ナタリー PowerPush - DeeDeeFever
池畑潤二×Keicot×渡辺圭一 ベースレス3ピースの快感
出会いはロックンロールミュージカル
──ライブでは、Keicotさんのギミック感あふれるパフォーマンスのインパクトが大きいですが、あのスタイルはいつ頃から?
Keicot 最初からですね。私の母や姉がミュージカル好きで、小さい頃から観に行く機会がとても多かったんです。だからロックとエンタメ要素が融合した今のライブのスタイルは面白いと思うんですけど、伝わるまでにはけっこう時間がかかりましたね。最初はライブでお客さんに引かれちゃうこともいっぱいありましたから(笑)。
池畑 Keicotの動きと、音と歌詞がうまく連動するのがいいなと思って。
Keicot そうそう、それをイメージしてます。ひとつになるというか。
──もともとミュージカル方面の活動もしていたんですか?
Keicot 池畑さんとは陣内孝則さん主演の「バディ・ホリー・ストーリー」っていうロックンロールミュージカルで出会ったんですよ。ちなみに池畑さんはバディ・ホリーのドラマー役で演技もされてました。
池畑 演奏だけでいいって言われたから出演したのに、実際はセリフもいっぱいあって(笑)。
Keicot (笑)。私はアメリカ国歌を歌うロシア人の役でオーディションを受けて仲間に入れてもらいました。
──そんな流れがあったんですね。ちなみにお2人がロックにハマったきっかけって?
Keicot パティ・スミスや、デボラ・ハリーのエンタテインメント性、メッセージ性、スタイルが大好きで、パンクからニューウェイブへ向かうあのへんの感じが好きですね。
池畑 俺は小学校5年生くらいから完璧にラジオ少年でした。体からラジオぶら下げてたぐらい(笑)。
──どんなアーティストが好きだったんですか?
池畑 当時はポップスという名のもとに、ロックや映画音楽とかのトップ50を紹介するラジオ番組があって、そこで知った音楽をよく聴いていました。THE BEATLESとかジミヘンなんかも。でもラジオで音だけだったのでビジュアルは想像できなかったんですけどね。
Keicot 今みたいになんでもYouTubeで観れない時代だもんね。
池畑 だからあとで写真とか映像を観て驚いたりしてたよ。でも意外と音のイメージと一緒だったりしたから面白かったな。それってロックの面白さのひとつだよね。
- ニューアルバム「moa:」/ 2013年3月27日発売 / 2000円 / FEVER RECORDS / DQC-1052
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収録曲
- Bang!Bang!Bang!
- Heartbreak I song
- Hikari
- Lolipop Queen
- Monster Girl
- Monkey Love
- Arucoto
- Heartbreak I song(Turbo Mix) by Hosomi Sakana
- DeeDeeFever LIVE SCHEDULE
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- 2013年5月11日(土)
愛知県 愛知県 名古屋LIVE HOUSE OYS - 2013年5月12日(日)
愛知県 豊橋AVANTI - 2013年5月24日(金)
東京都 下北沢CLUB251 - 2013年6月8日(土)
東京都 吉祥寺ROCK JOINT GB - 2013年6月9日(日)
東京都 下北沢CLUB251
- 2013年5月11日(土)
DeeDeeFever(でぃーでぃーふぃーばー)
Keicot(Vo)、渡辺圭一(G)、池畑潤二(Dr)によるベースレスの3ピースバンド。ロックンロール、リズム&ブルース、ブギー、ディスコ、エレクトロといった音楽を雑食的に混ぜ合わせたサウンドと、ハイテンションなライブパフォーマンスで都内ライブハウスを中心に人気を集める。2013年3月に自主制作アルバム「moa:」をリリースし、同年4月には「ARABAKI ROCK FEST.13」に出演した。