18:30

開場。お客さんが続々とフロアを埋めていく。木村ひさしは楽屋でシチュー（量少なめ）を食べている。物販コーナーには、この日のために作ったTシャツが。

19:00

さあ、本番スタート。エイフェックス・ツインをBGMに、木村ひさしはアコースティックギターを抱えて1人でステージに登場する。そう、この日のライブは3部構成で、1部が木村ひさし弾き語り、2部がゲストのおおはた雄一ライブ、3部がKHB（木村ひさしBAND）のステージとなっているのだった。

弾き語りライブは、ハイテンションなトークも交えて進行する。「ホワイト」「とどけ」と続いた後でアルバムには収録されていない新曲を2曲披露。ラストはおおはた雄一を招いて「東京の空」をじっくり聞かせてくれた。

＜木村ひさし弾き語り セットリスト＞
01.ホワイト
02.とどけ
03.新曲
04.新曲
05.東京の空（with おおはた雄一）

20:20

そしておおはた雄一の演奏（すばらしかった！）をはさんで、ライブはいよいよクライマックス。"フルスイング"の木村ひさしBANDが登場する。まずはエレキギターをつま弾きながら、木村ひさしは1曲目「よいこ」をゆっくりと歌い始めた。

歌と演奏の端々に、気合いが満ちているのがよくわかる。「伝えたい」という気持ちが溢れている。そして2曲目にギターのカッティングからリズミカルな「約束の日」、3曲目「slow」と続く。そして同時にトークも大暴走。内容はとりとめなさすぎ＆ボリュームありすぎのためここには書けないが(笑)、ミュージシャンの枠を超えた人生観をストレートにぶつけるそのトークは、音楽と同じくらいの濃密さで観客を大いに沸かせまくっていた。

ここで木村ひさしはギターを置いてキーボードに向かう。一粒で二度おいしい(？)KHBの真骨頂。「君のつづき」「ハロー」「アディオス」と立て続けに演奏し、会場の空気はどんどん熱くなる。そしてBPMは早いのになんともメロウな「ためいき十色」、ステージと客席が一体となって盛り上がる「東京サンセット 100歳の恋人」を披露し、ライブ本編は終了した。

さらに鳴りやまぬ拍手に応えてアンコール！ バンドは再びおおはた雄一を招き入れ、最後はシングル「ハロー」にも収録されているカバー曲「今日はなんだか」を演奏する。おおはたのスライドギターが美しく響き、ミディアムテンポの優しいメロディがリラックスしたムードを作り出す。あたたかい拍手と声援に包まれて、「木村ひさし生誕祭」は大団円のうちに幕を閉じた。

＜木村ひさしバンド セットリスト＞
01.よいこ
02.約束の日
03.slow
04.君のつづき
05.ハロー
06.アディオス
07.ためいき十色
08.東京サンセット 100歳の恋人