コアラモード.「空色コントラスト」 PR

コアラモード.|ゆかりの6人が吹き込んだ新しい風

コアラモード.が7月17日にミニアルバム「空色コントラスト」をリリースした。

コアラモード.初のコラボ作品となる本作には、高橋久美子、島田昌典、武田真治、コレサワ、TAKUYA、伊藤俊吾(キンモクセイ)といった多彩な顔ぶれとのコラボレーションによって生み出された全6曲を収録。これまで2人のみで楽曲制作を完結させてきたコアラモード.にとって、今回の経験は刺激に満ち、新たな可能性を見出す大きなきっかけになったようだ。

音楽ナタリーではあんにゅ(Vo, G)と小幡康裕(Key, G, B, Dr, Programming)の2人にインタビュー。コラボ作品をリリースするに至った経緯と、各楽曲の制作エピソードについて話を聞いた。また特集の最後のページには、コラボアーティストから寄せられたコメントを掲載している。

取材・文 / もりひでゆき 撮影 / 笹原清明

新しい風を吹かせるなら今

──コアラモード.として初めてのコラボ作品を作ろうと思ったのはどうしてだったんですか?

小幡康裕(Key, G, B, Dr, Programming) これまでのコアラモード.は作詞・作曲からサウンドプロデュースまですべてを2人だけでやっていたので、いろいろな方とコラボすればユニットに新しい風を吹かせられるんじゃないかなと。そう思ったのが一番の理由ではありますね。

あんにゅ(Vo, G) 2人だけでやり切れるからこそいい部分もたくさんあるんですけど、一方では音楽的に広がりづらい面もあるというか。

小幡康裕(Key, G, B, Dr, Programming)

小幡 うん。だからコラボに関しては前々からやってみたいなとは思っていたんですよね。ただ、どういうタイミングでやればいいかを迷っていたところがあって。そんな中、昨年から「Coalamode.Labo 2018→2019 ~あれもShow! これもShow~」というプロジェクトをスタートさせたので、これはいいかもしれないなと。

──コアラモード.としてやりたいこと、面白そうなことにどんどんトライしていくプロジェクトですよね。

小幡 はい。それにかこつけてコラボもやってみればいいんじゃないかと思えたんです。“Coalamode.Labo” の頭をつなげると“Co.Labo(コラボ)”になるので(笑)、タイミング的には今やるべきなんじゃないかと。

縁がすべての人選

──そうして生まれたのが今回リリースされるミニアルバム「空色コントラスト」です。ここには6人のアーティスト、クリエイターの方々を迎えて制作された全6曲が収録されていますが、コラボする相手の人選はどう決めていったんでしょう?

小幡 ご一緒してみたい方をいろいろ考えたんですけど、結果的にはコアラモード.に縁のある方々ばかりになりましたね。僕らのラジオにゲストで来ていただいたことのある高橋久美子さんや島田昌典さん、逆に僕らをゲストで呼んでくださりラジオ番組内でよくセッションをさせていただいている武田真治さん、前回の僕らのアルバム「COALAMODE.2~街風泥棒~」(2018年5月発売)でギターを弾いてくださったTAKUYAさん……。

あんにゅ コレちゃん(コレサワ)は、私がソロで弾き語りをやっている頃からの知り合いで。同世代で非常に尊敬しているアーティストさんなんです。

小幡 キンモクセイとはレコード会社のつながりで昔からお世話になっていますしね。そうやって僕らの身の回りには人柄も、音楽的にも素晴らしい方々がたくさんいらっしゃったので、必然的に縁の深い人選になったんだと思います。皆さん快く引き受けていただけたのがうれしかったです。

──多彩な顔ぶれに加え、曲ごとにコラボの仕方がさまざまなところが面白いですよね。

あんにゅ そうそう。プレイヤーとして関わってくださった方もいれば、歌詞だけの方もいる。かと思えば一緒にがっつり制作させていただいた方もいて。……これ、どこからどう話していけばいいですかね? 全部の曲に思い入れがたっぷりあるので(笑)。

カウンセリングで引き出されたあんにゅの内面

──せっかくだから1曲ずつお話を伺っていきましょう。まず1曲目は高橋久美子さんが作詞で参加された「革命前夜」です。

小幡 この曲は、高橋さんに「革命前夜」というタイトルと共に歌詞を作っていただき、そこにあんにゅがメロディを付けていった形でしたね。

あんにゅ 歌詞を書いていただくにあたり、高橋さんと最初に打ち合わせさせていただいて。高橋さんは、音楽のことからプライベートなことまで、私のいろいろな話を優しく聞き出してくださるんですよ。まるでカウンセリングのように(笑)。で、そこで話した内容がけっこうそのまま歌詞になっていた感じだったんですよね。

──アーティストとして、そして1人の女性としての葛藤や決意が込められた内容になっていますよね。

あんにゅ(Vo, G)

あんにゅ そうなんです。だから歌詞をいただいたとき、最初に付けたメロディはすごく深夜な感じになってしまったというか(笑)。あまりキャッチーではなく、内に秘めたものを感じさせるような曲になってしまったんです。でもこの曲はたくさんの方に聴いていただけるものにしたかったから、改めてメロディを作り直して今の形になったんですよね。

小幡 一語一句にヒリヒリとした鋭さのある歌詞なので、アレンジに関してはそこをいかに増幅させられるかを意識して作っていきましたね。完成した瞬間、この曲がミニアルバムの1曲目にふさわしいなって確信できた感じでした。

──ある意味、あんにゅさんのパーソナリティを鮮明に感じさせる曲になりましたよね。そこに新しさを感じました。

あんにゅ コアラモード.としては、あえて自分の内面的なことを書かないようにしてきたところがありましたからね。でも今回は高橋さんの歌詞でそういう部分を引き出してもらうことができたので、自分で書いた歌詞ではないけど、その言葉たちに導かれるように自然と歌うことができました。非常に気持ちがグッと入り込む曲になったと思いますね。

小幡 第三者から見た“コアラモード.として発信すべきこと”を提示していただけることこそがコラボの一番の醍醐味だと思うんですけど、それがこの曲ではしっかり味わえました。高橋さんにお願いして本当によかったです。

あんにゅ うん。こういう歌詞を書いてもいいんだなっていう気付きにもなりましたしね。作詞の面でもこの経験を経て、グッと広がっていくような気がします。