=LOVE「Be Selfish」発売記念インタビュー|新曲センターは野口衣織、自己肯定感を高める“最強の1曲” (4/4)

≒JOYは体育会系

──今回のシングルには≒JOYの新曲「笑って フラジール」もカップリング曲として収められていますが、=LOVEのメンバーから見て、≒JOYのメンバーにどんな印象を持っていますか? ≒JOYがお披露目されてからまだ半年ほどではありますが、「イコノイジョイ 2022」などで接点が多くあったと思います。

山本 ニアジョイちゃん(≒JOY)は「イコノイジョイ 2022」が初めてのステージだったんですけど、富士急ハイランドのコニファーフォレストという私たちでも大変に感じる大きな会場だったにも関わらず、しっかりパフォーマンスをやり遂げていたのがすごいです。私たちがノイミーちゃんとの合同コンサートで初めてコニファーフォレストのステージに立ったときは、リハーサルのときからパニック状態で。今回はニアジョイちゃんにとってすべてが初めての景色で、3組の中で新しく覚えることが一番多かったし、とにかく大変だったと思います。初ステージを「イコノイジョイ 2022」にするのは、さすがに鬼なんじゃないかと思いました(笑)。

樹愛羅 メンバーみんなちゃんと曲を覚えてたよね。逆に私が教えてもらいたいくらいだったもん(笑)。

齋藤樹愛羅

齋藤樹愛羅

佐々木舞香

佐々木舞香

山本 先輩であるイコラブ、ノイミーの2組のほうが焦っちゃうっていう(笑)。「イコノイジョイ 2022」を乗り越えられたんだから、これ以上怖いものはないんじゃないかな。無敵だと思います。

──=LOVEのリーダーである山本さんは、自然と3組をまとめるような立場にもなってくると思うのですが、「イコノイジョイ 2022」のリハーサルでは≒JOYのメンバーに何か声をかけたんですか?

山本 はい。1回、萌子(≠MEのリーダーである蟹沢萌子)と一緒にニアジョイちゃんと話す機会があって、「悩んでいることとかある?」と声をかけたりしました。そんな中、(逢田)珠里依ちゃんがすごく積極的で。初めて出会うタイプでびっくりしました。私は自分から話しかけるのが苦手なので、向こうからグイグイ来てくれるのは助かりましたね。

佐々木 しゃべり方がハキハキしてるんだよね。イコラブにもノイミーにもいないタイプ!

大場 優等生の体育会系の子と話してる感じです。ニアジョイ自体、全体的に体育会系の雰囲気があるんですよ。

山本杏奈

山本杏奈

大場花菜

大場花菜

みんなといれてハッピー

──最後に、これまでの5年間を振り返っての話を聞かせてください。結成時と現在を比べて、どんな変化を感じていますか?

山本 メンバー間に変化があったと思います。加入当初の合宿のとき、はなは「人見知りだから、みんなとしゃべれない」って泣いてたんですよ。でも、今ははなも含めて全員が自分をさらけ出していて。メンバー同士でなんでも見せられるようになったことがうれしいです。このメンバーだからこそ、この関係性になれたんだと思うし、このメンバーでよかったなと毎日感じてます。

大場 ホントに居心地がいいです。最初の頃は「みんなにどう思われてるんだろう」とか、「なんかしゃべらなきゃ」と不安に思うことが多かったんですけど、今はそんなこと全然考えてなくて、みんなといられてハッピーって感じです(笑)。

大谷 あと、この5年間での変化と言えば、たくさんの夢を叶えさせていただいたことですね。去年、横浜アリーナに立ったときはなんだか信じられない気持ちでした。

──今もグループの人気に自分の感覚が追いついてないですか?

大谷 そうですね。自分たちのことを思ってくれている人がこんなにいるんだと感じ続けている日々です。

大谷映美里

大谷映美里

瀧脇笙古

瀧脇笙古

佐々木 イコラブのメンバーはみんな、どんなに大きな会場を埋めることができても「自分たちはまだまだだ」「私たちのことなんてまだ誰も知らない」という感覚があるんだと思います。実際、世間的な知名度で言ったらまだまだですし、もっと大勢の方に知ってもらえるようにがんばりたいです。それとは裏腹に、「イコラブは私のものだから誰にも見せてあーげない!」と思うときもあります(笑)。

樹愛羅 あははは(笑)。

佐々木 でも、メンバーだけが知っているイコラブの内側の部分も魅力的なので、仕方ないけど見せてあげようかなって(笑)。メンバー同士でしか見せない顔がまだいっぱいあるんです。

──指原さんとの関係性はこの5年間で変化しました? 気兼ねなくやり取りできるようになったとか。

山本 雲の上の大スターという認識はずっと変わらないですね。尊敬の思いが一番にあるので。でも、ほんのちょっとですが、前よりは他愛のない会話をできるようになりました。この前、5周年記念本の企画で指原さんと対談したんですけど、そのときに感じたのは、指原さんは私たちが思っている以上に先のことを考えてるんだなということ。常に未来を見ながら私たちのことを考えてくださってることを知って、感動しました。私たちも指原さんが思い描いている通りに未来へ進めるようがんばります。

プロフィール

=LOVE(イコールラブ)

代々木アニメーション学院のバックアップのもと、指原莉乃がプロデュースを手がけるアイドルグループ。2017年8月に開催されたアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」で初パフォーマンスを披露し、翌9月にソニー・ミュージックよりデビューシングル「=LOVE」を発表した。2018年2月には初主演舞台「けものフレンズ」、7月には「ガールフレンド(仮)」が「あにてれ×=LOVE ステージプロジェクト」として上演され好評を得る。2021年1月に東京・日本武道館でライブツアー「WINTER TOUR『You all are "My ideal"』」の最終公演を開催。5月に1stアルバム「全部、内緒。」を発表し、同月より神奈川・横浜アリーナ公演をファイナルとする全国ツアーを行った。2022年4月からは「=LOVE全国ツアー2022『どう考えても、君ってイコラブのこと好きじゃん』」、9月には東京・国立代々木競技場第一体育館で「=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を開催。同月に12枚目のシングル「Be Selfish」をリリースした。