KANA-BOON「KANA-BOONのOSHI-MEEN!!」 PR

「KANA-BOONのOSHI-MEEN!!」開催記念 谷口鮪(KANA-BOON)×エンドウアンリ(PELICAN FANCLUB)|理想の先輩バンドと、みんなに薦めたい後輩バンド

昨年3月より5シーズンにわたってメジャーデビュー5周年企画「KANA-BOONのGO!GO!5周年!」を行ってきたKANA-BOONが、その締めくくりとして6月15日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで主催イベント「KANA-BOONのOSHI-MEEN!!」を開催する。KANA-BOONが“推しアーティスト”を迎えて行う本公演には、PELICAN FANCLUB、ズーカラデル、ヒグチアイの3組が出演。KANA-BOONと次世代を担うアーティストの共演が実現する貴重なイベントとなりそうだ。

音楽ナタリーではレーベルの先輩と後輩の関係である谷口鮪(KANA-BOON)とエンドウアンリ(PELICAN FANCLUB)の対談をセッティング。普段から仲がいいという2人がその出会いやお互いの印象、イベントへの意気込みについて語っている。またKANA-BOONが6月12日にリリースするニューシングル「まっさら」、PELICAN FANCLUB が6月26日にリリースする新作「Whitenoise e.p.」についても話を聞いた。

取材・文 / 森朋之 撮影 / 後藤壮太郎

大きい背中を見て、追いかけようとしていた

──鮪さんは4年ほど前から、ラジオでPELICAN FANCLUBの楽曲をかけていたそうですね。

谷口鮪(KANA-BOON) はい。以前ナビゲーターをやっていたJ-WAVE「THE KINGS PLACE」でペリカンの「Dali」を紹介しました。

エンドウアンリ(PELICAN FANCLUB) そうだったんですか。

谷口鮪(KANA-BOON)

谷口 うん。その前から名前は知っていたんですよ。PELICAN FANCLUBってインパクトのあるバンド名だなと思っていて。僕らもそうですけど、当時は四つ打ちとキャッチーなリフをメインにしたバンドが多かったじゃないですか。ペリカンは全然違っていて、シューゲイザー的な要素があるドリーミーなサウンドだったから、自分としてもすごく新鮮でした。声や歌唱にもオリジナリティがあったし、「これからどういう存在になっていくんだろう?」と気になっていたんですよね。

エンドウ うれしいです。僕がKANA-BOONを知ったのは2013年ですね。自分たちの最初のデモCDができて、それをタワーレコードに持って行ったのが、たまたまKANA-BOONが「僕がCDを出したら」をリリースしたタイミングだったんです。鮪くんの髪型が僕とまったく同じで、前髪で目が隠れていたので、勝手にシンパシーを感じました(笑)。

谷口 ははは(笑)。

エンドウ 僕は2010年から2012年くらいまではあまり日本の音楽を聴いていなくて、浦島太郎状態だったんです。自分でバンドを始めてから聴くようになって、「今ってこんな感じなんだ」ということがわかってきたんですけど、KANA-BOONを聴いたときに「すごくいいな」と思って。四つ打ちとかそういうことはどうでもよくて、単純にカッコいいなと。Two Door Cinema Clubとかと近い印象だったんですよね。

谷口 そうだったんだ。

エンドウ はい。あと、Ki/oon Musicに所属してるのもいいなと思っていました。ベースのカミヤマ(リョウタツ)と中学生で将来の夢を語り合ってたときも、「アニメの曲をやりたい」「Ki/oon Musicからメジャーデビューしたい」という話をしていたんです。KANA-BOONは自分たちの理想のやり方で進んでいたバンドなんですよね。大きい背中を見て、勝手に追いかけようとしていたというか。ライブも観ました。フェスだったんですけど、3列目くらいの前のほうで。ステージの転換のときに、メンバー同士でいたずらし合ってるのも見えていました(笑)。

谷口 見てましたか(笑)。

エンドウ もちろんライブもすごくよかったです。

谷口 その頃のライブを観てた人がレーベルの後輩になってるのは、ちょっと変な感じですね。エンドウは普段からKANA-BOONのことを好きだと言ってくれるんだけど……。

エンドウ 信じないんですよ、鮪くん。

谷口 今は6割くらい信じてる(笑)。うれしいですけどね、もちろん。後輩のバンドマンに好きと言ってもらえると、KANA-BOONの存在を自分でも誇りに思えるというか。だから、ついついおごってしまうんですよ。

えらいヤツに絡まれたな

──実際に2人が会ったのはいつなんですか?

エンドウ 2年前ですね。

谷口 2017年の「VIVA LA ROCK」で絡まれたんです。エンドウがかなりお酒を飲んでいて、バックヤードでいきなり「俺、KANA-BOON好きなんですよ」って(笑)。

エンドウアンリ(PELICAN FANCLUB)

エンドウ 最悪だ……。

谷口 僕もそんなに社交的なタイプじゃないから、「えらいヤツに絡まれたな」とびびってたんですけど、明らかに酔っぱらってるし、ちょっと付き合ってみようかなと思って。話しているうちに熱意が伝わってきて、名前を聞いたら「PELICAN FANCLUBのエンドウです」って言うから、「あ、君か! なんか思ってたのと違うな」と(笑)。

エンドウ 本能的に話しかけてしまったんですよね。緊張していたし、記憶がかなり曖昧です。翌日スマホを見たら、LINEに鮪くんの連絡先が登録されていてびっくりしました(笑)。そのときは、まさかレーベルの後輩になるとは思ってなかったですけどね。ちょうどKANA-BOONがガンダムのオープニング曲(アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」オープニングテーマ「Fighter」)をやっていた時期で、うらやましいなと思って毎週観ていたくらいなので。

──鮪さんのPELICAN FANCLUBのライブに対する印象は?

谷口 4月に東京・LIQUIDROOMであったワンマンもそうだったんですけど、ペリカンのライブは緊張感があるんですよね。そのときはフロアライブで、メンバー3人がお客さんに囲まれている状態で。全員がライブに参加しているような一体感もありつつ、ずっと穏やかというわけではなく、終始ピリッとした感覚もありました。ちょっと不穏な空気というのかな……そこが好きなところなんですよね。自分たちにはできないことだし、うらやましいなという気持ちもあります。

エンドウ どういう空気感で曲を聴いてもらうかはいつも意識しています。今鮪くんが言ってくれた“緊張感”や“ピリッとした感じ”も大事にしていて。そういうスリルも必要だと思っています。