互いに褒め合う佐々木舞香と野口衣織
──「劇薬中毒」では、14thシングルの表題曲「ナツマトペ」以来約3年ぶりに佐々木さんと野口さんがダブルセンターを務めています。
野口 衣装はどちらも水色ですが、「ナツマトペ」とは真逆の世界観ですね。
佐々木 個人的には、衣織の歌声がより生かされるのはこういうダークな楽曲だと思っています。力をグッと込めて歌う衣織ももちろん素敵ですが、私は落ちサビの、静かな中で感情がにじみ出てくるような衣織の歌声が好き。衣織とともにセンターで歌わせてもらえるのはとてもありがたいですし、ライブで披露するのが楽しみな1曲です。
──曲の冒頭、お二人の手首に紐が結ばれていて、それを解くところから始まる演出も印象的です。
佐々木 当初はMVだけの演出の予定で、「CDTVライブ!ライブ!」に出演する際には「マイクを持っているから紐を使うのはやめようか」という話が一度は出たのですが、「曲を表現するうえで紐はあったほうがいい」という結論になり、初披露時にも取り入れることになりました。MV撮影時に紐が引っかかってうまく外れないことが何度もあったので、「もし解けなかったらどうしよう、引っかかったらどうしよう」とかなり緊張しました。無事に成功させることができてよかったです。それにしてもあのときの衣織、すごく大変な体勢で歌っていますよね。あの体勢であんなに声が出るなんて、本当にすごいなと思います。
──野口さんは、佐々木さんとダブルセンターとして並んでみていかがですか?
野口 舞香がいろいろと褒めてくれましたが、全部そっくりそのままお返ししたいです。私は「あの子コンプレックス」や「真夜中マーメイド」での舞香の歌声が本当に大好きなんです。「とくべチュ、して」のようなかわいい曲の舞香も素敵ですが、「もっと重い感情があるんだろうな」という奥深さを歌声から感じるので、「劇薬中毒」のような楽曲では舞香のよさが最大限に発揮されていると思います。そして、さなつんが「舞香の歌声のおかげで感情が入った」と言ったというエピソードがありましたが、私もまったく同じ気持ちです。舞香はこの曲におけるエンジン、原動力だと思います。(佐々木に向かって)あなたの歌声は、本当にすごい!
佐々木 ありがとうございます!(笑)
今作はいろんな要素が詰まったシングル
──続いて、カップリング曲「モラトリアム」と「お姫様の作り方」の印象もそれぞれ教えてください。
山本 「モラトリアム」は杉山勝彦さんとoniさんが作曲してくださった楽曲です。以前からメンバーの間で「いつか杉山さんの曲を歌ってみたい」と話していたので、今回その夢が叶ってうれしいです。みんなで大盛り上がりしました! 杉山さんらしい心にスッと溶け込むようなメロディが素敵で、センターを務める沙夏の歌声がそこにぴったりハマっていると感じています。沙夏の歌声は1文字1文字に思いが乗っていて、心に届くんです。さらに、ライブごとに歌い方を変化、進化させるのも沙夏の魅力。私たちメンバーも「今日の沙夏はこう歌うんだ」と楽しませてもらっているので、ぜひライブで聴く「モラトリアム」にも注目していただきたいです。
野口 「お姫様の作り方」は、センターを務める樹愛羅にぴったりの楽曲です。サビに出てくる「ほら お風呂が沸きました♡」という歌詞は、以前出演させていただいた番組の中で樹愛羅が言ったかわいいひと言が元になっているのかなと思います(笑)。あと、「ワンピースはしわしわ」という歌詞も、出演させていただいた番組でのエピソードから来ているのかもしれません。天然さあふれる1曲だなと個人的には思います。
大場 樹愛羅らしさがありつつも、この曲の歌詞は全部女の子の“あるある”だと思いました。「ミステリアスが魅力 そうなりたいけれど 気遣い屋さん 喋りすぎる」という歌詞は特に共感できます!
音嶋 私も「通販 買った服 段ボールをじっと見てる」の歌詞の通り、部屋に段ボールがあるので、楽曲の主人公の気持ちがわかります(笑)。この曲はメロディもゆるふわで、すごくかわいいです。今回のシングルは、ダークでカッコいい=LOVE、大人っぽく聴かせる=LOVE、かわいい=LOVEと、いろいろな要素が詰まった1枚になったと思います。
思い出の場所・横浜スタジアムへの思い
──さて、20thシングルのリリース日の半月後には「=LOVE 8周年ツアー『=LOVE 8th ANNIVERSARY PREMIUM TOUR』FINAL in 横浜スタジアム」が控えています。MUFGスタジアム(国立競技場)の前に、まずは横浜スタジアムでの公演を成功させることが=LOVEにとっての目標になるかと思います。
大場 野外で公演をさせていただけることが純粋にとても楽しみです。絶対に晴れてほしいです! ……雪とかは降らないですよね?
山本 4月だから降らないと思うけど、降ったら降ったで伝説になるよ(笑)。野外なので、いつも以上に開放的なパフォーマンスになると思います。
佐々木 横浜スタジアムは、指原さんの卒業コンサートをみんなで観に行かせていただいた思い出の場所です。当時「なんて広いんだ!」と圧倒された会場に自分たちが立てると思うと、本当にうれしいです。特別な会場でツアーができるのはファンの皆さんが押し上げてくださった結果なので、感謝の気持ちを持ってステージに臨みたいと思います。
野口 4月になれば寒さも和らぎますし、会場に来てくださる皆さんを全力で楽しませて、幸せにしたいです。広い会場ですが、私たちの歌声とパフォーマンスをしっかり届けられるようにがんばります。


