interview

ファッションも音楽も自分のことを表してくれるもの

──今日は1日横浜での撮影お疲れ様でした！

MAMI　横浜の街をこんなに歩いたことがなかったので、すごく楽しかったです。

TOMOMI　横浜って、地元兵庫県の神戸に雰囲気が似ているので落ち着きました。特に海沿いの公園が気持ちよくて。プライベートでもh.ear onを身に付けて、ハイレゾ対応のWALKMANを持って出かけてみたくなりました。

HARUNA　ね！ 朝からヘッドホンを付けて撮影していたんですが、だんだん装着してるのが自然になっていって。ヘッドホンが好きになりました！

RINA　そうだね。今日はヘッドホンのカラーを誰が何色にするか決めて、スタイリストさんにコーディネートを考えてもらったんです。ヘッドホンを中心にファッションを考えるのは初めてだったので、すごく面白かったです。

──今回の企画は音楽とファッションのコラボがテーマになっています。

RINA　ファッションも音楽も、どちらも自分のことを表してくれるものだと思うし、すごく密接につながってるものだと思います。

HARUNA　うん。今のSCANDALって、前に比べて音楽に対する姿勢が自然体になって、ファッションも私服に近い雰囲気になってるし、特につながりは強いね。

等身大の私たちをお届けしたい

──アリーナツアーが年末から始まりますが、意気込みはいかがですか？

HARUNA　これまでのアリーナ公演って、ここぞとばかりに気合いを入れてたんですけど、今回は等身大の私たちをお届けしたいなと思ってます。

──2015年はワールドツアーに始まり、新作もリリースして、ワールドツアーの模様がドキュメンタリー映画になって……と新しいことにもたくさん挑戦した1年だったと思います。お1人ずつ1年を振り返っていただけますか？

MAMI　上半期のワールドツアーを経て、メンバーそれぞれ聴く音楽も、作る曲も、会話で出てくる言葉も変わったんですね。それと自分たちが大切にしなきゃいけないものが、ツアー中にいくつも見つかって。それを今後、バンドの芯にしていきたいなと思いました。あと、ドキュメンタリー映画ではありのままの自分たちを見せたんですけど、映画を観た人が「もっとSCANDALのことを好きになりました」って言ってくれて、それが自信にもなりましたし、まだまだバンドをやめられないなと思いましたね。

HARUNA　今年はワールドツアーをやって、ツアーの模様が映画化されたことでSCANDALが海外で活動しているイメージをしっかりアピールできたと思うんです。来年はもっとたくさんの国でライブをして、活動範囲を広げていきたいですね。

RINA　2015年は自分たちの最新アルバム「Hello World」を持って世界を回れたのがうれしかったですね。今まで行ったことのない国に行って、たくさんのファンの方にも会えたし……。ツアーを通して、一番新しい自分たちを知って、愛してもらえることはバンドにとって最大の喜びだなと思いました。あと、今年はポップソングをちゃんと作れた1年だったので、来年はロックモードでいきたいなと。

TOMOMI　ナチュラルな感じで作った「Hello World」を持ってワールドツアーに行って、世界中で自分たちの音楽を聴いてもらって、愛してもらって……これからも自分たちが好きなものを表現していいんだよって勇気をもらった気がします。来年以降も自分たちのやりたいこと、好きなことをやっていきたいなと思ってます。