切れた歌を聴かせてますよね。

ほうのき　はい、今までは下手なくせにうまくやろうとしてたんですよ。でも僕、岡本太郎が大好きなんで、そういうのよくないなって思って今回は開き直って歌いました。

──曲によってはちょっとキモいくらいのエモさがありますが。

ほうのき　そうですね。キモいって言われるのはむしろ全然うれしいです（笑）。