新作「告うた3~あなたへ贈る歌2~」収録曲の歌詞から、ericaの強い思いが込められた10のキーワードをピックアップ。それぞれに対する彼女の気持ちとは?
私にとって歌は当たり前のようにそばにあるもの。そして、無限の可能性を持ったものでもあって。告白というテーマにしても、視点を変えればいくらでも曲は作れるんですよね。今回のアルバムでそれに気付きました。
告白ソングにおいて勇気はすごく大事。もちろん恋愛だけでなく、仕事や夢に対しても同じだと思います。私自身、一歩の勇気が未来を大きく変えてくれることを知っているので、それを歌として伝えていきたいんですよね。
友達との話に共感し、一緒に苦しみ、悩み、笑うことが、曲が生まれるきっかけになることが多いんです。聴き手との距離感が近い音楽を作りたいという意味でも、気心の知れた友達との関係性は自分にとってすごく大事ですね。
恋よりも深い関係性であるのが愛。きっと私もまだそのすべてを経験しているわけではないんだと思います。だからこそ曲を作り続けているんじゃないかな。
愛と同じく、幸せの定義もすごく難しい。幸せになりたくて恋をしたのに、結果的に幸せじゃなくなることだってあるし。だったら恋が芽生えた瞬間、片思いしている時間の幸せを大事にしたほうがいいんでしょうか? 深いですね。
私はバラード作るとき、自分が泣けない曲は作品にしないと決めています。そうじゃないと聴いてくれる人の共感は得られないと思うから。テクニックに走ることなく、感情の赴くままに作ると自分も泣ける曲ができることが多いです。
恋こそが魔法ですよね。恋してると見ている景色、空気、匂いがすべて変わってくるというか。全部がフローラルな感じ(笑)。だからその魔法がずっと解けないように願うんですけど、案外すぐ解けちゃうんですよねー。ひどい。
これも私にとっては永遠のテーマ。気持ちが離れてさよならすることはもちろんあるけど、一方では大好きだけどさよならを選ぶこともありますからね。これもまた深い。さよならを経験すると強さを手に入れられる気がします。
恋愛において駆け引き問題は重要ですよね。私はメールの絵文字なんかは相当考えまくって駆け引きするんですけど、面と向かうとまったくダメなんですよねえ。下手すぎ(笑)。駆け引きが上手な女子は無敵だと思います。
私が作る曲はファンの方からいただいたお手紙へのお返事でもあるんです。「あなたへ贈る歌」もそういう経緯で生まれたものだし。私のリリックビデオが手書き文字になっているのも手紙を意識しているから。手紙は大事です。