デジナタ連載 若井滉斗(Mrs. GREEN APPLE)×LUMIX DC-GF10/GF90|多機能搭載!ミラーレス一眼カメラ“なんでもできるくん”

これ1台でなんでもできる

──デザイン的にはどうでしょう? 「DC-GF10/GF90」はブラック、ホワイト×ローズゴールド、オレンジ×シルバーの3色ありますが、若井さんには今回ブラックを使っていただきました。

すごく好きなデザインですね。ボディが革っぽい仕様になっていて、高級感があります。

──ジャケットのポケットに収まるくらいのサイズ感がコンパクトですよね。

確かに。散歩がてら歩いてみようかなというときに、首からぶら下げて持ち歩くのもいいなと思いました。

若井滉斗(Mrs. GREEN APPLE)

──若井さんがそんな「DC-GF10/GF90」にキャッチコピーを付けるとしたら?

ええ! 難しい……けっこうおしゃれなやつがいいですよね? パッと頭に浮かんだんですけど、絶対これダメだなって……。

──例えば?

……「なんでもできるくん」。いや、「なんでもできるちゃん」でもいいんですけど(笑)。

──ははは(笑)。確かにオールマイティなカメラですよね。

はい。これ1台でなんでもできるから。

──これからカメラをやってみたいと思っている人に対して、若井さんが上手に写真を撮るコツを挙げるなら?

うーん、僕自身が上手とか上手じゃないという基準がわからないんですよね。自分がいいなと思ったものを撮るのが一番だと思っているので。でも、もし自分の写真に納得がいかなかったり、なんだか写真がパッとしないなと思ったら、ちょっと撮る角度を変えてみるのもいいかもしれません。僕はあえて主役を端っこに寄せてみたり、傾けたり、距離とかも変えたり、そういうやり方をけっこうしてますね。

──いつもカメラを持ち歩いていると思いますが、若井さんにとってカメラとは?

難しいけど……思い出残し機(笑)。撮った写真を自分で見返して、「あのときああだったな」って思うことが多いので。もちろんカメラを使わないで目で見たものをちゃんと記憶しておきたいという人もいるだろうし、自分もそう思うところもあるんですけど、実際写真として残ると忠実に記憶を思い出せると言うか。そのときの匂い、色、あのときこの服着てたなとか、どういう気持ちで撮ったんだろうとか自分でも思い返します。

「バンドとは?」と見つめ直す期間

──フェスのバックヤードで撮影された写真もありますが、デビューから4年を経て、フェスに対する挑み方って変わってきましたか?

変わってきました。昔は若手として、がんばっていっぱい動いてお客さんの記憶に残さなきゃってがむしゃらにやっていたんですけど、今はがむしゃらにやると言うよりも、より多くの人にもっと音楽を届けたいと思っています。前まではライブパフォーマンスで大きく見せて「どうだ、俺たち!」みたいな感じだったんですけど、もっと音楽的な面に力を入れるようになりましたね。

若井滉斗(Mrs. GREEN APPLE)

──鳴らしている音やパフォーマンスへの自信が年々増しているのがステージングから伺えます。「ENSEMBLE」(2018年4月発売の3rdアルバム)という音楽的に成熟したアルバムができたのも大きかったのかなと。

めちゃめちゃ大きいです。ホールツアー「ENSEMBLE TOUR」(2018年5月~9月開催)はバンドとしてのライブと言うよりはエンタテインメントショーみたいなライブなので、そういった要素が今回ロックフェスに出てどう反映されるのか自分たちでもワクワクしていましたね。フェスではバンドとしてのライブとエンタテインメントショーがうまく融合できているんじゃないかなと思っています。

──今年の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」では、LAKE STAGEのトリを務められました。SEが昔使っていたものに戻っていましたよね。

そうなんですよ。1年目に出たときのSEをあえて使いました。大森(元貴 / Vo, G)が「一番初めに出たときのSEで出ようよ」って言ったんです。

──そして、1年目とまったく同じように「StaRt」でライブを締めくくるという。

ずっとお世話になっているフェスですし、トリをやるというのは自分たちにとっても大きくて。「最初に出たときの初心を忘れずに」という思いを込めてライブをしたいなと思ったので、昔のSEで始めて、「StaRt」で終わらせました。

──この特集が公開される頃にはツアーファイナルの千葉・幕張メッセ国際展示場2DAYSも終わっているかと思いますが、「ENSEMBLE TOUR」はいかがですか?(取材は8月下旬に実施) コンセプチュアルで完璧に作り込まれたショーでありながら、MCでは大森さんが胸の内を明かして思いを伝えるような場面もありますね。

僕たち自身がすごく成長できているツアーだと思います。今までのツアーと毛色が違うし、どうやってライブをエンタテインメントとしてお客さんに届けるかというところで、1人ひとりの表現力や楽器の技量がめちゃめちゃ上がっていると思いますね。

──ツアーを経て、今年の下半期はどういった期間になりそうですか?

8月にリリースしたシングル「青と夏」でサウンド的にもバンドのマインド的にも原点回帰をしたので、そこをライブやいろんなところで体現できたらいいですね。改めてバンド感と言うか、「バンドとは?」というところを見つめ直す期間になると思います。

若井滉斗(Mrs. GREEN APPLE)