DEAR KISS|歌とダンスに自信あり メジャーデビュー曲は会心のディスコファンクナンバー

今までにないくらいハードな振り付け

──メジャーデビューシングルの表題曲「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」はコロナの鬱憤を吹き飛ばすような、ディスコファンク調のキャッチーなナンバーに仕上がっています。

ののこ これまでもディスコ調の曲はあったんですけど、「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」はみんなで一緒に踊ると言うより、魅せる曲という感じです。曲名が20文字と長くて特徴的なところも気に入ってます(笑)。グループ名ともマッチしていますし。

伊山 この曲ではかなり激しく踊って移動するんですよ。ライブで初めて観る人は、動きが忙しすぎてあっという間に曲が終わるように感じるかもしれません。その分、ライブで観れば観るほど発見があって、飽きない曲でもあると思います。メンバー1人ひとりが違う動きをしているところもあるので、そこに注目してほしいです。

──今までの曲と比べても、かなりハードな振り付けなんでしょうか。

伊山 はい。みんな筋肉痛になりながら、たくさんアザを作りながら練習しました(笑)。それくらいハードなんですけど、ライブで観ていただけたら、この曲にはこの踊りがハマっていることがわかってもらえると思います。

四島 曲が届いたときに振り付けの映像もいただいたんですが、私はその時点で心が折れました(笑)。自分が踊るところだけを目で追っても全然把握しきれなくて。でも、みんなで練習して完成させていく過程が楽しかったですし、「早くこの曲をライブで披露したいな」とワクワクしながらレッスンしました。そしてワンマンで披露したら、「こういう楽曲を待ってた!」と皆さんが喜んでくださったので、自信を持ってこの曲をメジャーデビューシングルとして発表できます。

──DEAR KISSでの活動歴が一番浅い山田さんは、特に振り入れで苦労したんじゃないですか?

山田 いつもはメンバーみんなすぐに新曲に対応しているイメージで、私はそれに付いていくのに精一杯だったんですけど、今回は全員「ヤバい! 筋肉痛!」と言ってて(笑)。一緒に曲を作り上げていく感覚があってなんだかうれしかったです。もしDEAR KISSを知らない人に1曲紹介するとしたら「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」をオススメしたいくらい、DEAR KISSのよさを知ってもらえる曲だと思います。

DEAR KISSが海外のファンを獲得できた理由

齋藤 シングルには「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」の英語バージョンと中国語バージョンも収録されていているんですよ。がんばってレッスンしてレコーディングしたので、海外の方にも楽しんでいただけたらうれしいです。

──今回のレコーディングのために英語と中国語の発音のレッスンを受けたんですか?

四島 そうですね。コロナ禍の前は頻繁に海外にライブをしに行ってたので、そのときから英語の曲を歌ってはいたんですけど、今回のシングルのリリースに合わせて改めて英語と中国語のレッスンを受けました。

──レコーディングはうまくいきましたか?

四島 かなり苦戦したんですけど、結果的に先生にかなり褒められたのでいい感じだったと思います!(笑)

伊山 私も!(笑) 特に中国語はどう発音したら正解かがわからなくて、仮歌を一生懸命聴いてレコーディングに臨んだんですけど、最終的に褒められました!(笑)

──コロナ禍になる前、DEAR KISSはシンガポールや香港への遠征を重ねていて、その結果として海外のファンを獲得できていますね。現地の人から愛されている理由はどこにあると思いますか?

伊山 自分で言うのも変ですが、たぶんマネージャーさん含め、DEAR KISSのチームがすごくフレンドリーだからだと思います。あと、日本から付いて来てくださるファンの方たちも現地で和気あいあいとしてくれるので、そういう周りの人柄のよさかなと。DEAR KISSのファンの方は「俺のものだ!」みたいな主張の強い方がいないんですよ。1つのファミリーみたいな感じで。私たちも「国境を越えて楽しもうぜ!」というテンションなので、向こうの方々もその空気の中に入りやすいんじゃないかな。

四島 海外で公演をやるようになって日本の文化が海外に愛されていることを実感しましたし、向こうのファンの方が熱狂的なことに驚きました。日本のお客さんよりもライブ中の声が大きいんですよ。

伊山 やっぱり日本人ってシャイな人が多いじゃないですか。でも、海外の方は「自分が一番楽しんでやるぞ!」という勢いで、前のめりなんです。こっちが「ヤバい、負けちゃう!」と思うくらい。

山田 私はまだ海外でライブをやったことがないので、今の話を聞いて「そうなんだ!」と楽しみになりました。まだ会ったことがないのに私のネットサイン会に参加してくださる海外の方もいて、みんな優しい人たちなんだろうなと想像しています。

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正直、かなり病んだ