DEEN|これ1枚で世界中をひとっ飛び!新しいDEENと音楽の旅の始まり

昨年はデビュー25周年イヤーで精力的な活動をしていたDEEN。ギタリストの田川伸治(G)の脱退を経て、26周年を迎えた今年は池森秀一(Vo)、山根公路(Key)の2人体制で活動している。3月13日にリリースされた「NEWJOURNEY」は新体制初のアルバム。アメリカ、イギリス、南米、沖縄など、世界各地の音楽や文化を取り込んだバラエティ豊かな楽曲構成で、世界一周旅行を体感した気分になれると同時に、新たな音楽の道を歩み始めた彼らの思いも伝わってくる内容になっている。

音楽ナタリーの特集では作品の内容にちなみ、食で世界を旅する企画を実施。そば通として知られる池森、そして山根に日本そばを含む世界の麺料理を食べる企画「麺JOURNEY」に挑戦してもらった。またインタビューでは新体制で制作した「NEWJOURNEY」にまつわる話をたっぷりと聞いた。

取材・文 / 清本千尋(P1)、松永尚久(P2~4) 撮影 / 後藤壮太郎

食で旅する“麺JOURNEY”

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刀削麺を食べる山根公路(Key)、池森秀一(Vo)。

刀削麺

まず2人は中国を旅するべく、刀削麺にチャレンジ。刀削麺は小麦粉を水で練った生地のかたまりをくの字型に曲がった特殊な包丁で削ぎ落とし、沸いた湯の中に入れて茹でる独特な形状の麺が特徴の麺料理。2人には麻辣スープと担々麺スープの刀削麺を食べてもらった。

池森秀一(Vo) コクがあってすごくおいしいですね。30代前半までは辛いものが大好きで、最近はおなかが痛くなってしまうので控えていたんです。これはいいなあ。

山根公路(Key) 麺のモチモチ感がいい! なんかこのモチモチな感じはペンネみたいですね。麺がすごくおいしいです。辛いのは苦手ですが、これぐらいの辛さなら大丈夫!

パッタイを食べる山根公路(Key)、ミーゴレンを食べる池森秀一(Vo)。
山根公路(Key)にミーゴレンを食べさせる池森秀一(Vo)。

パッタイ

ミーゴレン

続いて2人はタイ料理のパッタイ、インドネシアなどでよく食べられるミーゴレンを実食。どちらもエスニックな味付けが特徴の焼きそばで、パッタイには米麺、ミーゴレンには中華麺が使用されている。ケチャップマニスというインドネシアの甘辛い調味ソースを使ったミーゴレンは、焼き飯のナシゴレンと味付けが同じ。

池森 これもおいしいですね。ランチにがっつりと食べたいメニュー。

山根 エビ風味がいいですね! 東南アジアの料理は辛いイメージがあってあまり食べたことがなかったんですよ。でもこれはおいしいですね。また食べたいです。

イカスミスパゲッティを食べる山根公路(Key)、ボロネーゼスパゲッティを食べる池森秀一(Vo)。

パスタ

イタリアを代表する麺料理と言えばパスタのスパゲッティ。2人にはイカスミスパゲッティと、ボロネーゼスパゲッティを食べてもらった。

手前からボロネーゼスパゲッティ、イカスミスパゲッティ。

池森 なじみがある味で落ち着きますね。安定の味。スパゲッティもおいしいなあ。

山根 イカスミってあんまり食べたことがなかったんですけどおいしいですね。実は昔、スパゲッティ屋さんで働いてたんですよ。その店はカニクリームスパゲッティがおいしかったです。

日本そばを食べる山根公路(Key)、池森秀一(Vo)。

日本そば

日本を代表する麺料理と言えば日本そば。池森は大のそば好きで、人気バラエティ番組「マツコの知らない世界」に昨年出演し、自身のそば愛を語って話題を集めた。2人には池森が好きなもりそばのスタイルで日本そばを食べてもらった。

池森 おいしいですね。いろいろ食べたけどやっぱりそばが一番! 家ではいつも小諸七兵衛の乾麺を食べているんですが、これが本当においしい。ツアー先でもそば屋をすぐに探して食べに行きます。十割そばが好きなので「十割そば」で検索してどこでもそばを食べています。そばは、低カロリーなのに栄養価も高いんですよ。食べ方としてはもりそばのほかに、かぼすそば、辛味大根そばもいいんですよ。そばはやっぱりね……安定と落ち着き……あと食べたときの罪悪感がなくていいですね。

山根 そばは高級店で食べるのもいいし、立ち食いそばなんかもいいんですよね。僕は食べたあとのそば湯が大好きなんですよ。もしかしてそば湯を飲みにそば屋に来てるんじゃないかと思うときすらあります。焼酎のそば湯割りも大好き。日本人でよかったなと思います。

結論:世界中のそばはどれもおいしけれど、毎日食べるなら日本そば! やっぱりそばが一番! 日本が一番!

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