ダンスを始めたきっかけがモーニング娘。

──いよいよ3rdシングル「DD JUMP」が発売されます。今回はサンプリングの元ネタがモーニング娘。の大ヒット曲「LOVEマシーン」なわけですが。

Misaki　自分たちが幼稚園とか小学校の頃、ちょうどモーニング娘。さんが「LOVEマシーン」で大ヒットしたあとで。ひたすら憧れてました。

Mii　「LOVEマシーン」が出た頃は子供すぎてあまり記憶ないもんね。

Hono　でも「LOVEマシーン」は誰もが知ってる曲だし、大好きです。

──この曲を選んだのはどうしてですか？

Misaki　AsukaとKyokaがもともとモーニング娘。さんをすごく好きで。

Asuka　ダンスを始めたきっかけがモーニング娘。さんなんです。

Kyoka　テレビの中で踊ってるモーニング娘。さんを観てから、めっちゃ好きになって。

Mii　「DD JUMP」はサンプリングの曲選びとか曲の構成とか、全部ライブのことだけを考えて相談して作った曲なんです。もうこれはライブで歌って踊って、楽しんでナンボな1曲だと思います。

──この曲はライブでの起爆剤というか、盛り上がるには必要不可欠な1曲になりそうですね。

Hono　今までのダンドルの中の曲で、一番お客さんと一体になれると思うし、初めてダンドルのライブに来た人も入ってきやすい曲になったかな。

──しかも原曲の印象的なフレーズを取り入れつつ、Dancing Dollsならではの躍動感あふれる楽曲に仕上がってますし。

Hono　自分たちも歌って踊ってると楽しくて。サビでめっちゃジャンプするんですけど、お客さんも聴いてて思わず跳びたくなるような感じになってます。「LOVEマシーン」をサンプリングすることに賛否両論あるかもしれないけど、今回も自信を持ってやってます。

Mii　サビのジャンプも大事なんですけど、一番見ていただきたいのはサビ前のダンスブレイクパートで。そのパートでは5人がちょっと本気で踊っていて、ただの「LOVEマシーン」のカバーではなくてダンドルのオリジナル曲だってことをアピールできるポイントだと思うんです。

──過去の2作品と違って、今回は曲名にサンプリングネタをイメージさせるワードが含まれてなかったから、最初に聴いたときはちょっとビックリしました。

Misaki　ですよね。イントロの「♪ちゃちゃっちゃちゃっちゃちゃっちゃちゃっちゃー」ってフレーズを聴くだけで誰もがわかる曲なので、街中で流れたときに思わず振り返っちゃうんじゃないかなと思います。

PVを通じてダンスの楽しさを伝えたい

──ビデオクリップでは学校を舞台に、廊下や体育館、屋上などで踊ってますね。

Mii　そうなんです。最近はダンスが学校の必修科目になってるんですけど、ダンスを心の底から楽しめてない子とかもいるっていうのが、すごく気になっていて。「ダンスってすごく楽しいんだよ」ってことを伝えたいっていう思いが、このビデオに込められているんです。ダンスが得意苦手とか、Dancing Dollsを知ってる知らないとか関係なく、この曲を聴いてみんなで体を動かして、ジャンプして楽しもうっていう。

──実際、ビデオの中でも皆さんかなりジャンプしてますもんね。

Mii　実は1曲で70回ぐらいジャンプしてるんですよ！

Hono　撮影のときもずっと跳んでたから、汗はかくし化粧は落ちるし、でも楽しいしみたいな。朝から撮影してたんですけど、あっという間に1日終わっちゃって。

Mii　スタッフさんによると、この日Miiたち、1000回くらい跳んでたらしくて（笑）。

──うわあ、それはすごい（笑）。

Mii　だから、ジャンプするのが本当に楽しいんだよってことがビデオを観て伝わるんじゃないかなと思います。あと、ちょっとお芝居みたいなことにも挑戦していて。

Misaki　今までは歌って踊ってがメインだったので、初めてだよね。

Mii　そうなんです。今回は学校が舞台なので、授業を受けてる感じのお芝居があって、ダンドルのことを知ってる人にも今までにない新しいダンドルを見せられたんじゃないかと思います。

──皆さんはダンスをやりたくて好きで始めたけど、それが学校の必修科目になっちゃうと、中には誰かにやらされてる感じになって、本当は好きなのに授業だから嫌みたいな人もいるかもしれませんし。この曲で踊ることが単純に楽しいことなんだって思ってもらえたら最高ですよね。

Misaki　そうですね。「DD JUMP」ってちょっと聴いただけだとパーティチューンのようですけど、よく聴くと歌詞にもちゃんとメッセージ性があって。この曲を通じてダンドルと同世代の子たちにはダンスは楽しむものなんだよって伝えたいし、私たちより上の世代の人たちにもダンスを強制的にやらせるんじゃなくて楽しんでやること考えるきっかけになってほしい……それってたぶん私たちだからこそ言えることなんじゃないかなと思ってます。