Jams Collection特集|ミニアルバム「JamMode」、グループ結成1年にしてZeppワンマン…新時代9人組アイドルの魅力紐解くインタビュー

Jams Collectionが2月2日にミニアルバム「JamMode」をリリースし、徳間ジャパンコミュニケーションズからメジャーデビューした。

Jams Collectionは、国内外問わず人気アイドルグループをプロデュースしているアップダンス・エンターテインメントのプロデュースのもと、2021年3月3日にステージデビューした9人組グループ。 お披露目から数カ月で「@JAM」や「TOKYO IDOL FESTIVAL」のステージに立つなど精力的な活動を展開している。音楽ナタリーでは一宮彩夏、神楽胡音、小波もも、津代美月、豊田あさ、成瀬みるあ、坂東遥、保科凜、柚木ひるねの9人にインタビュー。ミニアルバム「JamMode」の話題はもちろん、グループの魅力やこれまでの歩みについて話を聞いた。

取材・文 / 土屋恵介撮影 / 佐々木康太

メジャーデビューまでの日々

──Jams Collectionはどのようにスタートしたんですか?

津代美月 2020年10月にオーディションがあって、そこで選ばれたメンバーで結成しました。去年の3月3日にデビューライブがあって。それからは、それぞれが歌やダンス、煽りだったり何かを身につけるために一生懸命がんばっていた日々でしたね。

坂東遥 Jams Collectionというグループ名には、「みんなの大好きな“かわいいやカッコいい”がたくさん詰まったもの」という意味が込められているんです。

Jams Collection

Jams Collection

──グループの特徴を教えてもらえますか?

一宮彩夏 メンバーが9人とたくさんいますし、いろんなタイプの曲があるので、どの年代の方からも好まれるグループかなと思います。

保科凜 めっちゃくちゃかわいい曲があったり、すごくカッコいい曲があったり、エモい曲や盛り上がる曲があったりと、いい意味で1つのイメージに固定されていないのも特徴かなと。

小波もも ライブは全体的に盛り上がりやすいと思います! わかりやすくて、パッと見て楽しめる感じです。

──そのライブでの盛り上がりを作るまでに試行錯誤する期間があったと思いますが、結成初期の頃はどんなことが大変でしたか?

一宮 デビュー前の1カ月は、曲を早く覚えなきゃいけないのもあって本当に忙しかったです。ジャムズはアイドル未経験の子が多いので、最初はどうしても振り入れに時間がかかってしまって。

坂東 1回4時間のレッスンで時間内に振り入れが終わらないこともあって。でも、練習するにつれてみんなの飲み込みがどんどん早くなって、アイドル経験のある私たち(※坂東遥、津代美月、一宮彩夏、小波ももはアイドル経験者)がびっくりするくらいでした(笑)。

豊田あさ 私はアイドル未経験でステージに立ってマイクを持って踊ることに慣れてない状況だったので、正直いっぱいいっぱいなところはありました。ライブ以外にも、いろんな媒体さんに取材していただいたり、MVの撮影があったりしたので。だからここまで一瞬で来ちゃったって感覚なんです。でも今は、忙しくさせてもらえてるのは本当にありがたいなと思います。

成瀬みるあ スケジュールをいただくたびに、いつも「今月は絶対ヤバいね」とみんなで話すんですよ。でも、やってみると意外と一瞬で過ぎちゃう。それは充実してるからだと思うし、ありがたいことだなと感じますね。

それぞれの印象的なステージ

──これまでの活動で印象深い出来事を挙げるとすると?

一宮 初めてのことばかりで全部印象深いんですけど、その中でも「TIF(『TOKYO IDOL FESTIVAL』)」のメインステージ争奪戦に出場したり、「@JAM EXPO」に出演できたのはうれしかったです。アイドルなら誰もが憧れるステージだと思うので。

柚木ひるね 私はジャムズに入る前はただのアイドルオタクで、「TIF」に出るのが1つの夢だったんです。そしたらデビューから半年も経っていないのにメインステージ争奪戦に参加できることになって、しかもHOT STAGE(「TIF」のメインステージ)に立てたのは本当に夢のようでした。それは自分たちだけの力じゃなくて、ファンの方や支えてくださる皆さんがいたからこそだなって。

津代 個人的にはほかのアイドルさんとメインステージ出場を懸けて戦う争奪戦に出場するのはプレッシャーがあったんです。でも振り返ると、それがあったからこそジャムズが前に進めた感じもしていて、戦うことも大事なんだなと思いましたね。

津代美月

津代美月

神楽胡音 つしちゃんの話を聞いて思ったんですけど、私は負けず嫌いなところがあって、試練を与えてもらったほうが気合いが入るんです。メインステージ争奪戦でそういう経験ができたことはすごくありがたくて。それがあったからこそ、夏が終わってからの全国ツアーを成功させられたのかなと思います。

小波 ジャムズは去年の8月30日に1stワンマンライブをTSUTAYA O-EAST(現:Spotify O-EAST)さんでやらせてもらって。その頃もすごいことだと思ってたけど、今考えるとありえないぐらいだなって思います(笑)。デビュー5カ月くらいだったのにソールドアウトできて、しかも上を目指していくための通過点にできた感覚があるんです。その公演で2ndワンマンをZepp Haneda(TOKYO)で開催することを発表させてもらって、そのあとの全国ツアーのタイミングでメジャーデビュー決定を発表させていただいたんです。そういうことをファンの皆さんに発表する瞬間が印象に残ってます。皆さんに喜んでもらえたらうれしいし、その姿を見ると「もっとがんばらなきゃ」と思えるんです。

小波もも

小波もも

ここに注目してほしい!

──皆さんがライブでどのようにファンの方々を楽しませているのか、それぞれのアピールポイントを聞かせてください。

坂東 私はダンスの表現を大事にするようにしています。あとリーダーなのでMCをやることが多かったり、ファンの人とのコミュニケーション、アイコンタクトやレスポンスをすることを心がけてますね。

津代 この間、ファンの方に「ライブ中の津代は表情がいいね」と褒めていただいたんです。歌詞から表情をイメージするというのは意識していた部分なので、自分のアピールポイントはそこなのかなと思いました。

神楽 私は歌が好きなので、歌を聴いてほしいなと思います。最近は歌で表現できる曲が増えてきたのでもっとがんばりたいです。あと、私も曲ごとの表情管理は大事にしてますね。

神楽胡音

神楽胡音

豊田 私は一番身長が高いので、手と足を武器にしたきれいなダンスを見せたいなと思っています。でも技術的にはまだまだだから、がんばって自分の見せ方を磨いていきたいです。

小波 特典会に初めて来てくださったほぼ9割の方が「笑顔がいい」と言ってくださるんです。私はジャムズの曲もライブも、歌うことも踊ることも大好きなので、本当に楽しい気持ちが顔にあふれ出ちゃうんです。ぜひ笑顔の私を見て、お客さんも一緒に楽しい気分になってほしいです(笑)。

一宮 私は低い声からかわいい声まで出せる声色の幅が強みだと思っていて。曲によって声色が全然違うので、そういう部分に注目してほしいです。あと声が大きいので煽りを任されることが多くて。煽りはお客さんに乗ってもらうための大事な役割なので、そこも見てもらえたらうれしいです。

保科 私は歌もダンスも未経験だったので本当に下手くそなんですけど、ライブを重ねていくにつれてファンの人たちやメンバーから「よくなったね」と言ってもらえるようになったんです。まだまだ未熟ですけど、歌もダンスも表情も全部がんばろうと思っているので、その成長を見てもらえたらうれしいです。

保科凜

保科凜

成瀬 私はファンの方に「歌声が好き」と言ってもらえることが多いです。あと「最先端フォーミュラー」という曲では「いくよ!」という煽りを担当していて、名前は覚えてもらえてないけど「『いくよ!』の人だよね?」とよく言われるんです(笑)。印象に残ってもらえてることがすごくうれしいし、ジャムズに少しでも貢献できてるのかなと思える。なので、その煽りはこれからも大切にしていきたいし、絶対注目してほしいです。

柚木 私はライブをしてるとすっごく楽しくなっちゃうんですよ。歌もダンスもあまり得意じゃないけど、そういうのも吹き飛んじゃう(笑)。ファンの方からも「全力で楽しそうにしてるところを見ると元気をもらえる」と言ってもらえることが多いので、これからもみんなに元気をあげられるようなパフォーマンスをしたいです。あと最近は全力でやるだけじゃなく曲によって見せ方を変えていくことを課題にしてるので、そこもがんばっていきたいです。